北千住ソシアルクラブ 社交小説 高橋文樹(著)

北千住でひきこもっていた作家志望の男が同居人に追い出されて、ついに外に出た。荒川河川敷を徘徊した男は、兎を繁殖させる兎屋、クズ鉄の改修をする鉄、ビニールシートハウスに書架を持つインテリのチョウさんらと出会いながら、自分の「書かなさ」と向き合う。迷ったものたちの社交が荒川河川敷に吹きすさぶ。高橋文樹北千住時代(2004年〜2008年)の経験に基づいた「北千住三部作」の序章が長い封印の末についに解禁。

¥ 247

  1. 完結済み ( 2015 年 7 月 16 日 〜 2015 年 7 月 25 日 )
  2. 10 作品収録
  3. 44,770文字
  4. あとがき付き(約332文字)

Authors & Editors 執筆者一覧

高橋文樹

高橋文樹 著者

日本の小説家。1979年8月16日に千葉県に生まれる。株式会社破滅派代表取締役。太宰治や大江健三郎を輩出した東大仏文科在学中に『途中下車』で幻冬舎NET学生文学大賞を受賞し、幸福な作家デビューを果たすも、その後辛酸を舐める。2007年、『アウレリャーノがやってくる』で第39回新潮新人賞を受賞するも、単行本化されず、この世のすべてを憎むようになる。
自分の作品は自分で世に出すというDIY精神のもとに、日夜活動をしているプログラマーとしての側面もあり、千葉県でもっともGIthubスターを稼いだPHPエンジニアでもある。趣味は家づくりで、山梨に自分で家を建てた。

Works 収録作一覧

  1. 高橋文樹

    1. ゴー・ウェスト

    • 小説
    • 1,350文字
    • 2015 年 7 月 16 日公開

    ひきこもりはついに外へ出た。 ゆるゆると並走する隅田川と荒川がきゅっと寄り添ったようなところが彼の居室だった。足立区の荒廃と乗換駅の喧騒が猥雑に入り混じった下町の端も端で、彼は長い間ひくひくしていた。 北千住は南北へ走る […]

  2. 高橋文樹

    2. ジョー?

    • 小説
    • 1,861文字
    • 2015 年 7 月 17 日公開

    ひきこもりはついに家を出て、駅前の安い居酒屋で緑茶ハイを煽り始めた。

  3. 高橋文樹

    3. 大地の力を感じる木

    • 小説
    • 3,385文字
    • 2015 年 7 月 18 日公開

    病魔に冒されたひきこもりは、ふらふらと荒川の河川敷に出る。

  4. 高橋文樹

    4. プレイボーイ

    • 小説
    • 6,439文字
    • 2015 年 7 月 19 日公開

    河川敷で一夜を明かしたひきこもりは、金もなく、ホームレスにすがる。

  5. 高橋文樹

    5. 無限抱擁

    • 小説
    • 5,030文字
    • 2015 年 7 月 20 日公開

    荒川河川敷でホームレスをはじめてひきこもりは、自分が小説家だと嘯きながら彼らを懐柔しようとする。

  6. 高橋文樹

    6. 怖いねえ

    • 小説
    • 3,490文字
    • 2015 年 7 月 21 日公開

    ひきこもりが河川敷で暮らし始めてから三週間。徐々になじんでいたところ、新たに若きタイ人の存在が浮かび上がる。

  7. 高橋文樹

    7. ちびっこジャーナリスト

    • 小説
    • 5,414文字
    • 2015 年 7 月 22 日公開

    荒川河川敷でホームレス生活をはじめたひきこもりの元へ、ついにジャーナリストが訪れる。

  8. 高橋文樹

    8. 夢見る力

    • 小説
    • 4,831文字
    • 2015 年 7 月 23 日公開

    元ジャーナリストのクリボーはなぜかひきこもりに懐く。しかし、出会いがあれば別れがあり、ついにあのタイ人は……

  9. 高橋文樹

    9. 灰は川に流してくれ

    • 小説
    • 5,119文字
    • 2015 年 7 月 24 日公開

    ひきこもりはそれまで一度も働いたことがなかったが、ついに仕事につこうとリヤカーをひきはじめる。

  10. 高橋文樹

    10. 獏殺しの顛末

    • 小説
    • 2,829文字
    • 2015 年 7 月 25 日公開

    やがて、ひきこもりは書こうと思う。ついに、あのひきこもりが。北千住の河川敷で繰り広げられた社交劇、ついにフィナーレ。

How people say みんなの反応



4.5
1件の評価)


  1. 北千住は足立区にある下町で私の故郷です。
    中島らもさんの【今夜、すべてのバーで】に通じるような、ニヒルで、北千住を舞台にしているだけあって泥臭く切なさが込み上げてくるような内容でした。

    from medical-solutions.jp

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