感想人間

小林TKG

エセー

4,530文字

急にこんなの書いて申し訳ないんですけども。でも、書くなら破滅派でしたので。

Twitterのタイムラインで破滅派というものを見つけた時、私はすぐにそっからサイトに飛んでブックマーク登録した。ちなみに誰かが何かを書いて投下したのか、あるいは誰かの書いたものをいいねかリツイートしたのかはわからない。その時飛んだ先にあった話は読んでない。すいません。ごめんなさい。でも破滅派というサイトを見つけた時、とにかく私はまずブックマークに登録した。

「破滅派って、なんて素敵なサイト名だ」

ってそう思ったからです。破滅派。私だって破滅派に違いないって思った。破滅派という部分を私だって持ってる。多分持ってる。そう思った。

んで、初めて訪れた破滅派というサイトはWikipediaの小説投稿サイトページにも載っていない、また、おススメ小説投稿サイトってGoogleで検索しても、全く出てこない場所だった。秘所のような。最初の方に出てくるのは大抵なろう、カクヨム、ノベルアッププラスそれから最近はノベリズムとか?

「出てこない。すごい」

それに惹かれた。知る人ぞ知るみたいな感じに。ちなみに以前も同じような事をしたことがある。当時カクヨムというサイトが始まる、あるいは始まったばかりの頃、Twitterのタイムラインであまりにもそれについてうるさかった。みんなしてカクヨムに話を投下してたのか、誰かがいいねとかリツイートしてたのかそれはわからないけど。でもそれを見てて、

「カクヨムがなんぼのもんじゃい」

当時の私はそういう風に思った。今は思わないけど。カクヨムにもなんか書きたいしね。

ただ当時の私はそういう風に思って、だから誰も知らないっぽい星空文庫というサイトに登録して、そこでも話を書き始めた。ちなみに当然というか、なろうにも登録してる。私がこういう事を始めたばかりの頃、他人から教えてもらったのがなろうだった。だからなろうに登録した。

それからアメブロを始めて、Twitterのアカウントが無いと利用出来ない即興小説トレーニングっていうのの為にTwitterのアカウントも取得して、でも一向にお話が書けないからって、まあ他にも色々と手を出して、んで今に至る。

初めて破滅派というサイトを見た時、そのネーミングがかっこいいと思ったし、破滅派というものの末端構成員になりたいとも思ったが、しかしそれから登録に至るまでは数日の熟考を要した。理由は、

「登録したところで、何か書くんだろうか私は?」

と思ったからです。なろうも星空文庫もいまだにやってる。んで、たまにそこら辺に短い話書いて投げてる。その上更に破滅派に登録して話書くのかな?って。アカウント登録するならば、そのサイトの為になることをしたい。登録だけして何もしないとか、よくないような気がする。登録する以上何かやらなくては、やらないならアカウントなんて無い方がよくないか?重荷じゃないか?

まあそれ突き詰めると、じゃあようつべでもなんかやれよって話にもなるんだけど。たださすがに動画系は何もやってません。

あと、これはあまり言うべきではないんだけども、でも、その時の印象、

破滅派ってさ、なんかすごいエリート集団の集まりじゃないか?と思った。だって破滅派なんだもん。今でこそ何とも思わなくなったけど、なろうだって小説家になろうっていうんだよ。小説家って重くない?なんか書いたら小説家になっちゃうんだ。こわ。もっと気軽な感じでやりたい。責任のない感じで。駄文書き散らしになろうとか、文字の羅列記入者になろうとか、そういう感じがいい。

で、そう考えると破滅派もかなりな名前だ。

だって破滅派だよ。

古代ローマみたいな感じがあるんじゃないか?神殿の中で膝突き合わせてひねもす哲学とは何ぞやという様な事を話し合うような、そんな雰囲気。イキフン。

 

破滅派。

 

「こんなもんが、破滅派なんて片腹痛いわー!」

「わーすいませんすいません。もうしません。死にます」

そういう感じになるんじゃないか。すごく怒られるかもしれない。出て行け―!ってされるかもしれない。

だから登録まで数日を要した。

でも、それでも登録したのは破滅派のある方の話を読んで、それにとても感銘を受けたから。自分でもそういう話が書きたいと思った。

それからまあ、また少し紆余曲折あって破滅派で合評会に参加した。初めての合評会。テーマはまぼろしの魚だった。んで私は、当初自分がそのような催しに参加するとは思っていなかった。

「私はそういうのはいいかな」

でも、そこでまた感銘を受ける話に巡り合ってしまって。

だから、それを評価というか、それにポイントを入れたくて参加した。読み専で参加するという枠もあるにはあったが、せっかくの催しでそれも無粋じゃないかと思ったし。

 

そんでとにかく何でもいいからテーマまぼろしの魚で話を書いて、んで私はある方の作品にポイントを割り振って、

「よし」

やりたいことやれたよかった。それで終わりだと思っていた。

「まあ私の話に感想が来るなんてことねえだろうしな」

ネット上でこういうことをやるうえで、それは大事なことだ。他人に何かを求めて活動するというのは危ない。見返りを求めて活動したら、それが無かった時、レスポンスが無かった時とても辛いことになるだろうから。その結果こういう事をやめちゃう人もままいるだろうなと思ってたから。

だから結局自分が面白いと思ったものを積み上げて、あるいは自分の周りに配置して、それを自分の支えにしてやるほかないんだ。間違っても欲しがるような事をしてはいけない。

 

誰もお前の事なんて見てない。

 

誰もお前の事なんて知らない。

 

黙って勝手にやってろ。

 

ずっとそういう心持でやってた。もちろんこういう事を始めたばかりの頃は、私だって多少そういったものを望んだり、渇望したりしたけども。まあ今考えると恥ずかしいですね。気持ち悪いです。

 

それだからもう合評会に話を書いて、ある方の作品にポイントを入れて、それで終わり。

 

そう思ってた。

 

で、

 

そしたらさあ、来るんですよね。裏メの方に感想が。

 

うれしかったー。

 

正直。

 

うれしかったー。

 

初めての合評会、システムも何も知らないまま参加したんです。ある方の作品にポイントを入れるために。

 

そしたらそういうシステムなんですってね。後で調べたら、合評会って。

 

他人の話にもコメントしましょう。的な。そしたら持ち点が増えますっていう感じで。

 

そういうシステムでやってるんですってね。

 

でも、

 

うれしかったー。

 

それでもよかったー。

 

超うれしかったー。

 

んで、それによって私はあるものを、ある考えを得ました。

 

ここですいません、突然ですが一つ告白をします。

 

私はこのようなネット活動を始めてから初期の頃を除いて、また一部の例外を除いて今に至るまで長らくの間、ろくに他人の書いた話を読んだことがありません。

 

例えばなろうとか、即興小説トレーニングとか、星空文庫とか。

 

理由は簡単です。他人の書く話の方が自分が書く話よりもはるかに面白いと思ったからです。

 

だから腹が立つんです。

 

「くそが」

って思うんです。

 

どうして自分にあの話が書けないんだって。

 

ある時即興小説トレーニングでバトルを行って、他人の書いた話のすごさにもうやられたんです。

 

同じテーマで、同じ時間でやってるのに、どうしてこうも違うんだって。

 

また、たまに例外的に読んだ他人の書く話にも感想なんて何もないんです。面白かったです。という事しかないんです。それ以外何も思わないんです。最初の頃はそれで無理してました。これがこうで面白いみたいな。ここがこうで気が利いてるとか。そういう感じの事を書かないといけないって思ってました。それにおそらくあれは自分のに感想を書いてほしいが為の行為だったんだと思うんですね。見返りを求めた行為。

 

あと、そういう事に時間を割くくらいなら自分の話の数を増やしたい。とにかく増やしたい。そういう思いもありましたし。

 

でも、裏メで最初にもらった感想がね。

 

私にとっては本当にありがたかった。自身の価値観の破壊でした。

 

自分が勝手にドルハーをあげてただけだったんだ。って気が付きました。

 

何だこれ最高か。

 

的な。

 

勿論それだけではなく他の皆様からの感想も本当ありがたかったです。

 

この場を借りて感謝を申し上げます。

 

ありがとうございます。

 

んで、それから合評会の他の方の作品も読ませていたきまして、すべての作品に自分なりの感想を書かせていただきました。あれで皆様がご満足いただけたかどうかはわかりませんが、ただ私は楽しかったです。そのすべてが楽しかった。

 

で、その結果、私は感想に開眼しました。

 

他人の話を読んでても、別に自分の話を書く時間がそれほど割かれるわけではないとわかりましたし。

 

それに他の方の書く面白い話にもムカつきとか感じませんでしたし、イラつきも覚えませんでした。ただただ楽しかった。もしかしたら加齢によるものなのか、あるいはもうそういうすべてが浄化されたからか。それともこのような事を続ける途上で結局自分の面白いものを書いてそれを支えにするしかないとそう思ったからか、それはまあわかりませんが。

 

とにかく初めての合評会はとても楽しかった。面白かったです。

 

そのシステムもすごいなって思いました。

 

よく出来たシステムだ。

 

でも例えシステムであろうと、それでも感想があればうれしい。最高です。

 

破滅派の事を古代ローマの哲学者の集いだと思ってすいませんでした。

 

んでそれから感想を書く練習も含めてですが、今は少しずつ他人の話も読むようになりました。

 

まだ短い話に対しての感想とかしか書いてません。あんまりなんでもかんでもは読めないし、自分が書きたいものもあるし、だからそんなにそんなに自主的には書けてませんが、でも、これから少しずつでも、まずお世話になってる方優先でも、他人の話を読んで感想書いていけたらと、そう思います。

 

それに他人の話を読んで感想を書くことが、回り回って自分の話にもどこかで役立つことがあるんじゃないかという思いもあります。そういう思惑もちょっとくらい。

 

まあ、またどっかでなんかあったら嫌になってやめてしまう可能性もあるかもしれないんですけど。

 

でも、出来たら続けていきたいです。

 

ホントに。

 

んであと今回のタイトルは、コンビニ人間のもじりです。

 

以上です。

 

また嫌な感じの話を思いついたら来ます。

2020年10月15日公開

© 2020 小林TKG

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"感想人間"へのコメント 4

  • 投稿者 | 2020-10-15 11:24

    もう名前覚えちゃったよ

    • 投稿者 | 2020-10-15 11:56

      ありがとうございまーす。次の合評会もお世話になりまーす。オナシャース。

      著者
  • 投稿者 | 2020-10-15 13:46

    最近では二日前もそうだったし、何度も破滅派の同人達と「小林TKGさんの個性的な作品、いいね!」と会話したモンだ。
    深い意味は無く「さて起きた。今日は小林TKGさんの作品、アップされているかな?」と、それこそ読み手としてスマホを動かす自分もいるから単純に、破滅派でも躍動して貰いたい。

    • 投稿者 | 2020-10-15 14:11

      ありがとうございます。なんかいつもの話と違ってあれなんですよね。このエッセーは恥ずかしかったですけど、でも、感想人間っていうタイトルを思いついてしまいましたし、破滅派の事を古代ローマの哲学者たちの集いだと思っていたっていうのも書きたかったんで、はい。書いちゃいましたw
      これからもどうかよろしくお願いいたします。

      著者
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