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タグ: 歴史小説

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  1. 符牒市場 第十一章 四月 小説

    『符牒市場』収録(連載中) #AI#幻想文学#歴史小説
    • ゐで保名
    • 3日前 新着
    • 2,717文字
    • 読了5分

    昭和二十三年四月三日の報せは、正確な日付を伴って届いたわけではなかった。海峡を渡る手紙は、書かれた日と届く日の間に、いつも十日、二十日の隔たりを持つ。届いたとき、島ではすでに山狩りが始まっていた…

  2. 符牒市場 第十章 四線交差 小説

    『符牒市場』収録(連載中) #AI#幻想文学#歴史小説
    • ゐで保名
    • 5日前 新着
    • 2,324文字
    • 読了5分

    九月に入って、鶴橋の空気は変わり始めていた。統制の網はまだ緩まないが、市場を歩く進駐軍の顔ぶれに、以前ほどの熱がない。噂では、経済科学局の物価調査班は年内に縮小されるという。統制が終わろうとする…

  3. 符牒市場 第九章 独占手記 小説

    『符牒市場』収録(連載中) #AI#幻想文学#歴史小説
    • ゐで保名
    • 6日前 新着
    • 2,243文字
    • 読了4分

    七号の企画会議で、編集長は膝を打った後、こう付け加えた。「周さん、書き手が見つからんかったらどないすんねん」。私は答えた。見つからんかったら、見つからんかったこと自体を記事にすればよろしい。

  4. 符牒市場 第八章 先取り 小説

    『符牒市場』収録(連載中) #AI#幻想文学#歴史小説
    • ゐで保名
    • 7日前
    • 2,315文字
    • 読了5分

    六月の報告書提出後、私は班長への月次説明で、鶴橋市場の「非公式指標」について言及した。班長は興味を示した。ワシントンは常に、統制の効かない領域を数値化する新しい方法を求めている。私は換算表を、闇…

  5. 符牒市場 第七章 圏点の規則 小説

    『符牒市場』収録(連載中) #AI#幻想文学#歴史小説
    • ゐで保名
    • 9日前
    • 2,284文字
    • 読了5分

    手入れの朝のことを、私は箪笥の一番奥の抽斗にしまうように、内の言葉でだけ覚えている。

  6. 符牒市場 第六章 照合 小説

    『符牒市場』収録(連載中) #AI#幻想文学#歴史小説
    • ゐで保名
    • 11日前 新着
    • 2,382文字
    • 読了5分

    巳代蔵翁の店先で四人が居合わせたあの晩、辻で鳴った「ばさ」という音を、私は今も耳の奥から追い出せずにいる。あれは紙の音であった。それも、一枚の紙が独りでに捲れる時の音ではなく、何かに読まれて頁を…

  7. 符牒市場 第五章 生駒 小説

    『符牒市場』収録(連載中) #AI#幻想文学#歴史小説
    • ゐで保名
    • 12日前
    • 2,397文字
    • 読了5分

    あんた、生駒へ詣ったことあるか。ないやろ。今の人は皆ない。せやから話しといたるのや、儂の商いは荒物やが、齢とった者の本業は覚えとることや、思うてな。

  8. 符牒市場 第四章 訂正 小説

    『符牒市場』収録(連載中) #AI#幻想文学#歴史小説
    • ゐで保名
    • 13日前
    • 2,429文字
    • 読了5分

    白状すれば、私は活字で嘘を売って食っている男である。『裸線』という誌名からして嘘だ。裸のような真実を電線のように送り届ける、と創刊の辞にはご大層に書いたが、実際に送り届けているのは温泉場の醜聞と…

  9. 符牒市場 第三章 計測 小説

    『符牒市場』収録(連載中) #AI#幻想文学#歴史小説
    • ゐで保名
    • 15日前
    • 2,357文字
    • 読了5分

    私の日本語は、母がカリフォルニアの台所で使っていた日本語である。それは一九二〇年に広島を出発したまま、更新されることのなかった言語であった。私がそれを話すとき、鶴橋の人々は一様に奇妙な表情をする…

  10. 符牒市場 第二章 海峡 小説

    『符牒市場』収録(連載中) #AI#幻想文学#歴史小説
    • ゐで保名
    • 16日前
    • 2,906文字
    • 読了6分

    海のことを、私は生まれた島の言葉でパダンと呼ぶ。大阪に来て十二年、口ではもう海と言う。うみ、と言うたびに、言葉の底でパダンが一度沈んで、それから浮く。言葉は乾物と同じで、乾かして運んでも、水に戻…

  11. 符牒市場 第一章 配給台帳 小説

    『符牒市場』収録(連載中) #AI#幻想文学#歴史小説
    • ゐで保名
    • 17日前
    • 2,334文字
    • 読了5分

    復員して三月のあいだ、私は文字を書かなかった。書けなかったのではない。南方で最後に書いた文字が戦死公報の下書きであったから、指がそれを覚えているうちは何も書きたくなかったのである。

  12. エーラーンシャフル 小説

    #歴史小説#合評会2026年5月
    • 大猫
    • 3ヶ月前
    • 4,332文字
    • 読了9分
    • 5件
    • 5件の評価

    2026年5月合評会参加作品。お題は「イラン」 疫病に沈む平城京。宮中の女官・真蘇香媛と異国から来た男。奈良と古代ペルシャが交錯する香の物語。 タイトルの「エーラーンシャフル」とは「イラン人…

  13. ダニューブの漣 小説

    『フィフティ・イージー・ピーセス』収録(完結済み) #歴史小説
    • 藤城孝輔
    • 8年前
    • 2,030文字
    • 読了4分

    作品集『フィフティ・イージー・ピーセス』収録作。

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