一敗地に塗れたからといって、それがどうしたというのだ? すべてが失われたわけではない
ミルトン『失楽園』
二〇〇六年四月二日(消印・足立)
前略、ペニー・レイン。
とつぜんだけど、君のことはペニー・レインと呼ばせてもらうよ。ブリティッシュ・ロックに夢中だとか言ってたから、ピンときたかもしれないね。ビートルズの初期にそういう曲があったろう? たしか、リバプールにある通りについて歌ったファニーな曲だったね。
でもね、ペニー、違うんだ。ぼくが君のことを道の名前で呼んだりするわけがないだろう? もう一ひねりあるんだ。
この名前はね、キャメロン・クロウっていう映画監督の自伝的映画『あの頃ペニー・レインと』のヒロインから取ってるんだよ。ロックンロールへの愛溢れるオマージュが盛りだくさんの映画さ。君は映画も好きだったろう? まさにうってつけの名前だと思わないかい?
映画のペニーはね、ロック・フリークの主人公に名前を聞かれて、「ペニー・レインよ」と答えるんだ。名前を聞かれて曲名で答えるなんてちょっとファックだろう? 「ガラスの十代よ」なんて答えるヤマトナデシコがいたら、ぼくはぜったいにブッ飛ばしてやるよ。でもね、映画のペニーはそのスカし方が最高にキュートだから、許せちゃうんだ。と思えば、とあるバンドのグルーピーである彼女は、バンドに入れ込みすぎて、最後に自殺未遂を起こしたりする。しっちゃかめっちゃかなんだけど、そういう人格崩壊の仕方だってなんだかほっとけない感じだろ。中指を立てて強がるのだって、なんとも言えないビッチライクな魅力がある。一言でいうなら、「理想的なヤラれちゃった女の子」なんだよ。
どうだい、こんなヒロインの名前なら、君にピッタリだろ?
おっと、怒んないでくれよ。いい意味で言ってるんだ。自分を顧みず、夢中になれる女ってこと。
さて、ペニー。ぼくがこんな風に君に勝手なあだ名をつけるのは、他でもない、ぼくと君のビミョーな関係にワンクッション置くためなんだよ。ほんとうのぼくのことをほんとうの君に対して語るには、ともに過ごした時間が短すぎるからね。
というわけで、ペニー、君がこの話を小説にするときは、ぼくにもなにかスペッシャルな偽名をつけてくれよ。プライバシーの問題もあるしね。訴えられたりしたら面倒だろう?
さて、それじゃあそろそろぼくの話をはじめることとしよう。はたしてこれが小説の参考になるかどうかわかんないけど、とりあえず順ぐりに行くよ。ほんとうにファックな底辺の話だから、心して聞いてくれよ。もちろん、ユーモアを交えておくつもりだけどね。
そうだ、ぼくの偽名だけど、ルシ・フェル樹でどうだい?
というのもね、ぼくは似非キリシタンなんだ。よく教会に行ったりもするよ。場末の教会の、あのメロウな雰囲気が大好きなんだよ。もちろん聖書も大好きさ。ぼくは語源的な意味において聖書愛好家だよ。
要するにさ、ぼくは自分のお話を、とってもスペッシャルだった天使のルシフェルが堕天使になった神話になぞらえたいような気がするんだ。実際に小説にするときは、聖書的モチーフを散りばめてくれると嬉しいよ。
ああ、ペニー、この世に小説家なんて一人もいなければよかったのにね! それだけでも君はワン・アンド・オンリーな小説家になれるのに。まあ、そんな消極的なことを言ってもしょうがないか。とにかく、君が少しでもいい小説が書けるように、面白おかしく物語るとしよう。
そうだ、ちょっと注意事項を書いておこう。もしもぼくの物語を本にするとしたら、湿っぽい回顧調はやめてくれよ。ほら、女流作家はよく、「私は二十歳になる前に死ぬんだと思っていた」とか得意げに書くだろう? ぼくはああいうのが好きじゃないんだ。ありきたりな思いつきを世紀の大発見みたく書いちゃダメだよ。たしかにぼくの物語も凡庸なものかもしれないけれど、カラッとした明るい筆致で書けば、それなりにスペッシャルなものになるだろうからね。
ちょっと前置きが長くなったね。もう手が疲れてきちゃったよ。とっとと始めることにしよう。
二〇〇三年。超就職氷河期はおしくも明けておらず、ぼくは内定先もないままに社会へ放り出された。風は冷たく氷雨混じりに肌を刺し、道は茨や薊で覆われていて、裸足で歩くと血塗れになった。
もちろん、比喩的な意味において。
ぼくのママンは一丁前に厳しくて、二十四にもなる息子がお金を入れずに実家にいることを許さなかった。貯金があったので、一月ばかりはそのままでもよさそうだったけど、まあ、働かなきゃしょうがない。いいことをして食っていくことが目標とはいえ、遠くないうちに家を出て、一人で生計を立てていかねばならないだろう。
ペニー、水商売で働いて自分の学費を稼いだ君のような元勤労学生には、こうした考えがファックなものに思えるかもしれない。しかし、ぼくはすべての労力をいいことに注ごうとしていたから、生活という二文字に疎かったんだ。
ともかく、やるならアルバイトだ。その頃はいいことでお金が入りそうだったから、本格的に就職するつもりはなかった。どっちみち、大学既卒者に門戸が開かれてる時期じゃなかったしね。
で、ぼくはYahooに行った。覚えてるだろ? 道ばたに赤い紙袋持った奴がいて、「ヤフーBBいかぁーすかー!」って叫んでたアレだよ。ADSL用のモデムを無料で配るバイトなんだけど、けっこう払いがいいんだ。日当一五〇〇〇円ぐらいかな。登録制の派遣会社を通すと一二〇〇〇円。当時は引越しのバイト一日で八〇〇〇円ぐらいだったから、まあ、いい方だ。来る者は拒まずって感じだったしね。書類審査もなかったよ。
西新宿にある三井ビルかなんかの一室で研修を受けた。だだっぴろい会場にダンボールが山積みになってて、パイプ椅子が並んでるんだ。たまに高齢者を騙して高い玄米パンを買わせるようなインチキセミナーがあるだろ? あれと一緒のメロウな雰囲気だよ。
研修はバカにしてんのかってぐらい簡単だった。歩行者の前に立ちはだかる。すっと紙袋を渡す。にこやかに笑う。相手が「なんだろう?」って顔をしたら、説明を始める。パソコンを持っているか、インターネットはやっているか、ISDNを使っていないか。その三点を確認する。二ヶ月は完全に無料。契約時、工賃が三千円ぐらいかかる。オーケーなら、住所・氏名・連絡先と身分証明書の確認。身分証明書は最悪、名刺二枚以上でもいい。うんぬん。まあ、当時はブロードバンドの普及に躍起になってた頃だったから、こういうぞんざいなアルバイト研修も仕方がない。どっちみち、専門的な質問されてわかる奴は、バイトなんかしないしね。
この研修はほんとうにスペッシャルだった。ダメ人間たちの祭典ダメリンピックさ。タメ口しか使えない、照れちゃって販売練習の演技ができない、身分証明書持ってない……挙句の果てには、自分の住所がわかんなくて携帯で親に聞いてる奴までいたよ。
しかも、そういう奴らに対して、社員がメチャメチャ怒るんだ。雰囲気的には「ぶっ殺すぞ!」という感じだった。実際はそこまで言わなくても、「訴えるからな」とは言ってたよ。無料だから二重契約なんかの契約上のトラブルが多かったらしい。だったら烏合の衆にやらせんなよとは思うけどね。ソフトバンクはちゃんとした会社だろうけど、バイトを使う会社は孫請けだからか、チンピラ同然だったよ。繰り返して言うが、あれはほんとうにスペッシャルだった。
研修が終わり、ぼくは恵比寿に行かされた。組んだチームがまたスペッシャルなんだ。一人は製鉄会社の期間工を逃げ出してきたロンリーウルフで、もう一人は生保を入社式の日に辞めてきたシュガーガール。全員ヤフー配るのはじめてだったんだぜ?
交代でサボりながら一日中立ち尽くし、契約が取れたのはわずか三件。しかもそのうち一軒はシュガーガールのお父さんだった。携帯で呼びつけて契約してもらってたのだ。こんなに早く魔法のカード切っちゃっていいのかいな、と思ったが、セ・ラ・ヴィ、それが人生というものだよ、ペニー・レイン。
はじめはノルマなしという話だったけれど、エリア監督みたいな奴が夕暮れ時にやってきて、もうちょっと残業しろと怒ったために、夜九時まで四時間残業した。給料は出たが、契約は一本も増えなかった。その日はひどく綺麗な満月だったよ。
おうちに帰ったぼくは、ママンに当日の労働を報告し、明日あたりカリスマライターの鎌田慧に電話して『Yahoo絶望街道』を書いてもらおう、と憤激した。ママンは笑って取り合わなかったが、目は全然笑っておらず、「日雇いは辞めて、普通のバイトしなさい」と、ずいぶん辛辣だったよ。
翌日、いいことをしながらできる仕事についてインターネッツで情報収集してみた。いくつかの仕事候補が上がったが、どれもハードルが高い。その中で一つだけ簡単になれるものがあった。警備員だ。
インターネッツによると、警備には四種類あるそうだった。ペニー、君がわかりやすいように箇条書きにしておくよ。親切だろ?
- 交通警備……道路工事なんかのときに、赤い棒振ってる人。意外と危険。
- 施設警備……ビルの入り口とかマンションの守衛室にいる人。
- 輸送警備……現金輸送車転がす人。銀行の裏口とかでたまに警棒持って立ってる。事件で襲われる。
- 対人警備……ボディーガードとかやる人。一番かっこよくて映画になる。
この中で2の施設警備は別名「常駐警備」と言って、他の仕事はできない老人と資格試験を目指す若者などが多いという。たしかに、小さな雑居ビルの警備員っていうのは、裏口あたりにある小さな警備室でテレビ見ながらボーっとしてる印象があった。こりゃぼくにうってつけだ。ぼくのいいこともどちらかというと、デスクワーク系だからね。しかも一勤務が二十四時間なので、出勤回数が少なくて済む。
ぼくはペラペラと『from‐A』を捲った。ほとんどの警備会社は派遣らしく、大まかな条件しか書いていなかったが、具体的な勤務地を書いてある会社があった。三越前、〇九・〇〇~翌〇七・〇〇(仮眠六時間あり)、時給九○○円。仮眠の多さがポイントだ。これは楽に違いない。地の利も魅力だ。三越前ならJRの新日本橋駅から歩いて五分だから、千葉にある家から総武快速線で一本だ。某財閥の不動産部門の子会社でもあるから、変な会社ではないだろう。
電話をするとすぐに面接が決まった。そして、神田にある日本橋事業所に行った当日、面接開始からわずか五分で採用が決まった。
「ルシさんは真面目そうだから」
と、面接官の池谷氏は言った。彼の言う真面目さとは、ぼくの着ているグレーのリクルート・スーツのことだろう。
「あの、ちょっと伺いますけど……たとえば就業中に本を読んだりは可能ですか? もちろん、すべての時間とは言いませんが」
「それはもちろん、駄目ですよ。仕事中ですから。でもね、こちらもルシさんがいいことを目指しているっていうのは先ほど聞きましたから、そのことを鑑みて、現場を決めました。とばぎんビルです」
「それは、本が読めるってことですか?」
「それは立場上、私の口からは駄目としか言えません。ですが、楽な現場ですよ」
池谷氏はそう言ってウインクをした。
「はあ……『とばぎん』って、東葉銀行のことですよね? ぼく、三越前って聞いたんですけど……」
「日本橋三越の向かいの並びにあるんですよ。中央通り沿いです。ここからすぐ、歩いて五分ぐらいです」
「はあ……」
即働きはじめるのかと思いきや、それから二週間に渡り、スペッシャルな研修を受けることになった。なんでも、警備業に携わるためには、必ず講習を受けなければならないそうな。講習といっても、回れ右の練習や、非常放送のかけ方、落し物の扱いなど、簡単な教育なんだが、なにがスペッシャルかって、ペニー、回れ右を何回やってもできない奴がいるんだよ。セリーヌ風に書いてもいいかい?
その人はもう三十歳を過ぎていた……なのに、皆の前で何度も回れ右をやらされるんだ……「普通にやればいいんですよ、普通に」と、自衛隊を退官して来たらしい教官は言った、すごくサディスティックなクソヤロウで、なぜか休み時間にナチスの拷問法をぼくに教えてくれた、指を捻るやつだ……「普通に」ってなんだ? 普通がなにかわかれば、とっくにできてるよ、サノバビッチめ……ぼくは回れ右をできない彼と少し話をしたから、どんな人間か知っていた……千葉県の流山市で八百屋か何かをやっていたが、大型スーパーが進出してきたせいで、よそで働かなきゃいけなくなったんだ、できる仕事なんて警備員ぐらいしかなかった……彼にも人生があった……高度資本主義経済の犠牲者!……真っ赤な顔で彼は不器用に回りつづけた、右足を下げてから右に回らなきゃいけないのに、左足を下げて右に回ってしまった……自分の足がこんがらがって転んじまう……他の三十人ぐらいはじっと彼の奇妙なダンスを見ていた……すごくメロウな時間だった……。
どうだい、メロウな感じは伝わったかな? ちなみにセリーヌはぼくの好きなフランス人だよ。貧民街で医者をやっていた反骨の作家さ。彼の墓石に刻んである文字は簡潔に一言、「否!」らしいよ。すごくクールだね。
そうそう、講習の途中で健康診断なんかがあったりするんだけど、これもまたスペッシャルだったよ。普通の健康診断と違うのは、麻薬の使用歴があるかどうかを聞かれる点だ。正直言って、ぼくはアムステルダムに行ったことがあるから、やったといえばやったんだけど、まあ、あえて言う必要はないだろう。ようするに覚醒剤常習者じゃないかどうかを知りたいんだ。たぶん、警備業法で決まってるんじゃないかな。
そういえば、入社前に身分証明書というのを求められたよ。ペニー、知ってるかい? 区役所で貰えるやつさ。なんと、禁治産者じゃないことを証明してくれるんだ! この「禁治産者」って響き、すごく文学的でゾクゾクするね。こういう話を聞くだけで、どんなスペッシャルな世界なのか、少しは察しがつくだろう。
ともあれ、二週間にわたる研修を終え、修了免状を貰った。なんの資格にもならない免状さ。ぼくはその紙を握り締め、これが天国への片道切符だったらと願ったものさ。
研修が終わったその足で、とばぎんビルまで向かった。とばぎんは千葉県第一位の地銀で、バブル時に調子こかなかったせいで、わりと業績はいいらしい。他にもそのビルには大正時代から続く製薬会社「なかもと製薬」と東葉銀行の子会社「千葉証券」、老舗料亭の「はくろ」があった。しかし、ビッコを引きながら前を歩く池谷氏が言うには、テナントの人たちとバイトが接する機会はほとんどないとのことだった。
ビルは中央通りに面していて、ほんとうに三越のまん前だった。九階建ての小さな雑居ビルだ。一つの階には一つのテナントしか入れないだろう。林立するビル群の中では、申し訳なくて肩をすくめているように見えた。
正面玄関から入ると、秋元康のような顔をした眼鏡のオッサンが立っていた。三十路も半ばを過ぎて、といったところだ。ずいぶんとがっしりしている。樽を繋げて作ったオモチャみたいな体型だ。ぼくも柔道をやっているから体力には自信があるけど、このオッサンには勝てないだろう。話に聞いていたよりハードそうじゃないか――ぼくは少しだけ日和ったが、池谷氏が先を急ぐので、足早についていった。
裏口玄関近くにある警備室に入ると、濡れ鼠みたいに小柄なオッサンに出迎えられた。なんというか、考えが読みづらそうな人だ。
「こちら、新しく入るルシさん」と、池谷氏。
「あ、ルシ・フェル樹です。よろしくお願いいたします」
「どうも。管理責任者のドンカイです」
差し出された名刺を見ると「呑海大五郎」と書いてある。勇ましい名前とはそぐわない外見だ。しかし、ペニー、名は体よりもむしろ実を表すよ。それについては後述しよう。このときにぼくが抱いた印象は、嫌われないよう気をつけようというぐらいだった。
「それじゃ、獄寺さん、ルシ君のこと案内してあげて」
それまで机に向かっていた男が、くるっと椅子を回して振り向いた。年の功は六十ぐらいで、皺も多く、頭のてっぺんはハゲているが、身長は高そうで、恰幅もいい。特筆すべきは顔の恐さだ。眼窩がひっこんでいて、目が小さい。肌は浅黒くて、完全に前科者の表情だった。シャツを捲り上げたために覗いている肘のサポーターを取ると、たぶん銃瘡があるんだろう。
ぼくは正直ブルってしまった。獄寺さんは恐そうだったからだ。どう見てもヤクザもんだ。あの玄関にいた秋元康も、凶暴そうな身体を制服の下に包んでいた。もしかして、オットロしくハードな現場なのではないか? 時給九○○円でハードなのはゴメンだよ、ペニー。
「そんじゃ、ルシさん、行こうか」
獄寺さんは思ったよりも優しい声音でぼくをB2Fへと導いた。
「明日ね、出勤したら、〇九・〇〇までにタイムカード押して、こうやって下に降りて着替えるの」
「あれ、押すのは着替えてからじゃなくていいんですか?」
「いいよ。ギリギリに来る人だっているから。着替えてから押したかったら、そうしなよ」
「はあ……」
ぼくは釈然としないまま、支給された制服を段ボールから出し、ロッカーに詰めていった。ポンプ室の空きスペースを利用したロッカー室は汚かった。しかし、これからここがぼくの職場になるのだ。いままでさんざ文句ばかり書いてきたが、ペニー、ぼくはけっこう真面目なんだよ。当時は警備業界の超新星に……おっと、超新星じゃ爆発して終わっちまうね。新星になろうと思ってたのさ。
さて、ペニー、今日はここいらで終わりにしとくよ。もっと長く続けてあげたかったんだが、腕が疲れちゃったよ。とりあえず、この手紙を参考にしてくれないか。手書きは疲れるね。次はEメールで送るよ。この一人暮らしの家にもそろそろパソコンを導入しようと思っているからね。
それじゃ、ペニー・レイン、小説がんばって。君はすごく繊細な人だから――つっても、まだそれほどよく知らないけど――きっといい小説を書けるよ。チャオ。
SO—SO.
追伸。
今、うちのアパートの隣にある駐車場で防犯装置がワンワン鳴ってるよ。今夜みたいに雨の降る夜(もっとも、そっちは晴れているかもしれない)にはすぐ鳴るんだ。たぶん、設定をシビアにしすぎているんだろうね。でも、腹が立つのはその騒音というより、アラーム・メッセージそれ自体さ。《MOVE OUT!》――そんなこと、言われなくてもわかっているのにね。
"序章 地の底へ"へのコメント 0件