あまりにも暑いです。暑すぎる。涼しくなって欲しいです。
含ませるほど散漫で幅も厚みもない、ただ奇麗に並んでって
優雅な黒蝶の一種なのです。と、いつからかわからないけれどもね
第8話
これは文學界新人賞に出したもの。ちゃんと一次で落ちた。
僕の序章。自分との対話を始め、僕は自分を絡めとる影を探す。
髭面の聖者が街から去った日 煤すすとリボンの切れ端が転々と 街灯の光線が朝焼けに同化する頃に 僕は歩道橋の上から赤色の点滅信号をいつもの様に眺めていた …
ゴミ捨て場で、犬の死骸を発見した主人公「俺」。イライラしていた「俺」は、つい、死骸を殴りつけてしまう。だがその直後、「俺」は、犬がまだ生きていたことに気づく。
墨入れるならやっぱ龍、という世界一安易な理由で琉は肩に龍のタトゥーを入れた。名前がリュウだからかと思ったけど、違うらしかった。琉は自分の名前の響きよりも、どちらかといえば漢字を気に入っている。…
敬具 小生至って健康に候。如何程の心配も之無く、全くの問題も眼前にあらず、常に道は開け、天は我が背後で応援を送れりと心得候。 件の内容、仔細に検分せしが、これ又問題は見付からず、そ…
BFC6に出そうかどうか迷いましたが破滅派で出すことにしました
神経症歴十年を数える二十九歳の「私」は、降って湧いたようなあぶく銭をはたいて一戸建てを借り、少年期を過ごした山あいの住宅街に戻った。そうして、小中学生時分に引きこもりになったまま今も住宅街に残…
観測した人間の望むものを見せる蜃気楼が発生する不可思議な浜辺。人々はそれを求めて浜辺へ狂気的に群がった。 人々を飲み込んだ浜辺はやがて閉鎖されたが……
尖ったものだらけの世界 肘が突き刺さる。色んな人の尖ったものが突き刺さる。尖ったものだらけだ。電車の中ではみんないつもより尖る。 僕は周りの人に迷惑かけないように、ちゃんと丸めてある。いつも磨…
コンプライアンスに配慮したフィクションです。作中の登場人物と実在する人物は全く関係ありません。太宰治の『走れメロス』を破滅的にアレンジしました。作者と作品はどういう関係性であるべきなのか、思うと…
破滅派は同人サークルから出発していまや出版社となりました。
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