利他と流動性

合評会2022年09月応募作品

小林TKG

小説

4,400文字

タイトルに意味はないです。ただ浦和駅で見てなんかかっこよかったんで。

田舎のばあちゃんが風呂場で転んで死んだ際、お寺からお坊さんが来てお経を唱えてから、

「亡くなられた方の為に手を合わせてください。それが亡くなられた方があの世、極楽浄土に行くまでの道程を照らす光となります」

というような事を言った。おおよそこのような事を。子供ながらに私はそれを聞いて、手を合わせるってそういう事なんだ。なんにでも意味があるんだなあ。そんな風に思った。

 

 

ある年の一月一日、我が家が御世話になっている。本当に御世話になっている。じゃぶじゃぶに御世話になってる御寺の、御住職、先生、敷地内に御寺とは別に内科医としての病院も経営されていた。だから先生。

その先生の下に新年の御挨拶をさせていただいた後、先生が私を側まで手招いて、

「死んだらどうなりたいですか?」

と、お尋ねになられた。

私は、特に考えず近々にHuluで観た映画の事を思い出して、

「ロブスターになりたいです」

と答えた。

私がそう返すとは思ってなかったのか、先生は少し笑ってから、

「ロブスターですか」

と小さな声で仰った。

 

 

小屋から出した四本脚の椅子を、外の地面、砂浜の砂の上に置いて、それに座って眼前に広がる大きな海を眺めた。

海風の強い場所であった。

小屋の冷蔵庫に入っていたビールを一口飲んで、それから、

「これからどうしたもんか」

と考えた。

その場所は天気が良く、空には雲一つない。太陽も上の方で照っている。青空。天地が逆転したら、掴むものも無く落ちていく。際限なく落ちて行きそうな。青空。

眺めている海は穏やかだった。風が強いにしては随分と穏やかだった。

海の近く、もっと海の近く、若干赤く見える砂浜の砂に空の色と同じくらい青い海、波、それが飛沫を上げる瞬間白く輝いて。私はそういう場所に居た。そういう場所に椅子を置いて、

「これからどうしたらいいんだろう」

等と考えていました。

それなのに考えれば考えるほどどうでもいい事が頭に浮かんでくるのでした。

アメブロの事とか、インスタの事とかなろうや魔法のiらんどの事です。

大井町ヨカドの前で三線を演奏していた知らないおじさんの事とか、田町のコミックバスターの事。新宿御苑の入場券の値上がり。秋葉原の炊き込みご飯屋さんでお酒を飲んだ事。そこで猫耳をつけたロボットがビールを運んできた事。

そういった事が脳内、あるいは心、私の何処かで浮かんでは沈み、また浮かんでは沈み。顔を出しては引っ込み、出しては引っ込み。眼前に広がる海の波のように。寄せては返す波のように。

 

 

一月の下旬。なんとなく自身の体に違和感を覚えた為、先生のやっておられる病院に伺いますと、

「色々な数値がおかしいし、結構な脱水症状も起こってる。足も浮腫んで鬱血してるし、おそらくとても危険な状態です」

先生の御子息、今はもう病院も御寺の方も殆どをその御子息が回されていた。その御子息が顔色を無くされてそう仰った。

「ここではどうにもなりません。すぐに総合病院に連絡します。入院の手続きが必要になると思います」

そう仰られつつ御子息は傍らの電話に手を伸ばそうとしていた。

それを受けて私は、

「わかりました。ただ入院は二月に入ってからにしてもらいたいんです」

と述べた。それにより御子息は顔色をより一層悪くされた。

その後の事はあまり記憶、意識の何処にも残っていない。

すぐに総合病院に救急車か何かで搬送された。らしい。らしいっていうのもなんか違うな。よく覚えていない。覚えていないっていうか、なんだろうな。そのとき私は、

 

 

検査の結果は癌であった。

父が死んだのと、いや、直接の原因だったかどうかはわからない。

とにかく父と同じ癌であった。

父と同じ癌。父と同じところに癌。直腸に癌。直腸癌。立派な。赤子のような。悪性の。そういうのがあるんだという。

 

 

父の直腸癌は手術で切り取られた。腫瘍の切除手術を行った際、ものすごく血が出たんだそうだ。じゃぶじゃぶ出たんだという。だもんで、一回の手術では全部とれなかった。

その後、暫くして帰ってきた父はものすごい速度で老いた。

毎日歩いていたのを止めた。何も食べなくなった。歯が抜け落ちた。家から出なくなった。首の皮膚、手指の皮膚が老いた。寝たきりになった。起きている時はほとんど俯いていた。生きていること自体が辛いという感じで溜息ばかりついた。母との言い争いをしなくなった。

「全部俺が悪いんだ」

そう言うようになった。それが口癖になった。

そうしてどんどん痩せていって、二度目の入院の際に父は死んだ。

ガリガリになって死んだ。干からびたようになって死んだ。干物みたいになって死んだ。

そら死ぬだろうなと思った。

 

 

砂の上に椅子を置いてそれに座ってビール、冷蔵庫から出したビールを飲みながら、すぐそこに広がる海を眺めていた。

一体何をどうしたらいいのかもわからず、ただ海を眺めていた。

相変わらず天気が良い。風も強い。それに比べて海、波は穏やかで。

まるでロスト・バケーションとか、OLDの舞台の様な、波、海、それをずっと眺めていると、その時その中に何かが見えた。

最初は藻か海藻か、何かそういうのに見えた。

「先生……」

それは父や母の葬儀の時に家にお越しになられて、仏壇の前に座ってうちの粗末な木魚やおりんを叩かれた、恭しく経文を御読みになられた、黒い袈裟、僧衣を御召しになられていた、読経を終えてからも少し留まってくださって残った我々の事を気遣ってくださった。

「先生っ」

その得体のしれない場所、気が付いたらそこに居た。その海の中に先生が。父と母の葬儀の時に着てこられた黒い袈裟、僧衣を御召しになられていた先生が、

「先生っ先生っ」

私は弾かれた様に先生の下に走った。

先生の御召しになられていた黒い袈裟、僧衣が、それが水中に漂い、揺れて、まるで大きな海藻の様で。

「大丈夫ですか、先生っ」

波の間をどっちに行くともなく揺れている先生を引っ張り上げて砂浜に引き摺っていったが、

「先生、そんな」

浜辺に横たわった先生は、御仏の様に半眼でその下に見える眼は灰色、乳色に濁り、口を開けて、

「どういう、なんで……」

死んでおられました。先生は事切れておられました。海水による膨張はありませんでしたが、もうとっくの昔に死んでおられたようでした。

私はそんな先生を背負って小屋に戻り、御遺体をベッドに寝かせてから傍らの床に座り込んで、それで、それから、何も考えられなかった。何も。ただ涙は溢れ出した。とめどなく。拭っても拭っても。

 

 

床に座ったまま暫く先生の御遺体を眺めている時、気が付いた。先生の御召しになられていた黒い袈裟、僧衣の胸元から何か、紙切れがはみ出していた。

失礼を承知で、その紙を破れないように慎重に引き抜くと、三つに折られた便箋であった。そこに書いてあった文字は海水によってだいぶ滲んでいたが、辛うじて読むことは出来た。

 

私は私の事を本当に心から想ってくれていたその方が亡くなったと聞いた時、その衝撃に自身を見失ってしまいました。そんな状態のままあげた経が、冥福の祈りが、その方を極楽浄土に送るまでの途上に導いたとは思えず、故にその責任を取り、ここに自らの命を絶つ決意を致しました。

願わくば、この身の死がその方の元へ届きますよう。高瀬秋口を偲び、東海林風海林記す

 

そう書いてあった先生の御遺書を読み終えた時、また自分でもコントロールできない感情の高まりが生じて、

「ああああ」

という大声を出した後、その御遺書を丸めて自分の口に中に入れました。ものすごく塩辛かったけど我慢して飲み込みました。それから、

「先生、好きです」

「ずっと好きでした」

御遺体になられた先生に告げた。

そのあと先生の御遺体を犯した。先生の股座についていた、もう何だかわからない、皴皴の、死んだ父の手指の様な、首の皮の様な、象の様な皮膚感のものを咥えた。赤子とか幼い子供にするように頬ずりもした。小屋に転がっていたチェキで写真も撮った。先生に自分のチンポを咥えてもらった状態で先生の手をガムテープでピースの形にして。そのあと先生の開いた口に冷蔵庫の中のお酒を無茶苦茶に、じゃぶじゃぶに入れて、それをじゅるじゅると啜った。

 

 

気が付くと床で寝ていた。起きてベッドを確認すると、先生の御遺体が無くなっていた。先生の御遺体があった所には先生が御召しになられていた黒い袈裟、僧衣だけが残っており、その上に小さな蟹や小魚、小海老やらが踊っていた。小さい蟹を捕まえて、小屋にあった虫かごの様な形のものに入れてそれにロープを括りつけてから、小屋から少し離れた所にあるちょっと高い崖から海に投げた。

暫くしてからロープを引き上げると、かごの中に入れた蟹の代わりに大きなロブスターが蠢いていた。小屋にあった鍋に海水を入れてから火を起こし、鍋をかけ、捕まえたロブスターを茹でて食べた。冷蔵庫のビールと一緒に食べて飲んだ。

「くううう」

最高にうまい。

ロブスターの一部をかごに入れて海に投げ入れ、また暫く置いてから引き揚げると再びロブスターが一匹丸ごと入っていた。あと魚。ロブスターとなんか知らない魚。

「先生、これで多分なんとなく生きていけると思います」

先生に感謝した。地面に両手両足、両膝をつけて砂浜の砂におでこを押し付けて長いあいだ海に向かって祈り続けた。出来うる限り長い時間そこで祈り続けた。

 

 

小屋にCDラジカセと水カンさんの『ジパング』があった。だもんで私は『マッチ売りの少女』を聞いた。リピートして何度も聞いた。『マッチ売りの少女』を聞き続けた。聞きながら子供の頃の事を思い出していた。

 

 

子供の頃、『レナードの朝』という映画を父と一緒に観た。観終わってから父は、

「二度と観たくない」

と言った。重い、という事だった。それからあと、

「最後に看護婦が出てきたから」

あれに救われた。とも。

私は父と違う事を思った。

「絶対にこうなりたくない。一生あのままでよかった。起きた時死ねばよかったのに」

父の死ぬ間際も、同じような事を思った。

「どうしてもっと早く死ななかったんだろう」

こんなになるくらいなら。

干物みたいになるくらいなら。

どうして。もっと早くに。

あと、今は、今はこう思ってる。

これが夢であれ何かの投薬による幻覚であれイカれたキチガイの妄想であれ、あるいは現実であれ何であれ、別にどうでもいい。なんでもいい。なんでもいいからこのままでいたい。ずっとこのままがいい。ずっと。

これがもし、今のこの状態が終わりを迎えたら、そこは地獄。それが地獄。

生きてる事が最も辛い。

今が多分一番しあ

2022年8月21日公開

© 2022 小林TKG

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"利他と流動性"へのコメント 29

  • 投稿者 | 2022-09-21 21:39

    いつも小林イズムが炸裂していて羨ましい限りです。
    野暮な質問かもしれませんが、食べたロブスターって先生だったんですか? もしそうだったら愛だなぁって思いました。無意識でも愛。じゃぶじゃぶ。

    • 投稿者 | 2022-09-22 10:20

      感想いただきまして、ありがとうございます。
      無事に炸裂しておりますでしょうか。無事に炸裂してたらいいんですけども。
      あと、ロブスターが先生っていう方が素敵でしょうか?その方が素敵だとしたらもう、完全に先生ですって言います。それ採用という事でよろしくお願いいたします。じゃぶじゃぶ。

      著者
  • 投稿者 | 2022-09-22 23:26

    いつになくシリアスでしんみりしたトーンに驚きました。いつもの小林さんらしいところは先生の遺体を屍姦するくだりですが、今作に限ってはこのくだりは無くても大丈夫だったようにも思いました。なんと言ったらいいかこの極楽浄土(?)の砂浜で過ごすさびしい感じ、虚無感が好きです。書き方がどんどん洗練されてきたような気がします。

    • 投稿者 | 2022-09-23 13:53

      感想いただきまして、ありがとうございます。
      シリアスしんみりと感じていただいたら幸いです。ただ、実はこれは前回やりたかった事なんです。ビジターセンター書く時に、
      「いつもと違う感じで書きたい」
      って思って、メモ帳にも、
      「いつもとは多少違う感じで」
      って書いたんですけども、結局まあ、ビジターセンターはライトな感じになったかなと。だもんで、今回は何とかしたかったんですww
      ただまあ、屍姦はあれですね。
      「みんなびっくりしないかな」
      っていうwwそういうのですww

      著者
  • 投稿者 | 2022-09-23 11:18

    なんだか分からないまま読み進めてシビれました。『利他と流動性』というタイトルにも。美しい青空の描写にも。生きること死ぬこと、こっち側とあっち側、でもごちゃごちゃで。
    生まれ変わったらロブスターになりたいって言ってたのに食べちゃうんですか。それもきっと他人のために死んだ先生の慈悲なんですね。中天にある太陽、このまま西に動かなければいいのに、と私も思いました。

    • 投稿者 | 2022-09-23 14:06

      感想いただきましてありがとうございます。
      『利他と流動性』っていうポスターを浦和駅で見て、それからずっとそのポスターの事が頭の中に残ってて、最初はロブスターっていう映画の監督の名前をタイトルにしようと思って書き始めたんですが、どうもしっくりこないなと。もう利他と流動性にしちゃお。ってなって、こうなりました。ロブスターも食べちゃいました。それまで食べるものが無かったんですよね、きっと。先生が状態変化してようやく、きっかけが生まれたみたいな感じにしたかったんです。

      著者
  • 投稿者 | 2022-09-24 00:10

    何だかよくわかんない感じがいい。独自性があると思う。映画への言及もニヤニヤさせられる。「大井町ヨカドの前で三線を演奏していた知らないおじさん」は沖縄人ディアスポラだろうか。

    • 投稿者 | 2022-09-24 03:58

      感想いただきまして、ありがとうございます。
      大井町ヨカドには、こないだの文学フリマならびに合評会の時に行ったんですよ。東京モノレールの流通センター駅って大井町競馬場から一駅なので。で、その時ヨカドの前でさんしんを演奏しているおじさんが居まして。まあ、その時の私は、
      「一回謝罪しなきゃ」
      っていうのが凄いあったんで、何を主張してたのかは覚えてません。ただ居ました。もしかしたらその、ディ……ディア……ディアボロス的なやつかもしれません。

      著者
  • 投稿者 | 2022-09-24 11:08

    作品全体についてはうまいコメントが出来なくて申し訳ないのですが、

    『ロブスターの一部をかごに入れて海に投げ入れ、また暫く置いてから引き揚げると再びロブスターが一匹丸ごと入っていた。あと魚。ロブスターとなんか知らない魚。』

    この文章がとても良いと思いました。
     文章を書くときには、ついかしこまって魚の名前を調べたくもなりますが、我々の無意識が適切に文章にされてると思います。

    • 投稿者 | 2022-09-24 12:26

      感想いただきましてありがとうございます。
      この部分を書いてる時、すでに、
      「ロブスターも出したし、次水カンさん出すし、終わり方もなんとなく見えてるし」
      という事で、もう結構あれでした。
      「早くいきたい」
      っていう感じで。はい。魚とかどうでもよかったんですww。でも、無意識に書いたそういう部分にも、このように気にかけてくれる方がいらっしゃるんだなあと。感慨深いものがありますね。

      著者
  • 投稿者 | 2022-09-24 18:23

     父親との関係性などが示されないなど、モヤモヤ感を多々残したまま変な夢を見たような感覚だが、それでも読ませるのは作者の才能だろう。最後の終わらせ方も作風に合っている。とはいえ、つげ義春という天才が既に「ねじ式」などの怪作を残しているので、このままだとその亜流とみなされて終わってしまう気がする。当人は世間の評価なんてどうでもいいのかもしれないけど。あと、読者を引きつける力があるのにいつも構成が雑でもったいないことをしてるなと(別にいいんだけどww)。/精神病を抱えている人たちに対する差別用語を用いるのはやめた方がいいと思う。

    • 投稿者 | 2022-09-25 04:08

      感想いただきまして、ありがとうございます。
      ねじ式の亜流とは有り難い事でございます。異世界モノという事で、こんなふうになっちゃいましたねえww
      冷蔵庫に入っていたもので作ったありあわせの料理っていうと、ちょっとあれかもしれませんけども、たまたまこういうのが自分の手近な所にあったんですよww。はい。

      著者
      • 投稿者 | 2022-09-25 10:33

         亜流という表現は失礼だったかもしれず、申し訳ない。
         「青空」のくだりなんかは頭にこびりつきそうな詩的な表現で、つげ義春にない才能だと感じています。

        • 投稿者 | 2022-09-25 13:25

          亜流大丈夫ですよ。知り合いにも言っちゃいました。
          「ねじ式の亜流って言われたんだぜー!」
          ってww
          ありがとうございます。

          著者
  • 編集者 | 2022-09-24 20:32

    死姦とはすごいなと感嘆しました。TKGさんの、アメブロや魔法のiランド等、いきなり入ってくる固有名詞のチョイスにいつも笑ってしまいます。

    • 投稿者 | 2022-09-25 04:14

      感想いただきまして、ありがとうございます。
      魔法のiらんどと言えば、恋愛もの(実際はよく知らない。イメージ)の大家として有名でですよね。で、恋愛もの書いたら手数になるかなって思ってて、ずっとそんな事を思ってて。だから何かにつけて魔法のiらんど出てきちゃうんですよ。

      著者
  • 投稿者 | 2022-09-24 22:18

    どう受け取っていいのか分からない部分が幾つもあり、精神疾患者の手記をとはこういうものなのだろうと感じさせる不気味さがありました。それと、「天地が逆転したら、掴むものも無く落ちていく。際限なく落ちて行きそうな。青空。」という表現は私には逆立ちしても出てきません。感心しました。

    • 投稿者 | 2022-09-24 22:19

      誤:手記をとは
      正:手記とは

    • 投稿者 | 2022-09-25 04:19

      感想いただきましてありがとうございます。
      前回の合評会でいただいた感想の中に、もっと理不尽をっていうお言葉をいただきまして、
      「あ、そういうの求められてる!」
      って思いまして、この様な感じにしました。はい。なりましたっていうかww
      あとはまあ、大きな鍋で煮込んで作った料理の様に、多少の部分は異世界モノっていうテーマが何とかしてくれるかなあーってwwそれ頼りに。はい。

      著者
  • 投稿者 | 2022-09-25 22:50

    唯一無二のリズムで紡がれる文章から、いいちこのCMのような情景が浮かびました。結末が想像できないまま読み進めていくほどに、生と死の間にこういう静かな場所があって、初めて死を知ってからゆっくりゆっくり死に流れていくような、近くなっていくような、そんな生を感じました。お寺さんに対するとき、とても口調が丁寧になるので、格別の思いが主人公にはあって、その根拠はなんだろうと思っていたら、はっきりと明記されていたので、とても気持ちよく読了することができました。

  • 編集者 | 2022-09-26 12:22

    展開が読めずにじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ面白かった。死姦、良いのではないか。衛生に気を付けて。

    • 投稿者 | 2022-09-26 16:08

      感想いただきましてありがとうございます。
      じゃぶじゃぶ楽しんでいただけたら幸いです。死姦って言っても、もう本人も死んでますからね。多分。まあ本当に死んでるかどうかちょっと、私もわからないですけども。

      著者
  • 投稿者 | 2022-09-26 15:02

    BL界隈のことはあまり詳しくないのだが、中年僧侶の屍姦ものというジャンルは初めてだった。同じフレーズを繰り返すことが多いが、狙ってやるのと、うっかり連なるのとでは雲泥の差がある。こっちは雲のように素晴らしかった。

    • 投稿者 | 2022-09-26 16:10

      感想いただきましてありがとうございます。
      BL界隈の事は私もわかりませんww。ただでも、手段というか、手数として所持したいなと思っておりまして、はい。その、なんかそういうのが書けたら、幅広がるかなあとww。

      著者
  • 投稿者 | 2022-09-26 17:36

    えーっと、あと、ここでいいのかわからないんですけども、繡発火さんも感想いただきましてありがとうございます。なんか認証されてないみたいなんで、一応。んで、いいちことか言っていただいてありがとうございます。それとあんまり気持ちのいい話じゃないとは思うんですが、気持ちよく読了していただけたなら幸いです。

    著者
    • 投稿者 | 2022-09-27 21:17

      こちらで承認について言及してくださりありがとうございます。よくわかっていなかったので連絡したところ、お陰様で運営さんに承認していただけました。

      • 投稿者 | 2022-09-29 08:34

        お疲れさまですー。氏にはいい感想いただきましたので。私としましても、是非表示してもらいたかったので、良かったでございます。

        著者
  • 投稿者 | 2022-09-26 19:09

    大井町在住です。三線の人は見たことなかったです。
    独特の文体で、淡々とした語り口に引き込まれました。訳わかんないんですが、何だか深い。そういう文章を久々に読みました。

    • 投稿者 | 2022-09-26 19:32

      感想いただきましてありがとうございます。
      大井町のヨカドの前にいたんですよ。こないだの文フリの時、で、なんか訴えていたんですよ。何訴えていたのか知らないですけどwww

      著者
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