ちっさめろん スラップスティックSF

「たしかにSFの90%はクズだが、あらゆるものの90%はクズだ」と、SF作家のセオドア・スタージョンは言っている。ということは、つまり、SFの最大派閥、もっとも正しいSFとは、クズSFだということになる。

クズSFの最高峰——つまり、クズの中のクズ——である本書は、破滅派同人の遺作として、古びたWindows PCのハードディスクから見つかった。

悠久の時を経て完成したこのスラップスティックSF、ついに公開。巻末には高橋文樹による予言の的中率に関する分析を掲載。

¥ 599

  1. 完結済み ( 2015 年 9 月 16 日 〜 2015 年 11 月 23 日 )
  2. 12 作品収録
  3. 129,755文字

Authors & Editors 執筆者・編集者

紙上大兄皇子

紙上大兄皇子 執筆

霊亀2年生驩兜4年没。その後、霊的な存在となって数千年にわたり生きる。破滅派と出会ったことにより、小説家として実体化。平成27年、その長きにわたる霊的生涯を終える。晩年は全身の毛穴という毛穴から血と呪いを吐き出し続けたが、最後に希望だけが残った。

高橋文樹

高橋文樹 編集・執筆

日本の小説家。1979年8月16日に千葉県に生まれる。株式会社破滅派代表取締役。太宰治や大江健三郎を輩出した東大仏文科在学中に『途中下車』で幻冬舎NET学生文学大賞を受賞し、幸福な作家デビューを果たすも、その後辛酸を舐める。2007年、『アウレリャーノがやってくる』で第39回新潮新人賞を受賞するも、単行本化されず、この世のすべてを憎むようになる。
自分の作品は自分で世に出すというDIY精神のもとに、日夜活動をしているプログラマーとしての側面もあり、千葉県でもっともGIthubスターを稼いだPHPエンジニアでもある。趣味は家づくりで、山梨に自分で家を建てた。

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4.5
8件の評価)


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Works 掲載作一覧

  1. 1

    ちっさめろん(1) 小説

    • 紙上大兄皇子
    • 2年前
    • 3,565文字

    語り部である「わたし」は人類の歴史について語り始める。そう、もう滅びてしまったあの種族についてだ——スラップスティックSFの最高峰、ここに誕生。※文中にXMLがあるのは伊藤計畫のパクリではありません。

  2. 2

    ちっさめろん(2) 小説

    • 紙上大兄皇子
    • 2年前
    • 10,036文字

    異能集団「○者」の一員である「ぼく」は、失踪してしまった同僚シャイ谷を探すため、彼のアパートを訪れる。舌で舐めとった情報をすべて読み取ることができる彼は、探索者として組織の重要な一翼を担っているのだった。スラップスティックSFの最高峰、ここに爆誕!

  3. 3

    ちっさめろん(3) 小説

    • 紙上大兄皇子
    • 2年前
    • 9,473文字

    異能者集団○者の一員である探索者は、組織の命で仲間であるシャイ谷を探す。やがてたどり着いたM沢病院には、幼い頃を共にした鼻頭が入院していた。シャイ谷の手がかりを知っているのは彼だけなのだが、どうにもあてになりそうはなく……スラップスティックSFの最高峰、表現規制のデッドラインへ迫る迫真の展開。

  4. 4

    ちっさめろん(4) 小説

    • 紙上大兄皇子
    • 2年前
    • 8,015文字

    異能者集団○者の一員である探索者は失踪した同僚シャイ谷の行方を捜して里崎研究所を訪れる。そこで待っていた試練とは……。天才科学者里崎桃母によって明かされる衝撃の事実。スラップスティックSFの最高峰、よりダメな方へ急展開!

  5. 5

    ちっさめろん(5) 小説

    • 紙上大兄皇子
    • 2年前
    • 12,834文字

    異能者集団○者の一員である探索者は、その特殊能力である「舌読み」を駆使して、失踪した同僚シャイ谷を探す。やがてたどり着いた「退廃という名の動物園」には、かつてのシャイ谷を知る人物が檻に入っていた……。スラップスティックSFの最高峰、第一部完結!

  6. 6

    ちっさめろん(6) 小説

    • 紙上大兄皇子
    • 2年前
    • 10,148文字

    異能者集団○者の一員である探索者は、動物殿でシロクマに襲われた後、目を覚ます。目覚めた彼を待っていたのは、長い時間を経て変わり果てた日本だった……。スラップスティックSFの最高峰、第二部開始!

  7. 7

    ちっさめろん(7) 小説

    • 紙上大兄皇子
    • 2年前
    • 10,041文字

    異能者集団○者の一員である探索者は、入院生活を続けながらリハビリを開始する。しかし、体が回復した彼を待っていたのは、家族を養うという責務だった。スラップスティックSFの最高峰、ハロワ展開!

  8. 8

    ちっさめろん(8) 小説

    • 紙上大兄皇子
    • 2年前
    • 10,992文字

    異能者集団○者である探索者は病院での生活を逃れ、組織の元を離れたが、そのために困窮することになる。ハローワーク通いを重ねる中、ある若者から鼻頭の噂を聞きつけ……いくつもの伏線が徐々につながり始めるスラップスティックSF。

  9. 9

    ちっさめろん(9) 小説

    • 紙上大兄皇子
    • 2年前
    • 11,097文字

    異能者集団○者の一員である探索者は、組織の後ろ盾を失った結果、屈辱的な手段で生活をまかなう羽目に陥る。苦境に立たされた彼は探索を続けるが、妻である喪々々から衝撃的な事実を知らされる。スラップスティックSF、いきなり重い展開!

  10. 10

    ちっさめろん(10) 小説

    • 紙上大兄皇子
    • 2年前
    • 16,294文字

    異能者集団○者の一員として許されざる罪を犯した探索者は妻の喪々々と娘のアイゴを連れ、オオサカズキ動物園へと逃げ込む。そう、彼がはじめて出会ったあの動物園だ。悲しい別れ、悲痛な決意、衝撃の真実……。スラップスティックSFとしてはじまったこの作品が、感動の大団円へとひた走る!

  11. 11

    ちっさめろん(エピローグ) 小説

    • 紙上大兄皇子
    • 2年前
    • 6,767文字

    異能者集団○者の一員である探索者の冒険はついに終わる。本作のエピローグを締めくくるのは、まさかのあの少女。著者のSF的知識を総動員した怒涛のエピローグでスラップスティックSFはついにその名目を保つ。繰り返しますが、文中のXMLは伊藤計劃のパクリではありません。

  12. 12

    紙上大兄皇子の死(ちっさめろん解説に代えて) エセー

    • 高橋文樹
    • 2年前
    • 1,887文字

    紙上大兄皇子の死 高橋文樹 『ちっさめろん』は破滅派同人紙上大兄皇子かみのうえのおおえのおうじの遺作である。長らく破滅派の中心的な執筆陣に名を連ねていた彼は二〇一五年、霊的な存在としてなんとか命脈を保っていたが、ついに死 […]

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