事件は解決した。しかし翠梨の気分が晴れることはなかった。 自分のしたことはただしゃしゃり出て事件を引っ掻き回しただけなのではないか。翠梨は心境を由加に吐露する。
翠梨は犯人を追い詰める。
野球ボールは凶器たりうるのか。鳳貴はその実験のため弟の大水木竜吾を呼び出す。
最後に証言するのは三男の翔だ。翔は自分が疑われているのではないかとカマをかけるが、翠梨はそれに動じることはない。 父三郎の死の直後、翔が見たのはおたまの2つ入ったカレー鍋。それが事件にどう関係…
翠梨たちは次男の遼から聴取をする。父の死は事故だった。そう強く主張する遼だったが、不審な点が多い。
現場検証を終えた後、翠梨たちは三兄弟から順番に事件当時の様子を聞く。最初は長男の光だ。 三郎は死の前日、光と遼と遺産の件で揉めていた。光は「病気になった自分を見舞いにも来ず、遺産となればやって…
三郎が死の前日、電話口で話した遺言状の内容は「三男の翔にすべてを遺す」というものだった。 本人の署名捺印のない覚書は遺言状とは認められない。長男の光も次男の遼も、覚書の内容には不満があるようだ。
まるで城のような外壁に至って普通な高級住宅の北大路邸。アンバランスさに違和感を覚えつつも、翠梨は件の三兄弟と顔を合わせる。 普段その家に住んでいるのは翔だけだが、今日は三郎氏の遺言状を開封する…
とある大企業の専務が死んだ。 死因は頭部にボール状のものが直撃したことによる脳挫傷。遺体の側には血のついたボールが……。 自分に出る幕があるのか?と疑問を呈した翠梨だったが、やはり鳳貴には丸…
名探偵(自称)の海城翠梨は、合法ロリ婦警こと大水木鳳貴に喫茶店へ呼び出される。 最近結婚したという鳳貴は翠梨に恋愛強者マウントを取ってくるのだった。