千葉市の日本庭園「見浜園」で、「生態系へのジャックイン展」が8月8日まで開催中である。

千葉市、美浜区の幕張海浜公園内にある日本庭園「見浜園」は、広大な東京湾と未来的な幕張のビル群に挟まれた、美しい日本庭園である。その「見浜園」を舞台に、伝統と未来が入り混じった展覧会「生態系へのジャックイン展」(The Exhibition of Jack into the Noösphere)が開催されることとなった。「日本庭園」という自然を人間の手で拡張し再構成していく空間の中で、映像やサウンド、建築やSF作家など様々な分野から参加した14組の現代アーティストの作品が、茶の湯のプロセスになぞらえて展示される。

主催は「千の葉の芸術祭実行委員会」、企画運営はリサーチチーム「METACITY」が担当する。参加作家は石川 将也、ALTERNATIVE MACHINE、後藤 映則、齋藤 帆奈、The TEA-ROOM、関野 らん、滝戸 ドリタ、田中浩也研究室、多層都市「幕張市」、田中 堅大、Dead Channel JP、ノガミ カツキ、松田 将英、Ray Kunimotoの計14組となっている。このうち、千葉を拠点とするSF作家グループ「Dead Channel JP」の一員として、破滅派主宰の高橋文樹も参加している。ウィリアム・ギブスンによるサイバーパンクSF小説『ニューロマンサー』の舞台ともなった千葉において、改めて空間を通じた人間と周囲、人間と精神の拡張について感じることができる展覧会となりそうだ。

「生態系へのジャックイン展」は、千葉市の日本庭園「見浜園」で8月8日まで開催される。展覧会の観覧は事前予約制となっており、サイト上のフォームで予約を行う必要がある。詳しい情報は下記リンクを参照のこと。