直木賞作家の小川哲と漫画家の山本さほが入籍した。

 山本が自身の38歳の誕生日となる8月1日に、小川と入籍したことをSNSアカウントで発表した。

 山本は岩手県出身。2014年にnoteに上げた幼なじみ・岡崎さんとの思い出を描いた「岡崎に捧ぐ」が話題になり、同作は2015年に『ビッグコミックスペリオール』で連載された。現在は「無慈悲な8bit」(週刊ファミ通)「きょうも厄日です」(文春オンライン)を連載中の人気漫画家。

 小川は千葉県出身の1986年生まれ。2015年に「ユートロニカのこちら側」で『第3回ハヤカワSFコンテスト』大賞を受賞しデビュー。2017年に刊行された『ゲームの王国』(早川書房)で『第38回日本SF大賞』と『第31回山本周五郎賞』、2022年の『地図と拳』(集英社)で『第13回山田風太郎賞』と『第168回直木賞』を受賞した。

 また、山本は保証人として二人が世話になったという万城目学と彼女の幼馴染である岡崎さんに依頼したことも明かしている。

 なお、「これからも変わらず二人とも仕事をがんばります」と報告しているので、今後も旺盛な創作を続けていくのだろう。その上で、今回のめでたい報告が二人の創作に良い影響を与えることも期待したい。