ジャンル: 小説 2,948件

  1. 逆行の盆(後編) 小説

    • 佐藤
    • 16年前
    • 6,983文字

    落雷で死んだ男は、排泄物を尻から吸い込み、完璧な料理として吐き出す力を身に着けた。吐き出した食物を知人に分け与えると、美味い美味いとありがたがる友人たち。そんな悪ふざけが続く中、旧知の女性と食事…

  2. 門前町に鐘が鳴る 小説

    • 柿人不知
    • 16年前
    • 12,393文字

    突然の病に倒れた妻は、日に日に弱っていく。悔悟すれども甲斐のない妻を救ったのは、宗教だった。二人が住むことを選んだ門前町に、優しい鐘と説法が響き渡る。

  3. 方舟謝肉祭(17) 方舟謝肉祭 / 小説

    • 高橋文樹
    • 16年前
    • 8,850文字

    太平洋には亡霊が出る――性格の悪い語り手Fが織りなす新しい小説は、これまでの宗おじさん像を覆す物語だった。メタフィクション海洋冒険小説は、種村船長を語り手に据え、新しい様相を帯びていく。

  4. 方舟謝肉祭(18) 方舟謝肉祭 / 小説

    • 高橋文樹
    • 16年前
    • 10,593文字

    順調だったはずの船旅に、松永宗光が暗い影を落とす。慎重を期さねばならない外洋航海では、ちょっとした気の緩みが命取りとなるのだ。そのことを知る種村船長は、松永たちを諫めるのだが、一向に収まる気配は…

  5. 対談 小説

    • 柿人不知
    • 16年前
    • 13,292文字

    いつだってわかりあえないのは男と女。等しく彼女を思う「僕」と「私」の対話編。学生時代のほろ苦い思い出を描いた、失恋小説。

  6. 夕凪の部屋(6) 夕凪の部屋 / 小説

    • 竹之内温
    • 16年前
    • 6,295文字

    同じスニーカー、狂ってしまった母の話、大学、ビートニクス、東京。言えずにいた思いが部屋の中でひっそりと強まってゆく。閉ざされた空間での思いを描いた傑作長編。

  7. 方舟謝肉祭(19) 方舟謝肉祭 / 小説

    • 高橋文樹
    • 16年前
    • 8,259文字

    失敗しつつあった航海を甦らせようとして奔走した種村も、ついに「地球村」事業と松永宗光への失望を抱くようになる。その彼に一抹の救いをもたらしたのは、一人の女だったが、その希望もまた潰え、松永は冷酷…

  8. 夕凪の部屋(7) 夕凪の部屋 / 小説

    • 竹之内温
    • 16年前
    • 7,580文字

    美しく奇妙な母親のいる恋人の実家を再び訪れることになった真理子。恋人に聞いた母親の秘密を探るべく、台所に足を踏み入れてみると……。

  9. 方舟謝肉祭(20) 方舟謝肉祭 / 小説

    • 高橋文樹
    • 16年前
    • 11,938文字

    ついに休暇村事業を諦め、日本へと向かう松永ら一行。パラオから一度も寄港せずに神戸へ向かうという無謀な船旅が始まったが、太平洋の亡霊が彼らを飲み込んで行く。大正時代の太平洋を舞台にして、少しずつ「…

  10. スプレーエイジ 小説

    • 柳澤仲次
    • 16年前
    • 6,378文字

    生きた証を残そう――青春真っ只中の「俺」とリョースケとショーヘイ。スプレー缶を握った彼らが夜の公園に刻む、スィートソング。

  11. 方舟謝肉祭(21) 方舟謝肉祭 / 小説

    • 高橋文樹
    • 16年前
    • 6,476文字

    海の藻屑となった海光丸。小さな二隻の避難艇とともに太平洋に放り出された松屋汽船一行。やがて彼らはわずかな可能性にかけて、途方もない距離を進み始める。しかし、激しい波に揺られながら、飢えがゆっくり…

  12. 夕凪の部屋(8) 夕凪の部屋 / 小説

    • 竹之内温
    • 16年前
    • 4,870文字

    とうとう目的の手紙を読むことになった、真理子。そこに書かれていた内容とは……。渾身の最終回。

  13. 方舟謝肉祭(22) 方舟謝肉祭 / 小説

    • 高橋文樹
    • 16年前
    • 7,145文字

    たくさんの想いを乗せた海光丸が沈没し、避難艇で海上を漂う松永ら一行。容赦のない飢えと乾き、そして荒れ狂う気候が彼らを襲い、一人、また一人と命を落として行く。彼らを襲う絶望の中、一人の怪物がゆっく…

  14. 便秘男 小説

    • 児島啓祐
    • 16年前
    • 7,182文字

    ――俺は神を産むのだ。曇天雷天のみ発症する便秘男は二条城を徘徊していた。この男の便秘とは一体何であったのか。異常性について考える。

  15. 方舟謝肉祭(23) 方舟謝肉祭 / 小説

    • 高橋文樹
    • 15年前
    • 5,720文字

    多くの命を失いながら、避難艇は太平洋をさまよう。語り手の種村船長を襲う死の影。彼が力尽きる直前に見た悪魔のような光景とは。壮大なスケールで描く、海洋メタフィクション。

  16. 方舟謝肉祭(24) 方舟謝肉祭 / 小説

    • 高橋文樹
    • 15年前
    • 5,019文字

    宗おじさんは恐るべき禁忌を犯して生き残っていた......そして、「書き改め」を終えたFは、血のことに関する恐るべき秘密を明かす。壮大なスケールで描く海洋メタフィクション、ついに完結。

  17. スター 小説

    • 飯田正也
    • 15年前
    • 5,513文字

    普段の私に仮託した主人公の架空な業務の一日です。ただ、ただ、時間の経過が高速に流れるように感じていただければ嬉しいです。

  18. アンコールスター・ノブミ 小説

    • ガラ・トシオ
    • 15年前
    • 1,109文字

    幼少時、豚にお尻を半分喰われてしまったスター、ノブミを中心とした、ちょっと温かいハートフル・ストーリー。