文学同人・「破滅派」が運営する文芸ニュースサイトである、当「はめにゅー」は、2026年6月1日で10周年を迎える。

破滅派は2015年から2016年にかけ、サイトの改修や合評会の開始など新たな動きを迎えていた。そうした新しい文学とのかかわり方を探る新しい動きの中で、様々な文芸や作家また関連するイベントとの出会いや創作のきっかけの場となることを目指し、当「はめにゅー」は2016年6月1日に発足した。マスコットは文学ネコの「ミニ子」が務めた。最初の記事は、破滅派主宰の高橋文樹による以下のニュース記事であった。

日販が2016年上半期ベストセラーを発表、一位はあの文芸書に

高橋文樹高橋文樹

大手取次会社である日販が2016年上半期のベストセラーを発表した。総合ランキングで一位になったのは著名人が著名人について書いたあの文芸書だった。

以来、10年に渡り、「はめにゅー」は、文学や作家また破滅派同人らの動向やそれらに関連するイベントなど様々な出来事を伝えてきた。文芸や出版業界も、電子化の波やフリマイベントの発展など様々な盛衰のあった10年間であったが、「はめにゅー」を見ていると、多くのニュースからそうした流れに文学の世界がどう向き合ってきたかがうかがえるのではないだろうか。

また、破滅派は2021年12月に高橋文樹『アウレリャーノがやってくる』を出版し、商業出版にも乗り出している。出版社を作るという過程にとことん向き合った高橋文樹による連載「出版社の作り方」は、各方面から大きな反響があった。

出版社破滅派の作り方その1・連載を始めるにあたって

高橋文樹高橋文樹

2021年12月に高橋文樹『アウレリャーノがやってくる』を発刊することで破滅派は出版社として新たなスタートを切った。本連載では、破滅派のこれまでの経験を共有することで、これから出版社を作ろうとしている人たちへのエールとしたい。

他にも、日本だけでなく、海外の文芸ニュースも取り上げるなど、幅広い視野と将来への接続を心掛けた執筆方針もあり、10年の節目を迎えることができた。

10年間にわたる「はめにゅー」の歴史の中でアクセス数トップ5の記事は以下の通り。

5位

文豪ストレイドッグスと中原中也記念館がコラボ

高橋文樹高橋文樹

文豪たちが「異能」と呼ばれる特殊能力で戦うアクション漫画『文豪ストレイドッグス』が山口市の中原中也記念館の企画展「太宰治と中原中也」点でコラボを行う。

4位

「絶望名言」が4月よりレギュラー化 ラジオ深夜便の人気コーナー

いろはにほへといろはにほへと

NHK『ラジオ深夜便』の人気不定期コーナー「絶望名言を味わう」が、この4月より「絶望名言」としてレギュラー化する。初回となる4月23日(24日未明)は太宰治の絶望名言が取り上げられる予定だ。

3位

田山花袋と国木田独歩、二人の関係に迫る特別展が開催中

九芽 英九芽 英

群馬県館林市、田山花袋記念文学館の開館30周年記念特別展「KとT 独歩と花袋-二人が生んだ友情と文学-」が開催中

2位

純文学新人賞の21年を計測する

高橋文樹高橋文樹

来る1/19に芥川賞の受賞者が発表される。それに先駆け、純文学における新人賞がどのようなものであり、そして、直近2021までの21年間でデビューを果たした新人たちがどのような経緯を辿ってきたかを計測した結果を公表する。ぜひこの結果をもって、受賞者を寿ぐ準備をしてもらいたい。

1位

神田神保町の古書店が「児ポ」販売で逮捕 神保町と社会に迫る弾圧の手に抗えるか

Juan.BJuan.B

神田神保町に所在する有名な古書店「湘南堂書店」が、「児ポ」書籍を販売したとして逮捕された。これは神保町に迫る弾圧の第一歩となるのだろうか。(2月21日追記あり)

当「はめにゅー」は今後も日本そして世界の様々な文学に関するニュースを報道し紹介していければと考えている。読者の皆さんも、是非今後も末永くご閲覧・ご応援のほどよろしくお願いします。