高橋文樹によるYoutube配信「ふみちゃんねる」において、企画「プロジェクト・アウレリャーノ」の始動が発表された。

本人がTwitterなどでも告知している。

2001年にデビューを果たし、今年で作家生活20周年を迎える高橋文樹だが、自身のYoutube配信「ふみちゃんねる」第23回において新企画「プロジェクト・アウレリャーノ」の始動を発表した。2007年に第39回新潮新人賞を受賞した際の作品『アウレリャーノがやってくる』の出版を、視聴者と共に目指していく企画である。高橋文樹は出版の目標として、金原ひとみなどの例を挙げながら、一万部を目指すとしている。

『アウレリャーノがやってくる』は、初期の破滅派を題材とした小説となっている。小説としての面白さはもちろんのこと、今となっては破滅派に関する貴重な記録ともなっている。本来ならば新潮新人賞受賞後に出版されるとみられていたが、諸事情により出版される事なく約14年の月日が流れた。「プロジェクト・アウレリャーノ」では、『アウレリャーノがやってくる』に再び息を吹き込むために、様々な活動を行っていく。既に破滅派同人の諏訪真により、最終版データの入力も完了している。作品の発売予定日は2021年11月を予定しているという。

「プロジェクト・アウレリャーノ」の支援者も募られており、下記リンクのフォームに登録する事で、『アウレリャーノがやってくる』出版計画への支援を行うことが出来る。今後の活動の進展については、ふみちゃんねるで共有される予定である。今後の活動について、はめにゅーでも注視していきたい。