投稿一覧破滅派 4,144件

投稿を新着順に表示しています。

  1. 綾瀬幻想 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,145文字

    小菅とか綾瀬ってさ、面白い街なんだよ。まず東京拘置所があるよね。有名な犯罪者さんたちが、この拘置所に入ったから話は尽きないけど、それはまたにしようね。   ここは江戸時代に治水工事の専…

  2. 「綱淵謙錠さんのこと」 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,032文字

    吉村昭先生のほかにも尊敬する時代小説作家がいます。綱淵謙錠さんです。といっても読んだことがあるのは、会津藩の最後を描いた「戊辰落日」と「幕末風塵録」ぐらいです。綱淵さんの本はあまり書籍市場にない…

  3. 千住幻想 吉展地蔵尊 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,069文字

    昭和38年(1963)3月31日の夕刻、台東区にある建築業者の長男、村越吉展ちゃん(4歳)が、入谷南公園から忽然と姿を消した。 両親は警察に通報し、捜索が始まった。4月2日の夕刻、男から身代金5…

  4. 渚のシーフードプリンビアホールレストラン 夢奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,023文字

    こんな夢を見た。   僕は懐かしい昭和の街にいるんだ。     僕たちは数台の車に分乗して目的地に向かっている。僕のほかに母と妹とかみさんがいる。ほかの車には死んだ…

  5. 続選挙野郎 無職紀行 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,153文字

    電車が北斗線印旛駅に着くと、夜が明けたばかりの仄暗い冬の空が広がっていて、上空に薄っすらと漂う筋雲が氷点下の冷気を吐き出しているようだった。駅頭での早朝演説時間まで20分ほどあるので、北斗線ホー…

  6. 婆ちゃんの 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 3,321文字

    雪をテーマに人を擬景法で表現してみました

  7. 「悲憤」1 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,231文字

    幕末に新政府軍によって作られたテロ集団に「赤報隊」というのがありました。その赤報隊の一員に、私が住む鎌ケ谷市の佐津間(江戸時代は佐津間村として独立していました)出身の渋谷総司がいました。 &nb…

  8. 正しく歩けているのだろうか 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 947文字

    散文詩というのでしょうか、よくわかりません。 正しく歩けているのでしょうか、よくわかりません。 ただ、刻々と死へと向かっているという事実だけはわかります。

  9. 蒼、碧 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 345文字

    情景小説の試作

  10. 静寂

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 714文字

    静もまた動なり

  11. 叙景なり

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 1,071文字

    叙景文とは存在しうるのか。

  12. 「野馬土手」 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,725文字

    壱「眼下の土手」   今のマンションに引っ越してきて驚いたのは、ベランダからの眺望でした。遥か遠くにではありますが富士山や筑波山を見ることができるし、夏ともなれば、隅田川や江戸川に手賀…

  13. 集え理系女子!バレンタイン革命 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 6,803文字

    理系による理系のための理系のバレンタインデイを!理系女子と一緒に妄想大暴走してみませんか?そんなバレンタイン小噺。専門用語解説リンク付き。

  14. 『日の塵(ひのちり)』1「帝都のお灯明 東京スカイツリー」 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,239文字

     千葉にある自宅マンションからは、富士山と東京スカイツリーが並んで見えます。昼間のスカイツリーは白くて高いだけの塔でまったく面白くないのですが、夜のスカイツリーは、後方に帝都東京の街を従えて幽幻…

  15. 「タイマグラばあちゃん」 無職紀行 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 940文字

    観てたよ。岩手県早池峰山の南嶺に位置するタイマグラ(アイヌ語で森の奥に続く道という意味)地域に住む老夫婦のドキュメンタリー映画なんだ。ドキュメンタリーってやっぱりいいよね。人ってカメラを向けられ…

  16. 「24才の旅」① 青春放浪 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 5,636文字

      1.   昭和56年(1981)。僕が24才の時です。当時の僕は神奈川県大和市の自宅から二子玉川にあるショッピングセンター内のレコード屋でアルバイトをしていましたが、1年半勤めた仕…

  17. 骸骨歌 小説

    • 一個
    • 11年前
    • 6,364文字

    人間から余分なものを全てそぎ落としたら—— こう歌って笑う骸骨がいるという。 ――そぎ落としたら、後に残るのは骨だけだ。 だから自分たち骸骨は、人間様よりずっと身軽なのだというのが彼らの言い分だ…

  18. 110620.txt 小説

    • 藻朱
    • 11年前
    • 341文字

    ややもすれば返り血を浴びていた。返り血といったって、別段ぶっそうな話じゃなくて、たった今僕の目の前で弟が鼻血を出したのだ。鼻血にしてはなかなか見事なもので、僕の後ろの真っ白な壁が真っ赤に染まった…