ジャンル: 小説 2,948件

  1. 「天国温泉」 無職紀行 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 6,415文字

    ■2008年4月2~3日の土日に伊豆の堂ヶ島まで旅行した。義母の7回忌を兼ねて家族旅行したのだ。兼ねて旅行ちゅうのも変だが、ナマコの家族が言うのだからしかたがない。弔い旅行のつもりなのだろうか?…

  2. 我が身を振り返り猛省を促せ!誕生篇 青春放浪 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,298文字

    1957年1月2日、僕は福島県のいわき市に生まれました。父親は同じ福島にある猪苗代町の農家生まれで建築住宅販売会社の営業マンでした。母親は岩手県一関市にある神社の神主の娘で、電話交換師をしていま…

  3. 極上のファンタジー映画「曲がれ!スプーン」 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 945文字

    公開当時は、あまり話題にならなかった長澤まさみ主演の映画「曲がれスプーン」は僕の大好きな映画だ。公開当時は話題にならず注目されなかったことがかえって嬉しい。だって、僕のような変な嗜好の少数の人間…

  4. 「遺品」 妖怪妖 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,047文字

      神奈川に住む父が死んだ。   もう電車は動いていないし、車もないし、もちろん真夜中にタクシーを千葉から神奈川まで飛ばす金なんかない。   翌日も始発電車に乗るほ…

  5. スルメイカとおむつと妹と 小説

    • 藻朱
    • 11年前
    • 536文字

      スルメイカを食べると、潮の香りが、口に広がる。それが好きで僕は今日もスルメイカを噛む。マヨネーズとか、唐辛子はつけないで、コンロの火で少しあぶって、人肌になったところを口に放り込ん…

  6. 110620.txt 小説

    • 藻朱
    • 11年前
    • 341文字

    ややもすれば返り血を浴びていた。返り血といったって、別段ぶっそうな話じゃなくて、たった今僕の目の前で弟が鼻血を出したのだ。鼻血にしてはなかなか見事なもので、僕の後ろの真っ白な壁が真っ赤に染まった…

  7. 骸骨歌 小説

    • 一個
    • 11年前
    • 6,364文字

    人間から余分なものを全てそぎ落としたら—— こう歌って笑う骸骨がいるという。 ――そぎ落としたら、後に残るのは骨だけだ。 だから自分たち骸骨は、人間様よりずっと身軽なのだというのが彼らの言い分だ…

  8. 「24才の旅」① 青春放浪 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 5,636文字

      1.   昭和56年(1981)。僕が24才の時です。当時の僕は神奈川県大和市の自宅から二子玉川にあるショッピングセンター内のレコード屋でアルバイトをしていましたが、1年半勤めた仕…

  9. 「タイマグラばあちゃん」 無職紀行 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 940文字

    観てたよ。岩手県早池峰山の南嶺に位置するタイマグラ(アイヌ語で森の奥に続く道という意味)地域に住む老夫婦のドキュメンタリー映画なんだ。ドキュメンタリーってやっぱりいいよね。人ってカメラを向けられ…

  10. 『日の塵(ひのちり)』1「帝都のお灯明 東京スカイツリー」 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,239文字

     千葉にある自宅マンションからは、富士山と東京スカイツリーが並んで見えます。昼間のスカイツリーは白くて高いだけの塔でまったく面白くないのですが、夜のスカイツリーは、後方に帝都東京の街を従えて幽幻…

  11. 集え理系女子!バレンタイン革命 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 6,803文字

    理系による理系のための理系のバレンタインデイを!理系女子と一緒に妄想大暴走してみませんか?そんなバレンタイン小噺。専門用語解説リンク付き。

  12. 「野馬土手」 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,725文字

    壱「眼下の土手」   今のマンションに引っ越してきて驚いたのは、ベランダからの眺望でした。遥か遠くにではありますが富士山や筑波山を見ることができるし、夏ともなれば、隅田川や江戸川に手賀…

  13. 蒼、碧 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 345文字

    情景小説の試作

  14. 正しく歩けているのだろうか 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 947文字

    散文詩というのでしょうか、よくわかりません。 正しく歩けているのでしょうか、よくわかりません。 ただ、刻々と死へと向かっているという事実だけはわかります。

  15. 「悲憤」1 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,231文字

    幕末に新政府軍によって作られたテロ集団に「赤報隊」というのがありました。その赤報隊の一員に、私が住む鎌ケ谷市の佐津間(江戸時代は佐津間村として独立していました)出身の渋谷総司がいました。 &nb…

  16. 婆ちゃんの 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 3,321文字

    雪をテーマに人を擬景法で表現してみました

  17. 続選挙野郎 無職紀行 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,153文字

    電車が北斗線印旛駅に着くと、夜が明けたばかりの仄暗い冬の空が広がっていて、上空に薄っすらと漂う筋雲が氷点下の冷気を吐き出しているようだった。駅頭での早朝演説時間まで20分ほどあるので、北斗線ホー…

  18. 渚のシーフードプリンビアホールレストラン 夢奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,023文字

    こんな夢を見た。   僕は懐かしい昭和の街にいるんだ。     僕たちは数台の車に分乗して目的地に向かっている。僕のほかに母と妹とかみさんがいる。ほかの車には死んだ…