文学フリマ事務局は新型コロナウィルスの拡大およびそれに対する行政の「要請」に応じ、第30回文学フリマ東京の中止を決定した。本決定は他の多くのイベントと同様、不特定多数の人々が集まることを避けるために致し方ないと言えるだろう。

なお、参加者として気になる返金だが、50%の返金となるようだ。有志による運営であることを考えると致し方ないと言えるだろう。

出店者の皆さまには出店要項に沿って、お預かりした出店料から現時点までにかかった経費および中止にあたって生じる経費を差し引き、「出店料の50%」を返金いたします

スポンサーがついているようなイベントであれば無償で返金となるだろうが、ここはあいちトリエンナーレの助成金が打ち切りが決定された国ニッポン、会場のキャンセル料やら印刷代などどうしようもないものも多くあるのだろう。

破滅派ももちろん参加を決定し、申し込みを行っていたのだが、参加と同時に発行する予定だった破滅派の新刊は幻となった。編集会議では「エコ」をテーマに紙面を組む予定だったが、文学フリマなきいまオンラインでの投稿に期待するしかない。同人諸氏は破滅派としてはの「エコ」についておもいおもいの作品を投稿していただければ幸いである。