寛美が姿を消してから失意の日々を過ごしていた「ぼく」。やがて、ぼくの元に電話がかかってくる。
プロサッカー選手を目指して塾をやめた教え子のことは、半ば失望を抱きながら眺める「ぼく」。しかし、家に帰った彼を待っていたのでは、いままでよりもずっと狂った寛美の姿だった。
塾を去ろうとしている教え子の心を取り戻すために腐心していた「ぼく」は、あるひ上司の姫岡さんから決定的な事実を告げられる。それは、この塾とある宗教団体との関わりだった。
小説 2024年3月18日
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