タグ: リアリズム文学 166件

  1. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第8話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 1,910文字

       (第8話)      勤め人同士で呑む場合と、自由業同士でのそれかで大きく違うのは、相手の基本的な背景を知っているかどうかということがある。    勤め人同士、それも同じ会社であれば、相手…

  2. おつとめ品 フィフティ・イージー・ピーセス / 小説

    • 藤城孝輔
    • 6年前
    • 1,989文字

    作品集『フィフティ・イージー・ピーセス』収録作。

  3. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第5話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 2,766文字

       (第5話)      その翌日は日曜日だった。しかし在宅の創作者に祝祭日など関係ない。依本は早朝から起きだし、歯だけ磨くとインスタントコーヒーを入れ、すぐパソコンに向かった。    開け放…

  4. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第11話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 1,841文字

       (第11話)      詠野説人。こう書いて「えいのぜっと」と読む。謎の作家で、プライベートな部分はほとんど知られていない。昭和30年代の生まれ、東京都出身、血液型A型、男。公式な情報とし…

  5. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第12話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 2,649文字

       (第12話)      謎の人物は伝説も生まれやすい。詠野Zにもいくつか噂があったが、その一つを抜き出すと、このようなすさまじいものだった。    それは詠野Zが、まるでタイピストが原稿を…

  6. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第17話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 1,698文字

       (第17話)      まだ依頼があったころ、編集者に「がんばって書いてますか?」とよく言われた。依頼主にケチをつけるなんてできないので受け流していたものの、実に違和感のある言葉だなぁと依…

  7. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第6話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 2,569文字

       (第6話)      私鉄に乗って、待ち合わせの新宿まで30分と少し。その間、ぼんやり車窓なんか見ていたってしょうがない。せっかくなら資料本でも買って、電車の中で読んでいこうじゃないか。依…

  8. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第9話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 1,947文字

       (第9話)      松江は以前から、依本の落ちていく様を聞いても、同情や慰めの言葉を吐かなかった。依本が書けなくなり、仕事が減り、そしてなくなり、収入が激減すると同時に離婚もし、寂れた一…

  9. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第4話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 2,454文字

       (第4話)      女は当然依本に視線を送ることなく、依本が今来た方へと進んでいった。    歩行者用の信号が点滅し、依本は渡りきってから通りの向こうを見やった。しかし女の姿はなかった。…

  10. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第14話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 1,976文字

       (第14話)      駅で内田と別れた依本はぜんぜん呑み足りなかったので、「大葉」の暖簾をくぐった。    いつもの壁際がうまい具合に空いていて、落ち着く場所を確保できたことに満足する。…

  11. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第15話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 3,886文字

       (第15話)      1冊分を書きあげた依本は内田に送った。    デビュー時には、直接手渡すか、書留で送るかだった。それが今や、メールに添付するだけとくる。レトロな感覚を持つ人間として…

  12. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第19話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 1,948文字

       (第19話)      それから1週間も経たず、もう1作仕上げてしまった。    依本は書き終わると、すぐさま内田に連絡を入れ、メールに添付して送った。あまりの快調さに自分自身で驚いていた…

  13. サード・クライアント ~クレプトマニア・プリンシプル 「アウトローカウンセラー砂場恍」 / 小説

    • Masahiro_Narita
    • 6年前
    • 29,770文字

    東京のある町で、毎晩のように飲んだ暮れているアウトロー砂場恍には、実は、有能な心理カウンセラーという昼間の顔があった。彼の元には、今日も訳ありの相談者が押し寄せる。いずれも、他の精神科医が匙を投…

  14. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第2話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 3,338文字

       (第2話)       翌日、依本は編集者の内田に電話をし、前日に聞き忘れたことを二、三質問した。    電話をしたのは、質問もさることながら仕事の依頼が本当に本当なのか探りを入れたかった…

  15. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第10話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 3,015文字

       (第10話)      伸びをした拍子に、店をぐるりと見回す。拘らないようにしているのだが、つい、あの女がいないかと探ってしまう。    女はいない。依本は落胆する。一目見れば、明日からま…

  16. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第16話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 6年前
    • 2,254文字

       (第16話)      「大葉」で、久しぶりに女神と会った。    もっとも会ったからといって話をするわけでもない。知り合いでもなんでもないのだ。単に見かけた、という程度だ。    その日…

  17. お子さま天下⑦ お子さま天下 / 小説

    • 吉田柚葉
    • 5年前
    • 2,790文字

    早く馬に乗るジョン・ウィックが見たいです。

  18. かかないおとこ かくおとこ / 小説

    • 吉田柚葉
    • 4年前
    • 1,745文字

    ファミレスでともだちコレクションで遊びながら書きました。