タグ: 散文 179件

  1. 高麗屋! 小説

    • 河野沢雉
    • 4日前 更新
    • 3,268文字

    三島由紀夫生誕百年だそうなので、何か書いてみようと思いました。

  2. 少女の肖像 (3/3) 少女の肖像 / 小説

    • 加藤那奈
    • 10日前
    • 17,088文字

    旧友のメガネの奥の少し爬虫類にも似た眼がじとりと僕を睨んだ。 ――だから俺はお前のことが大嫌いなんだよ。 ・・ どうですか。そんな女の子があの絵の向こう側にいるような気がしませんか。どこか…

  3. 少女の肖像 (2/3) 少女の肖像 / 小説

    • 加藤那奈
    • 10日前
    • 16,235文字

    鉛筆は、こう削ります。 あなたの前で白髪混じりの男がおろしたての鉛筆を削る。 ・・ あなたたちは、とうとうひとつになって、私はその場から追い出されてしまう。 居場所をなくした私は、たぶん…

  4. 少女の肖像 (1/3) 少女の肖像 / 小説

    • 加藤那奈
    • 10日前
    • 16,026文字

    ギャラリーは白い。 壁も床も天井も白く、白々しい光に溢れている。 ・・ 壁には巨大な少女の肖像が六点、展示されていた。 あなたは、何かに促されるように部屋の中央に立ち、彼女たちを見渡した…

  5. 私を着る REFLECTION / 小説

    • 加藤那奈
    • 18日前
    • 20,382文字

    制服を着る/私を着る 制服を脱ぐ/私を脱ぐ 誰かが誰かに恋をしている。 (2025年)

  6. 人口倍増計画

    • 加羅戸麻矢
    • 22日前
    • 1,695文字

    急速に進む高齢化社会と謎の超過死亡数ブースター増加により急激な人口減少が進んでいるようです。そこで『人口倍増計画』なるものが立案されているのを密かに入手しましたのでご紹介します。 (ちょっとグ…

  7. 言葉のボクシング

    • 加羅戸麻矢
    • 22日前
    • 1,619文字

    言葉の意外な組み合わせの醸し出す雰囲気って不思議です。例えばジョルジュ・バタイユの『太陽肛門』とか。私の頭が悪いせいか中身がさっぱりわからず、今は漆黒の表紙の白抜きの文字と表紙カバーの「私も汚れ…

  8. ストレスチェックストレス 小説

    • わく
    • 24日前
    • 1,476文字

    上司にストレスチェックのやり直しを命じられるというのは、私がかつて勤めた場所で聞いたことのある実話です。 そこからもっと話を広げたかったのですが、まさに締切に終われてしまい、尻切れとんぼになっ…

  9. 七日で魚になる (7/7) 七日で魚になる / 小説

    • 加藤那奈
    • 25日前
    • 8,103文字

    「空と海の違い、わかる?」 彼女が問う。 ・・ 空気の抜けたビーチボールみたいに会話は全く弾まないのだけれど、私はけっこう楽しかった。さほど好物というわけでもない白身のお魚をとっても美味し…

  10. 七日で魚になる (6/7) 七日で魚になる / 小説

    • 加藤那奈
    • 25日前
    • 5,841文字

    今時、都会のスーパーマーケットは夜遅くまで開いているから帰宅時間が不規則になりがちな私にとっては便利だけれど、便利というだけで、快適ではない。 ・・ 少女の身体にわたしの顔、ね……。 あな…

  11. 七日で魚になる (5/7) 七日で魚になる / 小説

    • 加藤那奈
    • 25日前
    • 7,685文字

    目の前を一尾の魚が横切った。 見たことのない魚だった。 ・・ とにかく彼女の提言に従って、シャワーを浴びよう。 それから、ゆっくり食べることにしよう。 (2017年)

  12. 七日で魚になる (4/7) 七日で魚になる / 小説

    • 加藤那奈
    • 25日前
    • 5,685文字

    お昼休みは外食をする。 経済的なことを考えれば、マメにお弁当を作る方がお得だ。 ・・ 彼は左右の耳の下から顎の辺りまで掌でなぞる。 この辺にできるのかな、鰓。 (2017年)

  13. 七日で魚になる (3/7) 七日で魚になる / 小説

    • 加藤那奈
    • 25日前
    • 8,120文字

    大昔、海と空はひとつだったのです。 少女が語る。 ・・ まさに国籍不明。 それで、今日も溺れそうになったのね。 (2017年)

  14. 七日で魚になる (2/7) 七日で魚になる / 小説

    • 加藤那奈
    • 25日前
    • 5,430文字

    どうして私は家に帰るのだろう。 それは、家があるからだけれど、そこに山があるから登るとか、ゴールがあるから走るんだとか、そんなレトリックは、ときどき格好良く感じるだけで、その実何も意味を成して…

  15. 七日で魚になる (1/7) 七日で魚になる / 小説

    • 加藤那奈
    • 25日前
    • 9,941文字

    青にもいろいろな青がある。 わたしはいくつもの青を想像する。 ・・ 彼女は、ニヤニヤとした笑顔の残像をばらまきながら食事を終えて、出掛ける支度をするために席を立つ。朝食の後片付けは彼の担当…

  16. 孫悟空によろしく 小説

    • ヘルスメイク前健
    • 29日前
    • 550文字

    この作品を、昨年逝去された故・鳥山明氏に捧げます。

  17. 黒いワンピース REFLECTION / 小説

    • 加藤那奈
    • 1ヶ月前
    • 20,056文字

    少女と母と猫、そして祖父と人形。 (2023年)

  18. RUE (5/5) RUE / 小説

    • 加藤那奈
    • 1ヶ月前
    • 15,767文字

    彼女の話は彼の腕の中で紡がれてゆきます。たぶん。 最後に、彼女のことと彼女のこと。 (2017年)