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文學界に新作『瞬きと瞬き』が掲載されたばかりの気鋭のSF作家・樋口恭介による『受賞第一作』解説全文を公開!佐川恭一作品全般をより楽しめるヒントも多く散りばめられており、作品を買わずとも読み応えの…
私の文学は何も生まない 私の人生が空っぽだからだ だから虚無からの詩を書いた それだけ、それだけ
ほとんど見向きもされない音楽ジャンル「国歌」はこれほど豊饒な世界だったのか! ていうか、ガキに無理やり歌わせようとしてんじゃねー。
長崎から来た山谷感人の東京滞在についてのエッセー。山谷本人のプライバシーや尊厳への配慮は一切しない。それで家族が揉めても私の知ったことではない。
私はこれまで、繰り返しWebの仕組みについて述べてきた。だが、あなたが真面目に文芸活動を行っているとするならば、私はおそらく絶望的なビジョンを提示することになるだろう。と同時に、これは福音でもあ…
太宰治大好きの2人が集まって、てんやわんや。なぜ太宰治はこれほどダメ人間をひきつけるのか? あと、なんで太宰好きはみんな「自分のことが書いてある!」っていうの? ゆかりの地三鷹を散策して、そのつ…
「泥棒は事前に必ず下見する」という七五調の看板はあなたの町にあるだろうか? 私の住む町にはある。考えてみればおかしな話だ。事前準備は美徳であるはずなのに、泥棒という悪人がそれを厭わない。あなたは…
2022年7月合評会参加作品。お題は「世界遺産」。
いつも見てます。必ず見てます。絶対に見てます。毎日見てます。
衰退する音楽業界の中でAKB48だけがひときわ高いセールスを誇っている。これはなにがしかの事実を指し示していないだろうか。純文学という「売れないジャンル」をAKBと対比させることで、私達の電子的…
つい先日、DeepMind社のAlpha碁というプログラムが碁界最強と目されるイ・セドル九段に三連勝し、話題をさらった。もっとも複雑だと目されてた競技において人工知能が圧倒的といっていいだろう勝…
近いうちにノーベル文学賞を獲ると言われている天才多言語作家、エメーリャエンコ・モロゾフ。これは昨年、偶然のつてで運良く彼の家を訪問する機会を得た際の記録である。
――およそ静かな生涯を願う人が、二十一世紀に生まれあわせようとは、不運な話だ―― L・トロツキー …
バイラルメディアという新たなメディアが人目に触れることが多くなった。盗用スレスレの引用が平然と行われるインターネットという荒野で、創作者はどのような心構えをすべきか。
美脚に溺れた人生の私小説的な何か....
ノーベル文学賞を受賞しなかった事が二十世紀文学史七不思議の一つとされる(ヤバい理由が色々あったんですが)現代文学の巨匠・アルゼンチンのボルヘスが、実は本当になりたかったのはSF作家だった、という…
春画と言えば浮世絵。浮世絵と言えば歌舞伎。卯月の空に桜散り、春宵、猫の恋泣きを聞き、独り酒を酌みつつ悦楽の妄想モードに突入するのであります。2018年4月合評会参加作品。
70年の時を経て、オダサクは火の鳥の如く復活を遂げようしています。「文豪ストレイドッグス」、「文豪とアルケミスト」でその名前が知られ、電子書籍によって作品が身近になりました。これは本当に10年前…