https://hametuha.com/novel/52287/ 破滅派 初陣 月に鳴く(第7話) 合評会2021年01月応募作品 松尾模糊 講談師に憧れて上京したマミと、高校の親友だったミサト。初舞台を踏むマミを観てミサトは何者にもなりきれていない、受験に臨む自分の状況に焦る。青春の日々を講談を交えて語った実験的掌編。 タグ: #実験的 #講談 #青春 #合評会2021年01月 小説 3,271文字 第三問 次の文章は高校生のミサトと講談師を目指している同級生マミとの会話である。この文章を読み、下の問い(問1~6)に答えよ。(史料は一部省略したり、書き改めたりしたところもある。)(配点 15) ページ: 1 2 作品集『月に鳴く』第7話 (全16話) 月に鳴くの全文は電子書籍でご覧頂けます。 続きはAmazonでご利用ください。 Amazonへ行く 第6話 第8話 目次 渦巻考 2021 年 7 月 30 日(5年前) 月に鳴く 2021 年 9 月 17 日(5年前) 睡魔 2021 年 2 月 21 日(5年前) 初陣 2021 年 1 月 10 日(5年前) 耳を塞ぐ 2020 年 11 月 16 日(5年前) 海辺の蝶 2020 年 5 月 18 日(5年前) 退化夜行 2020 年 3 月 8 日(5年前) 全16話を見る これは合評会2021年01月の応募作品です。 他の作品ともどもレビューお願いします。 みんなの評価 3.4点(11件の評価) ログインすると、星の数によって冷酷な評価を突きつけることができます。 1 5 2 3 0 破滅チャート あなたの感想 ログインするとレビュー感想をつけられるようになります。 ログインする Share This シェアする 面白かったらSNSでシェアしてください。シェアしていただくと作者がやる気を出します。 シェア つぶやく ブックマーク 送る 破滅派 > 執筆者一覧 > 松尾模糊 > 月に鳴く > 初陣 > 2ページ目 著者 松尾模糊 破滅派 編集者 一九八三年生まれ。フリーライター、編集者。福岡大学法学部卒。二〇〇七年に単身渡英し二〇一二年に帰国後、様々な職を経ながら執筆活動を開始。二〇一八年から破滅派に参加。文芸雑誌『代わりに読む人1 創刊号 特集:矛盾』に掌編「海浜公園建設予定地」寄稿。 7年前登録 98作品 詳しく見る フォローする 問い合わせ この作者の他の作品 帝と月に駆ける馬 小説 松尾模糊 2021 年 3 月 19 日 | 10件 #AKIRA#競馬 ≪ヴィテブスクの冬の夜≫マルク・シャガール(1947年、45x59.2cm、油彩キャンバス、所蔵:神奈川ポーラ美術館) 3月合評会応募作。二度にわたる核戦争で地球は壊滅的な放射能汚染に侵された… 睡魔 小説 松尾模糊 2021 年 2 月 21 日 #幻想#怪奇 子悪魔を見つけた子どもがその世話をする話。それは眠れぬ夜の悪い夢なのか、幼い彼には分からない。 魔法使いと竜、ときどき忍者 小説 松尾模糊 2021 年 1 月 31 日 『黙示録』:中世期タペストリー 魔法使い見習のアンドレは魔法学校の実習で巨大なドラゴンと遭遇する。 天空の城と桃の木 小説 松尾模糊 2020 年 12 月 27 日 #ファンタジー#桃太郎 《桜図》菊池容斎、弘化4年 (1847)泉屋博古館分館蔵 岡山に伝わる温羅伝説と備中松山城のアイドル猫城主、それに古事記を組み合わせたファンタジーです。 寂しい横顔 小説 松尾模糊 2020 年 12 月 20 日 #BL 大津絵/『女虚無僧』 ニュースタンダードがスタンダードになったら書けないお話を書きました。 逆襲 小説 松尾模糊 2020 年 12 月 12 日 #ユーモア#六枚道場 パンケーキ好きなおじさんが宰相になると、いろいろ大変ですよね。そんな小話です。 この作者の人気作 耳を塞ぐ 小説 松尾模糊 2020 年 11 月 16 日 | 12件 #ファンタジー#ホラー#ムンク 老後の趣味として油絵を始めたものの、妻には家に一日中いる邪魔者として嫌味を言われる。エドヴァルド・ムンクの《叫び》の模写をやりながら、遠い青春時代に親友だった神田に聞いた《叫び》のエピソードを思… 枯木朽株 小説 松尾模糊 2022 年 5 月 16 日 | 11件 #怪奇#純文学 戦後、ソ連崩壊時にモダニズム建築家・灰井によってウラジオストクに建てられた記念碑。老朽化により取り壊しが決まったそれをVRで再現し残す計画を持ち掛けられた弟子は、灰井の真意を知ることとなる。 月に鳴く 小説 松尾模糊 2021 年 9 月 17 日 | 12件 #ナチス#純文学#萩原朔太郎,猫 関東大震災直後の朝鮮人虐殺を怒りの詩で表現した萩原朔太郎。ドイツにおけるホロコーストの歴史と食卓の上の名産ワイン。百年の時を経て、歴史と現在を繋ぐゆるやかな思考の先。 幻憶都市 小説 松尾模糊 2022 年 7 月 10 日 | 16件 #SF ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ 《『ローマの古代遺跡』(第2巻II)より:古代アッピア街道とアルデアティーナ街道の交差点》1756年刊 エッチング 町田市立国際版画美術館 クローン人体… 毒素 小説 松尾模糊 2019 年 3 月 11 日 | 12件 #私小説 2019年3月合評会応募作品。テーマは「低カロリー高タンパク」ですが、低タンパク高カロリーで誤検索した結果、今話題の人工透析の問題にぶち当たったので破滅派色を出して書くことができました。 本立て犬とこたつ猫 小説 松尾模糊 2018 年 12 月 6 日 | 23件 #ファンタジー#私小説 2019年1月合評会参加作品です。夏目漱石の『吾輩は猫である』をベースに佐川恭一氏、工藤はじめ氏そして、高橋文樹氏の作品に大変刺激を受け、執筆いたしました。佐川氏はモロゾフと共に勝手ながら登場さ… 著者詳細プロフィール 破滅派のオススメ 絞情 小説 W-E aka _underline 2023 年 6 月 12 日 #サスペンス 2014年の未発表作 マッチングアプリ日誌1 エセー おしゃれなコケシ 2022 年 7 月 11 日 | 2件 #ドキュメンタリー#私小説 コケシが45歳でマッチングアプリ彼氏を作るまでの記録 ―アプリ登録以前― AIに適当に書いてもらった小説1 小説 樋口恭介 2022 年 6 月 16 日 | 1件 AI(AIのべりすと)に適当に書いてもらった小説(人手が入っているのは改行と削除だけ)です。試してみたら破滅的なテキストが生成されたので、破滅派に掲載します。 新着 2025-12-05の日記。愛されたい 愛されない同僚と同等の俺 エセー 瀧上ルーシー New 2025 年 12 月 5 日 男の弱さはイケメンじゃなかったらマイナス100点。つまり最高得点0点。プラマイゼロ。 舌 小説 小林TKG New 2025 年 12 月 5 日 ##イグBFC7幻の決勝戦作 舌たたたたたたたたたたたたたたたたたたた あたしの恋人は嘘つき 小説 猫が眠る New 2025 年 12 月 3 日 #ホラー#リアリズム文学#官能 この作品はたしかに間違いなく百合小説なんです。 タグ BL SF ひきこもり ほのぼの アジア オススメ サスペンス シュール テクノロジー ドキュメンタリー ハードボイルド バカ ファンタジー ホラー ミステリー メタフィクション ユーモア ライトノベル リアリズム文学 出版 哲学 夕暮れ 学園モノ 官能 実験的 家族 少女 幻想 恋愛 散文 散文詩 文芸評論 日常 書評 死 海洋 私小説 童話 純文学 自己啓発 自由詩 自虐 貧困 閉塞感 青春 Books 破滅派の書籍 破滅派の通販サイトを見る eBooks 破滅派の電子書籍 ポーランド・ドイツ紀行 一希 零 かのように 今野和人 サークルクラッシャー麻紀 佐川恭一 春を負う 斧田小夜 受賞第一作 佐川恭一 国会議事堂が妊娠して九ヶ月が経過しました。 眞山大知 モロゾフ入門 破滅派編集部 フェイタル・コネクション 高橋文樹 シュトラーパゼムの穏やかな午後 佐川恭一 いい曲だけど名前は知らない 高橋文樹 サティスファクションセンター 眞山大知 かきすて 吉田柚葉、waltz(表紙) 「初陣」をリストに追加 リスト機能とは、気になる作品をまとめておける機能です。公開と非公開が選べますので、 あなたのアンソロジーとして共有したり、お気に入りのリストとしてこっそり楽しむこともできます。 リスト機能を利用するにはログインする必要があります。 "初陣"へのコメント 14件 小林TKG 投稿者 | 2021-01-21 06:25 サイレントマジョリティーっていうのが良かったです。良かったと思います。あれのおかげで、ぐっと身近になったというか。身近だけど、でもやっぱり大変な世界というか。元は同じ場所だったはずなのに分かれて伸びる枝の様な感じになったというか。なんかそう感じがありました。あったと思います。 https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13668 ログインして返信 退会したユーザー ゲスト | 2021-01-21 18:00 退会したユーザーのコメントは表示されません。 ※管理者と投稿者には表示されます。 https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13682 ログインして返信 古戯都十全 投稿者 | 2021-01-21 22:22 わたしのマミに対する焦燥感や、試験前の緊張を高める描写がラストに梯子を外すためのフリとして機能している、というような印象を受けました。講談の『初陣』の内容が確認できていないので、どのような関連があるのか気になりました。 https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13691 ログインして返信 大猫 投稿者 | 2021-01-22 20:23 面白い趣向です。入試問題内に人物が入り込んでいるのも楽しかった。 寄席で聞く講談は本来、演目を演じさえすればいいのでしょうが、古文をふんだんに使うからただでさえ難しいところに、落語と同じようにマクラやサゲが重要視されるし、落語と違って笑わせればよいというものでもないしで、若い演者にはかなり大変だと思います。マミの覚悟のほどを感じます。 人と違う道を歩むマミが、ミサトにだけは晴れの姿を見てほしいという気持ちはかなり一方通行的な友情で、一方ミサトがマミの成長ぶりを目にして自分の卑小さを悔しく思うあたりもすごくリアリティがあります。 それぞれの初陣で大手柄を上げられるようにと祈らずにはいられません。 https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13696 ログインして返信 松下能太郎 投稿者 | 2021-01-23 21:49 「受験票を呈示してから~」に出てくる「わたし」はミサトではなくて別の受験生なのかなあと思いました。2ページ目の試験問題を導入するのは斬新だなあと思いました。 https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13725 ログインして返信 Fujiki 投稿者 | 2021-01-24 12:43 んんっ、ページがわかれてる? と思って2ページ目に行ったらまさかの試験問題。意表を突かれて面白かった。私は問題を間違えた。くやしかった。女の子同士の物語はさわやかでステキ。リストに入れとくだけじゃなくてちゃんと終わったら楽屋に来いと指示しないと来ないよね。じれったくてかわいいな。 https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13744 ログインして返信 川獺右端 投稿者 | 2021-01-24 18:03 あ、二ページ目気がつかなかったです。 講談師と受験生の対比でお話を進めているのだけど、途中どっちがどっちの視点よと混乱してしまったり。 ナンバリングした方が解りやすかったかもしれませんね。 https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13795 ログインして返信 諏訪真 投稿者 | 2021-01-24 19:02 視点が結構往復してるなと思いつつも、プロとして一歩先を進んだ友人に対する焦燥感と、マミの思いやりとが対比してて非常に好感が持てました。 (問題は結局カンニングしてしまいました https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13806 ログインして返信 諏訪靖彦 投稿者 | 2021-01-25 08:26 時間軸視点が目まぐるしく変わる百合物語。少々混乱しましたが、最後の飛び道具にやられました。ページを使ったメタ仕掛け、今度パクらせてもらおう。 https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13832 ログインして返信 波野發作 投稿者 | 2021-01-25 10:41 視点人物を変えるときは何か工夫してもらえると嬉しい。ん?ミスかな?と誤解して印象が下がってしまうからです。まあ今回最高評価なんですけど https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13834 ログインして返信 鈴木 沢雉 投稿者 | 2021-01-25 14:42 改ページ機能があるというのを初めて知りました(笑) 試験問題の答えは考える前にすぐググってしまったヘタレです。 女講談師といえば最近神田茜さんの書くものがなかなか面白くて考えさせるので気になっています。 https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13856 ログインして返信 Juan.B 編集者 | 2021-01-25 15:32 落語に比べても講談にはあまり縁が無いのだが、青春、初陣と絡めて面白く読めた。月並みだが改ページの工夫が面白い。 https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13866 ログインして返信 春風亭どれみ 投稿者 | 2021-01-25 18:45 入試問題風のオチは今まさに旬の時期でもあるので、面白かったです。2ページがあるのを最初見逃した自分が言うのもなんですが。単純に好きなタイプのお話。松鯉先生の講談は弟子にしてスーパースターの伯山先生とはまた驚くほど対照的で鷹揚な語り口で、「ああ、こんな風に時が流れる講談もあるのだなあ」と浅草で感動した記憶があります。 https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13886 ログインして返信 春風亭どれみ 投稿者 | 2021-01-25 18:54 あと、貞友先生、貞鏡先生……女流の方が数多輝いている、講談界に対するエールというか、アオハルモノというか、講談版『赤めだか』的なポジティブなものを感じました https://hametuha.com/novel/52287/#comment-13888 ログインして返信 コメントを残してください コメントをするにはユーザー登録をした上で ログインする必要があります。 作品に戻る
小林TKG 投稿者 | 2021-01-21 06:25
サイレントマジョリティーっていうのが良かったです。良かったと思います。あれのおかげで、ぐっと身近になったというか。身近だけど、でもやっぱり大変な世界というか。元は同じ場所だったはずなのに分かれて伸びる枝の様な感じになったというか。なんかそう感じがありました。あったと思います。
退会したユーザー ゲスト | 2021-01-21 18:00
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古戯都十全 投稿者 | 2021-01-21 22:22
わたしのマミに対する焦燥感や、試験前の緊張を高める描写がラストに梯子を外すためのフリとして機能している、というような印象を受けました。講談の『初陣』の内容が確認できていないので、どのような関連があるのか気になりました。
大猫 投稿者 | 2021-01-22 20:23
面白い趣向です。入試問題内に人物が入り込んでいるのも楽しかった。
寄席で聞く講談は本来、演目を演じさえすればいいのでしょうが、古文をふんだんに使うからただでさえ難しいところに、落語と同じようにマクラやサゲが重要視されるし、落語と違って笑わせればよいというものでもないしで、若い演者にはかなり大変だと思います。マミの覚悟のほどを感じます。
人と違う道を歩むマミが、ミサトにだけは晴れの姿を見てほしいという気持ちはかなり一方通行的な友情で、一方ミサトがマミの成長ぶりを目にして自分の卑小さを悔しく思うあたりもすごくリアリティがあります。
それぞれの初陣で大手柄を上げられるようにと祈らずにはいられません。
松下能太郎 投稿者 | 2021-01-23 21:49
「受験票を呈示してから~」に出てくる「わたし」はミサトではなくて別の受験生なのかなあと思いました。2ページ目の試験問題を導入するのは斬新だなあと思いました。
Fujiki 投稿者 | 2021-01-24 12:43
んんっ、ページがわかれてる? と思って2ページ目に行ったらまさかの試験問題。意表を突かれて面白かった。私は問題を間違えた。くやしかった。女の子同士の物語はさわやかでステキ。リストに入れとくだけじゃなくてちゃんと終わったら楽屋に来いと指示しないと来ないよね。じれったくてかわいいな。
川獺右端 投稿者 | 2021-01-24 18:03
あ、二ページ目気がつかなかったです。
講談師と受験生の対比でお話を進めているのだけど、途中どっちがどっちの視点よと混乱してしまったり。
ナンバリングした方が解りやすかったかもしれませんね。
諏訪真 投稿者 | 2021-01-24 19:02
視点が結構往復してるなと思いつつも、プロとして一歩先を進んだ友人に対する焦燥感と、マミの思いやりとが対比してて非常に好感が持てました。
(問題は結局カンニングしてしまいました
諏訪靖彦 投稿者 | 2021-01-25 08:26
時間軸視点が目まぐるしく変わる百合物語。少々混乱しましたが、最後の飛び道具にやられました。ページを使ったメタ仕掛け、今度パクらせてもらおう。
波野發作 投稿者 | 2021-01-25 10:41
視点人物を変えるときは何か工夫してもらえると嬉しい。ん?ミスかな?と誤解して印象が下がってしまうからです。まあ今回最高評価なんですけど
鈴木 沢雉 投稿者 | 2021-01-25 14:42
改ページ機能があるというのを初めて知りました(笑)
試験問題の答えは考える前にすぐググってしまったヘタレです。
女講談師といえば最近神田茜さんの書くものがなかなか面白くて考えさせるので気になっています。
Juan.B 編集者 | 2021-01-25 15:32
落語に比べても講談にはあまり縁が無いのだが、青春、初陣と絡めて面白く読めた。月並みだが改ページの工夫が面白い。
春風亭どれみ 投稿者 | 2021-01-25 18:45
入試問題風のオチは今まさに旬の時期でもあるので、面白かったです。2ページがあるのを最初見逃した自分が言うのもなんですが。単純に好きなタイプのお話。松鯉先生の講談は弟子にしてスーパースターの伯山先生とはまた驚くほど対照的で鷹揚な語り口で、「ああ、こんな風に時が流れる講談もあるのだなあ」と浅草で感動した記憶があります。
春風亭どれみ 投稿者 | 2021-01-25 18:54
あと、貞友先生、貞鏡先生……女流の方が数多輝いている、講談界に対するエールというか、アオハルモノというか、講談版『赤めだか』的なポジティブなものを感じました