Dos Monosが筒井康隆とのコラボレーションアルバム『だんでぃどん feat. 筒井康隆』を制作。Dos Monosのオフィシャルサイトで、限定500枚のCDの受注販売を開始した。

Dos Monosは、荘子it、TaiTan、没 aka NGSから成る3人組ヒップホップグループ。2015年に結成され、2019年に1stアルバム『Dos City』をリリースしている。

本作は『文學界』2020年11月号に掲載された筒井の短編「ダンシングオールナイト」と、長編「ダンシング・ヴァニティ」をもとに制作されたトータル20分の組曲編成アルバム。朗読で参加した筒井に加えて、演劇団体「マームとジプシー」の青柳いづみが参加。YouTubeでは冒頭約5分が先行公開され、9月上旬に本作のコア部分である楽曲「DOG EATS GOD feat. 筒井康隆」が配信リリースされる。

また、8月5日発売の『文學界』2022年9月号ではDos Monosリーダーの荘子itが本プロジェクトの制作過程を語ったインタビューも掲載される。アルバムのジャケットは映像クリエーターとしても知られるFranz K Endoが担当。筒井の書き記した文字が巨大な化け猿に変貌する様子が描かれている。

Dos Monosの音楽シーンに留まらない活動にも注目だが、御年87歳、御大の懐の広さにはただただ感服するのみである。