『SFが読みたい!』は早川書房が一年を総括するために年初に出すブックガイド。毎年海外編・国内編に分かれてベスト作品を発表するのだが、その中に我らが斧田小夜『ギークに銃はいらない』がランクインした。順位はぜひ本誌を購入して確認してもらいたい。投票した作家・書評家などのコメントが掲載されているので、日本SFコミュニティが『ギークに銃はいらない』を受け止めたのか、ご確認いただきたい。

また、高橋文樹が寄稿しているアンソロジー『新しい世界を生きるための14のSF』もランクイン。投票コメントによると『アウレリャーノがやってくる』も一票入っていたので、その理由も気になる

その他、「2023年の私」という作家の目標を訪ねるコーナーがあるのだが、そちらも注目。千葉市SF作家の会のメンバーである石川宗生・小川哲らの洒脱なコメントをご笑覧いただければ幸いである。

本書は国内・海外SFの2022年を総括する内容となっているので、注目さめやらぬSFというジャンルに注目している方は、手に取ってみてはいかがだろうか。奇しくも本日はバレンタインデー。気になる方へのプレゼントとして、ぜひ一冊お求めいただきたい。