第20回『2023年本屋大賞』のノミネート10作品が1月20日、決定した。

対象作品は2021年12月1日~2022年11月30日に刊行された日本の小説(判型問わずオリジナルの小説)で、全国の書店員615人の一次投票により選ばれた。今後、二次投票を経て大賞作品が決定する。

『地図と拳』で「第168回直木賞」を受賞した小川哲による『君のクイズ』(朝日新聞出版)や同賞ノミネート作だった、凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社)、一穂ミチ「光のとこにいてね」(文藝春秋)など注目作が目白押し。

なお、翻訳小説部門は2月12日に投票締め切りとなり、大賞と同時に発表される。同じく一次投票時に既刊本のお勧め本として「発掘部門」に投票された作品も発表。

大賞作品の発表及び贈賞式は4月12日に、東京都港区元赤坂「明治記念館」でおこなう予定。

ノミネート10作は以下(作品名五十音順)。

「川のほとりに立つ者は」寺地はるな/双葉社
「君のクイズ」小川哲/朝日新聞出版
「宙ごはん」町田そのこ/小学館
「月の立つ林で」青山美智子/ポプラ社
「汝、星のごとく」凪良ゆう/講談社
「方舟」夕木春央/講談社
「#真相をお話しします」結城真一郎/新潮社
「爆弾」呉勝浩/講談社
「光のとこにいてね」一穂ミチ/文藝春秋
「ラブカは静かに弓を持つ」安壇美緒/集英社