12月16日、日本文学振興会により第168回芥川龍之介賞・直木三十五賞の候補作が発表された。顔触れは以下のとおりである。

 

芥川賞

作品名（出版社） 著者 他
ジャクソンひとり（文藝冬季号） 安堂ホセ 初ノミネート
この世の喜びよ （群像 7月号） 井戸川射子 初ノミネート
開墾地 （群像 11月号） グレゴリー・ケズナジャット 初ノミネート
荒地の家族 （新潮 12月号） 佐藤厚志 初ノミネート
グレイスレス （文學界 11月号） 鈴木涼美 二度目のノミネート

選考委員は、小川洋子・奥泉光・川上弘美・島田雅彦・平野啓一郎・堀江敏幸・松浦寿輝・山田詠美・吉田修一。

 

直木賞

作品名（出版社） 著者 他
光のとこにいてね （文藝春秋） 一穂ミチ 二度目のノミネート
地図と拳 （集英社） 小川哲 二度目のノミネート
クロコダイル・ティアーズ （文藝春秋） 雫井脩介 初ノミネート
しろがねの葉 （新潮社） 千早茜 三度目のノミネート
汝、星のごとく （講談社） 凪良ゆう 初ノミネート

選考委員は、浅田次郎・伊集院静・角田光代・北方謙三・桐野夏生・高村薫・林真理子・三浦しをん・宮部みゆき。

第168回芥川龍之介賞・直木三十五賞の選考会は、来年1月19日に開催される予定である。

それぞれ芥川賞候補5作品、直木賞候補5作品の中からどの作品が選ばれるのか？　ぜひ期待して待ちたい。