タグ: 散文 28件

  1. ローストポークは夜を待たずに 小説

    • 長崎 朝
    • 4ヶ月前
    • 13,500文字

    ――嫌悪感で満たされたこの空間の内奥に、その黄色い花は存在しているのだ……。  白のトヨタ・ノアは、陽光の降り注ぐ井の頭通りを軽快に走っていく。穏やかで、世界が光って見える幸福な午後だった。

  2. さらばジパング 小説

    • 南沢修哉
    • 4ヶ月前
    • 9,706文字

    ニューヨーク証券取引所の鐘を鳴らすエグゼクティブのように、男は白い歯を見せて破顔一笑しながら、天井近くまで振りあげた9ポンドのハンマーで頭蓋骨を木っ端微塵に打ち砕いた。

  3. 撃墜 小説

    • 長崎 朝
    • 4ヶ月前
    • 7,465文字

    操縦士の後ろが、あなたの席です。シートベルトをお締めください。それでは、素敵なフライトを。 長崎朝『回文集』収録の、回文ナンバー44に付された読解部分の手記です。一応、回文も載せておきます。 …

  4. 友達 小説

    • 長崎 朝
    • 4ヶ月前
    • 3,875文字

    むかしむかし、あるところに、おまえの友達はいたんじゃないのかい?

  5. 好きやねん大阪 小説

    • 南沢修哉
    • 5ヶ月前
    • 4,672文字

    金正恩朝鮮労働党委員長の死後、売れない漫才師が自爆テロを敢行する。北朝鮮の潜伏工作員による破壊活動が、笑いと人情の街を地獄に変える。

  6. 問題教師 小説

    • 南沢修哉
    • 6ヶ月前
    • 10,088文字

    昼休み、現代文の教員は些細なことから感情のコントロールを失う。それはドミノ倒しの最初の一枚にすぎなかった。怒りと憎しみに満ちた職員室で、レクリエーションと化した暴力の祭典が幕を開く。

  7. しんしん 小説

    • 織月かいこ
    • 6ヶ月前
    • 3,949文字

    第26回ゆきのまち幻想文学賞入選作 黒猫と男の子と少女

  8. exp 小説

    • 南沢修哉
    • 6ヶ月前
    • 3,811文字

    金銭をめぐるトラブルで人を刺し殺し先週まで服役していた永門という28歳無職の男と行きつけの喫茶店のカウンターで邂逅した小学校の同級生の今村はエスプレッソとサッポロ一番の匂いでくたびれて騒々しい空…

  9. 文学だけにできること メタメタな時代の曖昧な私の文学 / エセー

    • 高橋文樹
    • 7ヶ月前
    • 5,493文字

    2010年から連載してきたこのエッセーもついに最終回となる。本稿では、連載を通じて触れてきた「テクノロジーと文学」ということに対する考察ではなく、単に文学だけができることについて、現時点での私の…

  10. 騒音と鼻炎 小説

    • TRiPRYO
    • 8ヶ月前
    • 11,577文字

    おもてでは戦争がはじまったらしい。激しい機銃掃射の音が聞こえる。 おれはきのう履いていたジーンズを捜索、炬燵の中から引張りだし、両方の裾を掴んで、逆さまにして振った。ぼとっ、と無様に変形した「エ…