日本女子大学が主催する「第17回平塚らいてう賞」の公募が7月14日から始まった。9月15日が締め切り。

 日本女子大学の前身である日本女子大学校で学んだ思想家・作家の平塚らいてう(日本女子大学校3回生)の大学卒業100年を記念して、2005年に創設された。

 平塚らいてうは、女性の政治的権利獲得運動や平和運動などにおいて、現代の日本につながるオピニオンリーダーとして影響を与えたことから、男女共同参画社会の実現および女性解放を通じた世界平和に関する研究や活動を顕彰する。

 選考委員は、公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン理事長の池上清子、日本女子大学文学部史学科教授の差波亜紀子、日本女子大学学長の篠原聡子、日本女子大学名誉教授の高野晴代、日本女子大学現代女性キャリア研究所所長の永井暁子の五人。

 「平塚らいてうの研究」「男女共同参画社会の実現」「女性解放を通じた世界平和に関わる研究や活動」のいずれかの研究を行う個人、または団体を対象に募集。なお自薦、他薦は問わない。

 昨年は、婦人国際平和自由連盟(WILPF)日本支部と、長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科客員教授の池上清子が受賞している。

 副賞は20万円。奨励賞も設けられ、こちらの副賞は10万円。詳細については「平塚らいてう賞」ホームページで確認を。