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タグ: 幻想文学

全29作(1/2ページ)
  1. 麻酔 小説

    #幻想文学#掌編小説
    • ゐで保名
    • 1日前 新着
    • 1,789文字
    • 読了4分

    泉鏡花生誕153年。換骨奪胎掌編。

  2. 『青哭』終章「天涯の青」 小説

    『』収録(連載中) #ホラー#幻想文学
    • ゐで保名
    • 20日前
    • 2,105文字
    • 読了4分

     土蔵の隙間より、白み始めたる朝の光が、埃の舞ふ闇を細長く射し貫いてゐた。  行燈の油はとくに尽き果て、芯の先が白煙を上げて燻る中、浄雲は膝の上に広げたる草紙の、最後の頁をそつと閉じた。  指先…

  3. 『青哭』第六章「青き血潮」 小説

    『』収録(連載中) #ホラー#幻想文学
    • ゐで保名
    • 21日前
    • 2,779文字
    • 読了6分

     沈む刻は、静寂そのものであつた。  千鶴の細き両腕に抱き抱へられ、無垢の白麻の反物を幾重にも身に纏ひたる青玄は、三番目の大甕の縁に、ゆつくりとその身を預けた。  胸の裂け目より溢れ出づる黄金色…

  4. 『青哭』第五章「藍眼」 小説

    『』収録(連載中) #ホラー#幻想文学
    • ゐで保名
    • 22日前
    • 3,553文字
    • 読了7分

     突風は、染物小屋の羽目板を紙風船のやうに震はせ、関の瀬戸の荒れ狂ふ潮飛沫を、容赦なく土間へと吹き散らした。  吹き飛んだ蔀戸の開口部より、夜の海が黒々と口を開けて覗いてゐる。壇ノ浦の早瀬は白き…

  5. 『青哭』第四章「風晒しの刻」 小説

    『』収録(連載中) #ホラー#幻想文学
    • ゐで保名
    • 23日前
    • 4,231文字
    • 読了8分

     夏至を過ぎたる頃より、青玄の肉体は、決定的なる崩壊と変容の坂を転がり落ち始めた。  朝、井戸端に立ちて手桶の水を掬ひ、己の顔を映したる青玄は、そこに立ち現れたる異形を凝視して立ち竦んだ。  両…

  6. 『青哭』第三章「哭甕」 小説

    『』収録(連載中) #ホラー#幻想文学
    • ゐで保名
    • 24日前
    • 4,733文字
    • 読了9分

     染色の刻は、夜半に訪れた。  海鳴りは風の息のやうに低く唸り、満ち潮の飛沫が小屋の羽目板を濡らす中、青玄は生成りの麻布を三尺ばかり切り揃へ、水槽に浸して固く絞つた。糊気を抜き、繊維の奥まで潮気…

  7. 『青哭』第二章「灰汁と塩」 小説

    『』収録(連載中) #ホラー#幻想文学
    • ゐで保名
    • 26日前
    • 4,589文字
    • 読了9分

     千鶴が小屋に棲みつきしより、染物小屋の空気には、奇異なる凪が訪れた。  朝、引き潮の瀬戸より吹き込む風は、岩肌を削るやうに冷たく湿つてゐたが、千鶴はその風の中を物音も立てずに歩み、浜に打ち上げ…

  8. 『青哭』第一章「色なき娘」 小説

    『』収録(連載中) #ホラー#幻想文学
    • ゐで保名
    • 27日前
    • 5,050文字
    • 読了10分

     色は、痛みに似たり。  青玄の眼には、物心つきたる頃より、この世の凡百の事象が、過ちの如き鮮やかさをもつて映じてゐた。常人の眼が形を捉へ、光を分かつに留まるべきところを、青玄の瞳は、万象の底に…

  9. 『青哭』序章「海底の泥」 小説

    『』収録(連載中) #ホラー#幻想文学
    • ゐで保名
    • 28日前
    • 2,824文字
    • 読了6分

     康暦の世の、秋のことなり。  周防の国より長門の奥処へと、ただ独り草鞋の緒を締め直して巡礼の歩みを運ばせし僧・浄雲は、赤間関の荒れ果てたる浦にて、奇異なる裂を見たり。  その日は朝より陰欝なる…

  10. 落丁―クロード・リミックス― 小説

    #AI#実験的#幻想文学
    • ゐで保名
    • 3ヶ月前
    • 2,013文字
    • 読了4分

    「落□とは、消えるこ□では――」短篇集『落丁』カットアップ・リミックス

  11. 反物帳 小説

    『落丁』収録(完結済み) #AI#幻想文学
    • ゐで保名
    • 3ヶ月前
    • 2,859文字
    • 読了6分

    もしもし――その一言だけが、機の合間に、こぼれ落ちる。

  12. 新聞の切り抜き帳 小説

    『落丁』収録(完結済み) #AI#幻想文学
    • ゐで保名
    • 4ヶ月前
    • 3,202文字
    • 読了6分

    委、応、帳、録、目――これらの字だけが、消えていく。

  13. 灯台守の観測簿 小説

    『落丁』収録(完結済み) #AI#幻想文学
    • ゐで保名
    • 4ヶ月前
    • 2,287文字
    • 読了5分

    何十年勤めて、一枚。誰もが、自分の書いたものを、自分の手で切り落としていた。

  14. 学級写真の空白 小説

    『落丁』収録(完結済み) #AI#幻想文学
    • ゐで保名
    • 4ヶ月前
    • 1,986文字
    • 読了4分

    今、その影は、誰に一番近づいているのだろう。

  15. 潮見表の花嫁 小説

    『落丁』収録(完結済み) #AI#幻想文学
    • ゐで保名
    • 4ヶ月前
    • 2,817文字
    • 読了6分

    満ちては引き、引いては満ちる。その中に、いずれ等しく紛れ込んでいく。

  16. 香典帳 小説

    『落丁』収録(完結済み) #AI#幻想文学
    • ゐで保名
    • 4ヶ月前
    • 3,007文字
    • 読了6分

    代々の記帳者は、誰に言われるでもなく、同じ場所を、空けてきた。

  17. 電話交換手 小説

    『落丁』収録(完結済み) #AI#幻想文学
    • ゐで保名
    • 4ヶ月前
    • 3,149文字
    • 読了6分

    もしもし、こちら交換。――あなたは、まだそこにいますか。

  18. 検疫日誌 小説

    『落丁』収録(完結済み) #AI#幻想文学
    • ゐで保名
    • 4ヶ月前
    • 2,344文字
    • 読了5分

    日誌は、正しい。ただ、数えるたびに、誰かが足りない。

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