髙井ホアンの『戦前反戦発言大全』(パブリブ)が重版されることがアナウンスされた。

 初版を2019年に5月に『戦前不敬発言大全』(パブリブ)と同時に販売。皇室を扱っているというタブー感や、令和の改元とタイミングが重なったことから、『戦前不敬発言大全』の方が元々売れ行きが上回っていたという。『戦前不敬発言大全』は今年3月に重版していた。

 版元であるパブリブは「『戦前反戦発言大全』の方もロシアによるウクライナ侵略戦争が始まってから、どんどん在庫が薄くなってきていた」ことから重版を決定。7月下旬頃には書店に搬入される予定。

 出版不況が叫ばれる中、あの分厚い二冊が揃って重版されるということは嬉しいニュースだ。新たな戦前と言われる今こそ、当時の軍国主義下で人々がどのように抵抗していたのか本書で確かめてほしい。