ゴロゴロ、パンパン、任務完了。

島田梟

小説

997文字

イグBFC参加作。
めちゃくちゃ雑なスパイアクション。

俺は超凄腕スパイ。みんなからはスパイって呼ばれてるぜ!イギリスのスーツ着てるやつとか、眼帯してるやつとはレベルが違う。

今日は上司に呼ばれて任務だ。

「来たか、スパイ。南米コロンビアの麻薬シンジケートを潰滅しろ」

「支援は?」

「スパイ単独だ」

「上等!」

バラバラバラバラバラ!

ガー、ストン。

バラバラバラバラバラ!

「このヘリ揺れるぜ」

バラバラバラバラバラ!

キュイーン、ドスン。

ガー、シュタッ。

「ここがコロンビアか」

タッタッタッ。

「あれか、シンジケートのボスの屋敷は。白い粉でゲテモノ作りやがって」

「おい、スパイがいるぞ!」

「あっ、やべ」

タッタッタッ。シュー。

「ガード固すぎだろ。全員マシンガン持ちとか聞いてねえぞ」

ババババババババババババババババババババババババ!

「ちくしょう、うるさすぎて俺の美声がみんなに聞こえなくなる」

パン!

「ウッ!」

ババババババババババババ!

「いまだ!」

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ。チュインチュインチュイン、パン、パン。

「ウッ!」

ドサッ。

「ウッ!」

ドサッ。

「下手くそ!当ててみろってんだ!」

ゴロゴロ、タッタッタッ。ゴロゴロ。チュイン、チュイン。

サッ、パン、パン、パン。

「ウッ!」

「ウッ!」

「ウッ!」

「ウッ!」

ドサッドサッドサッドサッ。

「ビンゴ!」

「そこまでだ」

「お前がここのボスか」

「一人で来るバカめ!おーい、やっちまえ!」

ダダダダダダダダダダダ。

ズズズーーーン。

「屋敷にまだいたのかよ。こりゃちっとやべえかな」

「スパーーーーーーイ!」

バラバラバラ!

「空からヘリだって?俺はコカなんぞ吸ってねえ!」

「あなたに素敵なデリバリーよ!」

「その声は、前のミッションで仲良くなった美しき女スパイ!」

ドスン。

「これはロケットランチャー!最高にホットなデリバリーだ!」

「野郎ども、あいつを早くとめろ!」

ガチャ。

「地獄でデーモンによろしくな!」

バシューーーーーーーーーーーーーー!

「くそったれえええええええええええええええええええ!」

ドカーーーーーーーーーーーーーーン!

 

「このフロートベッド、ラグジュアリーでイカスな」 

ガーガーピーピー。

出ないの?」

「どうせ仕事の話さ。こっちはまる一日休暇だってのに」

ボチャン。ゴポゴポ。

じゃあ今夜あなたはわたしのものね」

今夜と言わず、いつまでも」

ガシッ。

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2020年10月29日公開

© 2020 島田梟

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