『破滅派』14号応募原稿です。
二〇一六年は重要な年だと云う事を強く主張してはいましたね。
あれはやはり尊文の虚栄心の顕れだったのだ。
小説家とは、読者に「共感」を与えることで「屈服」させるのが仕事である、と。
さもそこに何かある風に匂わせる傾向がある
二〇一一年、宇宙の法則はインターチェンジしました。
真実になどどうせ到達出来ないのだから、どう書いても同じことです
私の頭の殆どを占めるのはやはり黒い大きな手であった。
事によっちゃ、警察に突き出さなきゃいけないな。
二度と精神分析なんてしなくなる人も出て来るでしょう。
『岡本尊文とその時代』第四十一回(最終回)
せんせい。 _______________ ◆twitterタグ企画参加作品 ◆686字
腕時計の針は遅遅として前に進んでくれなかった。
先程イオンを関知しましたため、緊急停車しております。
『晴天の会』に近付くのはやめた方が好い。
じゅう
おわり
作品集『フィフティ・イージー・ピーセス』収録作。
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