7月19日、第155回芥川賞・直木賞が決定した。村田沙耶香は1979年生まれで、2003年に群像新人賞優秀作『授乳』でデビュー。今回の受賞で三島賞・野間文芸新人賞とともに、三冠王を達成した。荻原浩は五回目の候補で受賞し、ベテラン揃いの乱戦を制した。

なお、ニコニコ生放送では芥川賞・直木賞の受賞会見が行われている。大森望、豊崎由美ら「メッタ斬り」コンビによる解説もあるため、候補作未読の方でも楽しむことができるだろう。

筆者は村田沙耶香と同い年かつ同県出身、デビューの年も近いので、彼我の差について色々と思うことはあるが、文芸シーンを盛り上げることを祈ってエールを送りたい。