9月16日、現代ビジネスに、佐川恭一『シン・サークルクラッシャー麻紀』及び佐川恭一へのインタビューが掲載された。

今年6月に破滅派より発売されてから、各種メディアで取り上げられ、また古谷経衡、田村淳といった著名人のファンも獲得している佐川恭一『シン・サークルクラッシャー麻紀』。増刷も行われつつあるなどその勢いは衰えないが、そんな佐川恭一の世界をさらに広く知ることができるインタビュー記事が講談社『現代ビジネス』に掲載された。

今回の記事「ロンブー田村淳も絶賛『シン・サークルクラッシャー麻紀』を書いた佐川恭一とは何者か」は、佐川恭一のインタビューも掲載され、作風の源や学歴に対する異様な熱意などが余すところなく伝わる内容となっている。これまで書いてきた小説、書肆侃侃房から出版された『舞踏会』など、各作品の背景についても熱い思いを語っている。また、近年の小説評価のあり様について、「小説に社会的意義みたいなものを求めるのは、僕は良くない」と言った持論も述べるなど、小説との向き合い方についても触れられている。佐川恭一を今日初めて知る人にもお勧めできるインタビューである。

是非ともこれを機に、『シン・サークルクラッシャー麻紀』を始めとする佐川恭一の作品と人となりがより世間に知られることを期待したい。