タグ: ファンタジー 272件

  1. 硝子は飛べないから犬にはなれない 小説

    • ハギワラシンジ
    • 6年前
    • 4,141文字

     僕は家から帰ったあとに散歩に出かけるのだが、彼女はいつも散歩先にいる。 「なんで飛んで餌を取りに行かないの」  と僕が言うと硝子はつん、と済まして言う。「私の翼は虫けらを啄むためにあるんじゃな…

  2. 敬老の日 二十四のひとり / 小説

    • 藤城孝輔
    • 6年前
    • 4,820文字

    作品集『二十四のひとり』収録作。

  3. ブルーな海底から晴れ空を仰ぐ 二十四のひとり / 小説

    • 藤城孝輔
    • 6年前
    • 4,065文字

    作品集『二十四のひとり』収録作。

  4. 焔と怪物 月に鳴く / 小説

    • 松尾模糊
    • 6年前
    • 4,248文字

    二〇一九年四月一五日、ノートルダム大聖堂は大規模な火災に見舞われた。同じころ、日本では政府による氷河期世代支援策を行うことが発表され、彼らはその世代を新たに「人生再設計第一世代」と名付けていた。…

  5. 尿道が+(プラス) エメーリャエンコ・モロゾフ翻訳集 / 小説

    • 諏訪靖彦
    • 6年前
    • 1,418文字

    ロシアでTVドラマ化され人気を博したエメーリャエンコ・モロゾフの晩年の作品を翻訳しました。

  6. エピローグ サイファイ・ララバイズ / 小説

    • 諏訪靖彦
    • 6年前
    • 2,798文字

     クヤン情報思念意による編集によって亜光速推進を纏った世代航行船が、ヒトに進化の階梯を登らせるヒントを携え地球へ帰還する。

  7. 拡散と収束 サイファイ・ララバイズ / 小説

    • 諏訪靖彦
    • 6年前
    • 17,422文字

     小惑星テミス総督アメーリア・ワッツはメインベルト共同体代表準惑星セレス総督ジャクリーン・ウノアより緊急艦船通信を受け取る。それはセレスの首都ヨークがクーデターにより陥落したとの知らせだった。ア…

  8. 靖子の望むヒト欠片 サイファイ・ララバイズ / 小説

    • 諏訪靖彦
    • 6年前
    • 24,075文字

    ヒトが性を捨てた時代、諏訪靖子の住む被差別部落に町から性奴隷がやってきた。靖子は性奴隷と触れ合ううちに、心の奥底から湧き上がる説明のつかない感情に苦悩する。

  9. インターミッション3 サイファイ・ララバイズ / 小説

    • 諏訪靖彦
    • 6年前
    • 3,113文字

    石室内に残されたヨグソフホートのもとに世界保健機構より派遣された国立感染症研究所所属医師が現れた。それはヨグソフホートにとって、およそ二百年ぶりの知性化生命体との接触であった。

  10. 愛別離苦 サイファイ・ララバイズ / 小説

    • 諏訪靖彦
    • 6年前
    • 11,690文字

    宮澤靖子の原子卵胞内に非展開記憶を残したキチガイが天皇陵で寿命を迎える。

  11. 世代航行船の意思 サイファイ・ララバイズ / 小説

    • 諏訪靖彦
    • 6年前
    • 24,266文字

    進化に行き詰ったヒトは、次の階梯に進むために太陽系外に目を向けた。地球を統べる世界保健機構は知性化された可能性のある星系へ被差別民である単性生殖者を送り込むことにした。

  12. インターミッション2 サイファイ・ララバイズ / 小説

    • 諏訪靖彦
    • 6年前
    • 1,394文字

     宮澤靖子の原子卵胞内に書き込まれたノデンスの非展開記憶が数百年の時を超え展開した。

  13. 継体守文 サイファイ・ララバイズ / 小説

    • 諏訪靖彦
    • 6年前
    • 9,068文字

    小難しい話の前の一休み的なスラップスティック・コメディです。

  14. キチガイとの遭遇 サイファイ・ララバイズ / 小説

    • 諏訪靖彦
    • 6年前
    • 40,060文字

    小学四年生の宮澤靖子は同級生の森本賢治と共に、クラスで飼育していたウサギを殺した犯人を捜すことになった。捜査を進めるうちに森本が犯人だと確信した靖子は、神社の境内に森本を呼び出し、森本が犯人足る…

  15. プロローグ サイファイ・ララバイズ / 小説

    • 諏訪靖彦
    • 6年前
    • 1,246文字

    同級生を殺してしまった少女に手を差し伸べたのはキチガイだった。少女とキチガイが交わした約束は数百年の時を超え果たされる。

  16. 本立て犬とこたつ猫 小説

    • 松尾模糊
    • 6年前
    • 3,907文字

    2019年1月合評会参加作品です。夏目漱石の『吾輩は猫である』をベースに佐川恭一氏、工藤はじめ氏そして、高橋文樹氏の作品に大変刺激を受け、執筆いたしました。佐川氏はモロゾフと共に勝手ながら登場さ…

  17. 時鏡・連作 小説

    • 岩田レスキオ
    • 6年前
    • 88,564文字

    時間を越えて光を反射する4次元の鏡。怪現象・逆さ赤富士の正体とは? 鏡の間で少年の見た殺人事件の犯人は? 山本五十六の秘蔵した鏡台に映った幽霊の正体は? ボルヘスが割ってしまった鏡は、その後? …

  18. 脱獄 小説

    • 岩田レスキオ
    • 6年前
    • 149,890文字

    ソクラテスが脱獄を思い留まった理由は、イエスの謎の三十年にあった、というお話。刑死の前夜、ソクラテスは最後の夢を見た。夢の中で彼はアポロンから神託を授かる。