投稿一覧破滅派 4,257件

投稿を新着順に表示しています。

  1. 袋小路 妖怪妖 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 645文字

    「田辺さん、袋小路の奥の袋小路に入ったことがありますか?」 「え?袋小路って路地の突き当たり…行き止まりのことでしょ?」 「そうです」 「行き止まりだから、その奥には入れないでしょ?」 「袋小路…

  2. 朝起きるとそこには 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 5,749文字

    何をしても時間は流れてゆく。 どんなことをしても疲れは蓄積される。 職が何であれ苦労はある。 どんな環境であれ悩みや不満を抱える。 それを払しょくする代わりがあるか否かでしかない。

  3. 渡海小波津は死にました 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 1,409文字

    直接的文体は読み手の理解を遮るのみなのだろうか。直接的文体で現代人の価値感を表現してみました。

  4. 10年間に富士の裾野76町3反部(約75万㎡)を開墾した大侠客 清水の次郎長 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,728文字

      1. 天田愚庵(天田五郎)、安政元年に磐城平城下(今の福島県いわき市)に生まれました。父親は「坂下門の変」で水戸藩士たちに襲撃された安藤信正の家臣です。慶応4年(明治元年)鳥羽伏見…

  5. 大地に組みした男たち-10年間に富士の裾野76町3反歩(約75万㎡)を開墾した大侠客—清水の次郎長 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,211文字

    1.   江戸時代の後期、各地で多くの博徒侠客の集団が発生しました。特に治安が脆弱だった関八州(相模、武蔵、安房、上総、下総、常陸、上野、下野)、甲州、駿河、などには博徒の大親分が生ま…

  6. 平和荘綺談 青春放浪 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,484文字

    1.「りんごの歌」   昭和50年11月 群馬県伊勢崎市の銭湯「広瀬川温泉」 ガラガラガラ・・・バタァンッ!と銭湯の引き戸が乱暴に閉められる。 「あぁかぁいぃ・・・りぃんごぅにぃ、くち…

  7. キヨ 01 古文って何ですか? 小説

    • 北馬込でフラメンコ
    • 11年前
    • 2,770文字

    キヨ   一   古文って何ですか?   8年ぶりに訪れたわたしの母校に響いていたのは、チャイムの音でも、生徒達がはしゃぐ声でもなかった。金属と金属のぶつかり合う音や何かを削る音。外壁…

  8. 阿武隈川 第一章「弁天山」 青春放浪 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 8,599文字

      僕は福島県の平(いわき市)に生まれた。   父親は猪苗代湖の畔に位置する翁島集落の農家の出身で、定かではないが江戸時代には会津藩の足軽だったという。調べてみると足軽とは一…

  9. B級探偵 異能清春の冒険「安楽亭で安楽な夢を見ろ」 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,458文字

      今日も今日とて安楽亭だ。焼肉だけど廉価版(僕は高価だと思うけどね)のランチだべ。ちなみに安楽亭のランチはどういうわけだか午後5時までやってるのよ。だからさ「安楽亭なんてダセェべよ」…

  10. 自分史入門 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 880文字

      写真は、受講生さんが日記帳から起こしたメモ…なんですが、できれば、これを多少文章化して欲しかった…。ごちゃごちゃ(ある意味芸術的w)していますが、ざっと見ただけで、自分史にまとめる…

  11. 「水男」 妖怪妖 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 698文字

    「水男」 電車は闇の中を疾走する。 武雄は満員電車に乗っている。 武雄はまた終電に乗っている。 車内は我儘な人間たちで満ちている。 武雄は出入り口ドア近くに立っている。 電車の出入り口は外界への…

  12. 「針男」 妖怪妖 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 502文字

    武夫は街灯の少ない暗い道を歩いている。 遅くなってしまった。もう午前0時を過ぎている。 終電には間に合ったが、終電は、自宅ひと駅手前の駅が終着駅なので歩いている。 明日はいつもより早く出社しなけ…

  13. 哀愁の池袋に雨がふるのだった…って椎名誠か? 青春放浪 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 5,479文字

    1   「ふふんふんふんふん…と」岩橋は何が楽しいのか競馬新聞を鞄に入れたり自席のお片づけをしている。いい子である。   「ああやだなあ・・・早く帰りたいよ」僕が…

  14. B級探偵 異能清春の冒険「遥かなる牛すじフライ麺」 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 10,834文字

    鎌ヶ谷大仏駅前の「嵐」という中華料理屋の前にランチメニューが出ていて、”牛すじフライ麺”という料理名に目が止まった。なんじゃこりゃ? 牛すじ肉をフライにしてラーメンか何かの上に乗せてある? なん…

  15. 「上落合ワンルームマンションの来客」 妖怪妖 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 3,077文字

    1.   僕は神奈川県の大和市の実家から独立することになりました。このとき僕は24歳でした・・・が、どうも22歳から24歳のころってフリーライターさんの依頼で写真撮影したりスポーツ紙の…

  16. 町田に行きたくなる話 青春放浪 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 755文字

    町田に行きたくなった。明日は林間の実家に帰って母親の病院に付き合わなきゃならないからちょうどいいかな?   福島の郡山で立ち上げた父親の会社がたった3年で倒産したのは僕が20歳のとき。…

  17. 愛国探偵 異能清春 愛国探偵 異能清春 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,384文字

    *   赤石千尋は話し始めた。愛国探偵は千尋の天然パンティ(陰毛)が気になってしかたがない。 「私の家は呪われているんです…」 「え、はあ、そうですか」愛国探偵は千尋の天然…

  18. 愛国探偵 異能清春 愛国探偵 異能清春 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 2,170文字

    Nテレ女性アナの殺人事件「Nテレアナ・マーダーケース」が迷宮入りになってから愛国探偵は次なる事件に興味を持った。全米を揺るがすスキャンダル事件「アンナさん殺人事件:アンナ・マーダーケース」である…