投稿一覧|破滅派 4,145件

投稿を新着順に表示しています。

  1. 靴下 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 672文字

    本来セットであるべきものなのかもしれないが、今の私にとっては必ずしもそうではないのだ

  2. 作り話 小説

    • 渡海 小波津
    • 11年前
    • 526文字

    少し未来のお話

  3. 佐々木、愛なのか?(8・最終回) 佐々木、愛なのか? / 小説

    • 青井橘
    • 11年前
    • 6,532文字

    アパートの手前の公園を曲がった時には、そのまま冷蔵庫のない、六畳の、牧夫の廃棄物で雑然とする自分の部屋に帰る気がしなくなっていた。公園の明かりは点いていたが、人影はない。佐々木晴男はアスファルト…

  4. 佐々木、愛なのか?(7) 佐々木、愛なのか? / 小説

    • 青井橘
    • 11年前
    • 4,097文字

    夕闇を過ぎ、暗くなった部屋の中で、ビデオデッキにテープを入れる。古いアニメシリーズの再放送を録画したビデオテープも、牧夫の置いていったモノだった。けれど佐々木晴男は、このテープだけは繰り返し何度…

  5. キャッチ・ミーン・イフ・ユー・キャン メタメタな時代の曖昧な私の文学 / エセー

    • 高橋文樹
    • 12年前
    • 3,784文字

    私達はテキストに意味があると思っている。そして、メタデータはそのテキストの意味を適切に伝えうると思っている。そして私達はそう思うがゆえに、テキストの意味を捕まえることができないのだ。

  6. ゾウガメのお話 小説

    • 渡海 小波津
    • 12年前
    • 2,080文字

    ゾウガメの想うところのお話です

  7. 佐々木、愛なのか?(6) 佐々木、愛なのか? / 小説

    • 青井橘
    • 12年前
    • 4,410文字

    「言っとくけど、復讐とかじゃないから」 理香は思い出したように付け加えた。それから、佐々木晴男の目をまっすぐ見る。再び視線から逃げようとした佐々木晴男であったが、理香の瞳を見るのは初めてのような…

  8. 小説

    • 渡海 小波津
    • 12年前
    • 486文字

    どこまでその夢と現実の差を受け止められるのだろうか

  9. 佐々木、愛なのか?(5) 佐々木、愛なのか? / 小説

    • 青井橘
    • 12年前
    • 4,721文字

    部屋のドアを開けると、冷蔵庫がなくなったせいか少し広く感じる。 冷蔵庫の置かれていた畳は、他の場所より青い。しかし受け皿から滴った水のせいで、一部が黒ずんでいた。佐々木晴男は冷蔵庫を拭いた雑巾で…

  10. 惚れっぽい子 小説

    • 坂露シロタ
    • 12年前
    • 18,861文字

    かたんと揺れると、しらすは音楽をとめた。 でもそれは一瞬のことで、すぐにまた音楽は流れ始めた。 かたんと揺れると、しらすは音楽をとめた。 音楽はすぐにまた流れ始めた。揺れる度にしらすは息苦しそう…

  11. 白の玉(9) 小説

    • 安藤秋路
    • 12年前
    • 6,641文字

    ・9・諦めに似た微笑み 舞台の上では素人ソムリエ大会決勝の準備が進められている。数人の会場スタッフが舞台の上でグラスを運んだり、テーブルクロスを交換したりしている。使われたクロスはワインのシミが…

  12. 小説

    • 渡海 小波津
    • 12年前
    • 2,779文字

    雨。様々な情景を見せる雨。雨に名前がこれほどまでにある日本の精神の豊かさを省みたい。

  13. 佐々木、愛なのか?(4) 佐々木、愛なのか? / 小説

    • 青井橘
    • 12年前
    • 3,135文字

     暴力的な音で目が覚めた。部屋のドアが再び叩かれているようだった。  なぜだか知らないが、また誰かが扉を開けろと言っているのだ。佐々木晴男は眼鏡をかけたまま寝入っていたので、首を横に曲げるだけで…

  14. 白の玉(8) 小説

    • 安藤秋路
    • 12年前
    • 4,092文字

         ・8・命がトクトクと ミっちゃんは会場を後にし、そこから歩いて十分程離れた別館を目指して走っていく。  走っている足はとっても痛い。ヒールなんて本当は嫌いだ。体は男だから、私の足はとっ…

  15. JBG48、あるいは純文学に課された48の課題 メタメタな時代の曖昧な私の文学 / エセー

    • 高橋文樹
    • 12年前
    • 4,564文字

    衰退する音楽業界の中でAKB48だけがひときわ高いセールスを誇っている。これはなにがしかの事実を指し示していないだろうか。純文学という「売れないジャンル」をAKBと対比させることで、私達の電子的…

  16. 佐々木、愛なのか?(3) 佐々木、愛なのか? / 小説

    • 青井橘
    • 12年前
    • 4,131文字

    牧夫が歪んだ口元に、硬い微笑みを浮かべ立っている。 「五千円」 「ああ」  佐々木晴男は差し出された紙幣を受け取った。自分が債権者であることは常に頭の片隅にあったが、いつ返済されるかわからない金…

  17. 白の玉(7) 小説

    • 安藤秋路
    • 12年前
    • 3,631文字

    ・7・奔走 ワインの紅色とトロっとした液体がグラスの中で揺れる。そのまま人の体に流れていてもおかしくない。ドロドロだろうがトロトロだろうが、血液の質の問題ではなくその人の持っている生命力が人を生…

  18. 佐々木、愛なのか?(2) 佐々木、愛なのか? / 小説

    • 青井橘
    • 12年前
    • 2,929文字

    佐々木晴男は今、朝の六畳間で六年前の[おこづかい帳]を感慨深げに眺めている。八冊の大学ノートは同じ大きな茶封筒に入れられているため、いつでも取り出す事ができるのだった。 佐々木晴男にとって、その…