破滅派では現在、様々な人が参加すると同時に、盛んに破滅派と言う枠を超えて活動する同人も多い。今回は2021年後半期の活躍について、はめにゅーの記事などからまとめて紹介したい。コロナウイルスや自粛。萎縮が収まらない中で、破滅派同人はどのような活動を行ってきたのだろうか?
7月
7月から、破滅派同人は様々な活躍を見せていた。
Juan.B
破滅派同人の大木芙沙子の作品がホラー文芸誌『The Deep』に掲載された。
高橋文樹の「プロジェクト・アウレリャーノ」が公表されたのもこの頃である。
Juan.B
高橋文樹のYoutube配信「ふみちゃんねる」にて、「プロジェクト・アウレリャーノ」の始動が発表された。果たしてどのようなプロジェクトなのか?
この男は早速イベントに出ていた。
Juan.B
7月1日に、阿佐ヶ谷ロフトAにて配信イベント「カルト宗教研究会 vol.4 謎の巨大宗教モルモン教を探る」が開催される。
Juan.B
7月5日、阿佐ヶ谷ロフトAで「#tokyostickers vol.2」が開催される。都市を覆うステッカーについて知る事が出来るイベントだ。
Juan.B
『情況』2021年夏号が7月15日に発売される。髙井ホアンによる記事と連載もそれぞれ掲載される。
Juan.B
7月23日に、阿佐ヶ谷ロフトAにて『夏の日の2020フェス』が開催される。五輪開会式の裏で彼らは何を歌うのか?
8月
高橋文樹が「#生態系へのジャックイン展」に参加した。
Juan.B
千葉市の日本庭園 「見浜園」で開催中の「#生態系へのジャックイン展」が、BAYFM78の番組「Bay Morning Glory」で特集される。高橋文樹も出演する。
Juan.B
千葉市の日本庭園「見浜園」で、「生態系へのジャックイン展」が開催中である。高橋文樹も参加している。
新たな試みも相次いだ。
Juan.B
多宇加世が詩集『さびていしょうるの喃語』を発売した。
Juan.B
小説すばる2021年9月号に斧田小夜のエッセーが掲載された。気になる内容は?
この男は8月から9月にかけハイペースで活動を続けた。
Juan.B
8月9日に、阿佐ヶ谷ロフトAでイベント「不謹慎VS珍アニメ ヘンテコ対決3」が開催される。
Juan.B
8月15日に、阿佐ヶ谷ロフトAでイベント「-終戦記念日特別開催- 戦中中国排日活動&戦前不敬発言」が開催される。髙井ホアンと小野坂元が庶民による抵抗をぶつけ合う!
Juan.B
8月30日、阿佐ヶ谷ロフトAで「#tokyostickers vol.3」が開催される。都市を覆うステッカーについて知る事が出来るイベントの第三弾となる。
9月
牧野楠葉が『フェイク広告の巨匠』を幻冬舎より出版した。
Juan.B
破滅派同人の牧野楠葉による短編小説集「フェイク広告の巨匠」が9月3日に発売される。Amazonでの予約も開始された。
一方、怪しい動きも一部で見られた。
Juan.B
「非国民ハーフチャンネル」を名乗る謎のYoutubeチャンネルが始まった。
Juan.B
9月1日に、阿佐ヶ谷ロフトAにて配信イベント「カルト宗教研究会vol.5〜エホバの証人徹底解剖〜」が開催される。
Juan.B
9月3日に、阿佐ヶ谷ロフトAでイベント「てる子の部屋」開催が開催される。渡辺てる子と髙井ホアンが世相や著書について語り合う。
Juan.B
草の実アカデミー主催による講演会「消されなかった戦中の“匿名掲示板”から今を考える」が9月18日に開催される。髙井ホアンが登壇する。
Juan.B
イベント「罰モン研究会」が9月23日に阿佐ヶ谷ロフトA で開催される。髙井ホアンも出演する。
10月
10月は、大木芙沙子とJuan.Bの活動が目立った。
Juan.B
破滅派同人・大木芙沙子の作品がINSIGNIA STORIESのアジア圏短編選集『Mythical Beings of Asia』に掲載された。
Juan.B
皓星社より『アナキズムを読む 〈自由〉を生きるためのブックガイド』が10月15日に発売される。
Juan.B
大木芙沙子の小説『花を刺す』が、「惑星と口笛ブックス」より発売された。
Juan.B
『情況』2021年秋号が10月15日に発売される。髙井ホアンによる記事と連載もそれぞれ掲載される。
そして10月25日。破滅派も阿佐ヶ谷ロフトAデビューを果たした。
Juan.B
10月25日に、牧野楠葉『フェイク広告の巨匠』の出版を記念するイベントが、阿佐ヶ谷ロフトAで開催される。破滅派のメンバーも勢ぞろいする様子だ。
Juan.B
10月25日に阿佐ヶ谷ロフトAで開催された「破滅ナイト!vol.1 牧野楠葉『フェイク広告の巨匠』出版記念!」の様子を、ちょっとだけご紹介しよう。
11月
佐川恭一の今後に期待したい。
Juan.B
佐川恭一の短編小説が『現代の小説2021 短編ベストコレクション』に掲載される。
Juan.B
『小説すばる』11月号に佐川恭一の作品が掲載された。
11月23日には文学フリマ東京が開催された。高橋文樹『アウレリャーノがやってくる』もお披露目となった。しかしその直前には長崎で……。
Juan.B
11月23日に第三十三回文学フリマ東京が開催される。気になる破滅派の動向を紹介しよう。
大猫
『アウレリャーノがやってくる』発売記念特別企画!
破滅派同人・大猫が山谷感人先生を訪ねて長崎に飛んだ。
『アウレリャーノがやってくる』を読んで衝撃を受けた読者諸氏は必見のルポ。
最初から最後まで思惑通りに行かなかった出会いと別れの記録をお楽しみいただきたい。
Juan.B
11月1日に、阿佐ヶ谷ロフトAにてイベント「カルト宗教研究会 総集編」が開催される。
Juan.B
11月12日に阿佐ヶ谷ロフトAで深夜イベント「立憲民主党次期代表【私はアノ人を推す!】あつまれ立民若手大プレゼン大会」が緊急開催される。髙井ホアンも出演する。
12月
12月13日、高橋文樹『アウレリャーノがやってくる』が正式に販売開始となった。発売前から増刷も行われている。
Juan.B
破滅派より発売される高橋文樹『アウレリャーノがやってくる』が、発売前に2,000部増刷されることとなった。
12月17・18日、Juan.Bは名古屋に殴り込んだ。楽しく凄まじい二日間となった。
Juan.B
12月17・18日の二日間、イベントバーエデン名古屋と特殊書店Bibliomaniaにて髙井ホアンがイベントに出演する。
Juan.B
Kevin Frostの編集によるレトロパンク・アンソロジー『Grimm & Fractured』が12月29日に発売された。
いかがだっただろうか。イベントに出版にと、コロナ禍の下でも破滅派同人は元気に活動していたこと。振り返ってみれば、「破滅」という言葉の幅広さを感じさせられる。来年も、様々なイベントや展開が予定されている。こんな時だからこそ破滅派同人は生き生きとしている。これからも破滅派同人の活躍に期待しよう。
そして、破滅派はいつでも同人の参加を待っている。偶然の出会い、知人による紹介、(Juan.Bの様に)規制と放浪の末の漂着など、様々な人々が様々な形で参加でき、そして積極的な意義を担えるのが破滅派である。後ろ向きのまま前に進め!
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