夏の暑さも雨の鬱陶しさも混ざる困難な今日のこの頃、皆さんはいかがお過ごしだろうか。雨の日も晴れの日も、文学的に夏をエンジョイしよう。

さて、6月に「はめにゅー」で公開された記事の中から、人気の高かった記事をおさらいする。忙しくて毎日は「はめにゅー」をチェックできないという人も、この機会に話題の文学ニュースをまとめて確認しておこう。6月はどのような文学ニュースが読まれたのだろうか?

10位~4位

10位

メフィスト賞に金子玲介『死んだ山田と教室』

松尾模糊松尾模糊

「第65回メフィスト賞」を金子玲介『死んだ山田と教室』が受賞した。今後、改稿を経て書籍化される。

9位

米作家コーマック・マッカーシーが死去

松尾模糊松尾模糊

米現代文学を代表するコーマック・マッカーシーが89歳で亡くなった。映画化作品で世界的にも知られる。

8位

芥川・直木賞候補が発表 乗代雄介の新人賞三冠なるか

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『第169回芥川龍之介・直木三十五賞』候補作品が発表された。乗代雄介の新人賞三冠なるか。

7位

目次だけで見る文芸誌2023年7月号

松尾模糊松尾模糊

今月発売された文芸誌4誌の目次をざっと確認して、誰が何を書いているかをお知らせする定点観測記事。どれを読めば良いかの指針にどうぞ。

6位

破滅派同人の活躍の軌跡【2023年前半編】

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2023年に入り、破滅派は様々な活動を行った。その軌跡をまとめて紹介しよう!

5位

【快挙!】髙井ホアン『戦前反戦発言大全』が重版決定

松尾模糊松尾模糊

『戦前不敬発言大全』に続き、『戦前反戦発言大全』も重版が決定。ロシアのウクライナ侵攻以来、反戦に対する国民の意識が高まっているのだろうか。

4位

江戸川乱歩賞に三上幸四郎「蒼天の鳥たち」 『名探偵コナン』など手掛ける脚本家

松尾模糊松尾模糊

『第69回江戸川乱歩賞』を三上幸四郎の「蒼天の鳥たち」が受賞した。三上は『名探偵コナン』などアニメやドラマを手掛ける脚本家。

一年の折り返しということもあり、芥川賞・直木賞候補作の発表や、『戦前反戦発言大全』の重版など、様々なニュースが並ぶ六月となった。

3位

古川日出男が「郡山市フロンティア大使」就任

松尾模糊松尾模糊

古川日出男が「郡山市フロンティア大使」に就任した。今後、市の委託を受けて郡山の情報を発信していく。

古川日出男が「郡山市フロンティア大使」に就任した。創作と都市がどのような関係を育めるのか、是非見守っていきたい。

2位

【快挙!】松尾模糊&牧野楠葉が『代わりに読む人 創刊号』に掌編掲載

高橋文樹高橋文樹

友田とん主催の出版レーベル代わりに読む人のフラッグシップマガジン「代わりに読む人」に破滅派から二名が参加することになった。発売は2023年7月下旬を予定。

松尾模糊と牧野楠葉が『代わりに読む人 創刊号』に掌編を掲載する。二人の特色ある作品をぜひこの機会に読んでおきたい。破滅派同人の更なる活躍に期待しよう。

1位

【快挙!】日本SF作家クラブに大木芙沙子が入会

Juan.BJuan.B

6月24日、日本SF作家クラブに大木芙沙子が入会した。破滅派では斧田小夜、高橋文樹に続く快挙となる。

エレガントザリガニとしても知られる大木芙沙子が、この度日本SF作家クラブに入会した。SF作家としての今後の更なる活躍を、はめにゅーでも追っていきたい。

6月のニュースはいかがだっただろうか? 健康に気を付けて、今月のはめにゅーも乞うご期待である。