下克上

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小説

2,395文字

** 下剋上 / 下克上 (げこくじょう)とは、日本史において下位の者が上位の者を政治的・軍事的に打倒して身分秩序(上下関係)を侵し、権力を奪取する行為をさす。 だが、征夷大将軍という位は、それは当てはまらない。既存の組織内ではないのだから。大昔から特殊な制度を今にまで持ってきている日本。それは今の世界の制度など眼中にないものとするものだった。 **

下克上

 

 

 

下剋上 / 下克上 (げこくじょう)とは、日本史において下位の者が上位の者を政治的・軍事的に打倒して身分秩序(上下関係)を侵し、権力を奪取する行為をさす。

 

 

あるネットの動画が地味に視聴者数を少しづつ伸ばしていた。

素人歴史漫才?の動画。

「で、彼女は俺にぞっこんになったわけ!」

「それ下克上やん!」

「違うで、これはホンモノの官軍じゃ!彼女に認められた俺は官軍っつ!」

「いみわからん?」

解説しよう!、と相方は始めた。

 

 

画面は解説画面になる。

 

日本は特殊な国であり、他の国と全く違う。世界が使っている仕組みなど関係ないのだ。

日本を支配するにはお墨付きが必要なのだ。

逆に言えば、そのお墨付きをもらえたら、今の国を打倒すれば、そのお墨付きを貰った者が自由に政権を作っていいのだ。これは下克上ではない。世界にこの制度は無い。我が国のみのもの。

 

天皇は代々それを与えてきた。

 

「それじゃ、もし、今、誰かが征夷大将軍の位を貰えば、、、」

「ああ、今の国を倒せば、自分の国を好きに作れる。」

「んじゃ、今までのは?」

「国家政府も地方自治体も何もかも全く関係ない。一般人に成り下がり、、どころか、前の国に協力していたんだから、敵だよな?」

「敵になりたくない者は?」

「新しい征夷大将軍が立ったとき、即座にそっちに与すればいい。それが官軍」

「ああ、明治維新でも・・」

「ありゃ似非官軍。天皇がお墨付きを与えた、って嘘付いて官軍を名乗りだした。だが皆そんなの知るわけがないだろう?だからその嘘によって、中立や傍観していた大半の者たちは似非側に加担した。」

「犯罪者どもじゃん・・」

「でも軍事力無い天皇が、うそじゃー!!って言っても消されちゃうだけだろ?」

「そらそーだ、、幼い次期を建てて傀儡天皇にしちゃうよな」

「そういうわけ」

 

「んじゃ、俺ら、似非国に従ってるの?」

「国内に限って言えば、だ。外国のれん中にはそんな内部事情関係ない」

「そらそーだけど、、」

 

「・・・・おい、、んじゃ、、もし、今俺が、天皇陛下に”おまえを征夷大将軍にしてやる。新しい国を作れ”と言われりゃ、していいの?」

「ああ、やるがいいさ」

「でも法律とか、、」

「法律は前の国が勝手に作ったもんだ。新しい征夷大将軍に関係ない。」

「憲法とか」

「同じこと。新しい征夷大将軍が自分で制定するので古いのは”敵の戯言”となる。それに従う者たちも敵だから殲滅しなければならないんだぞ?お前は」

「ほうほう、、武力が有れば、それだけか、、んじゃ、外国に協力してもらって・・」

「取り消されるぞ、征夷大将軍を」

「やっぱそーだよね?」

 

「んじゃ、軍で最も人気ある仕官達をまとめりゃ」

「それだよな。つーかそれしか無い。警官はほぼ敵になる。あれは基本役人なので、前の国が潰れたら自分たちは終わりだと思っているし、巨大な利権がなくなることが許せないだろう。なのでほぼ完全に敵になる。最も最初に殲滅すべき武装組織だ。あとおまえに与しない軍が居た場合、それも最初に叩くこと」

「ほうほう、ゲームみたいだな?で、征夷大将軍の任命は電話でもいいの?」

「いいが、できれば書状がほしいよな」

「そりゃそーだ」

 

「征夷大将軍の動きの基本は、始まった時点で決定。でなければならないんだよ」

「は?なにそれ?」

「下準備でほぼ決定されるってことだ」

「根回しとか?」

 

「ああ、それもあるな。強いところ、機動力あるところ、の全員の気持ちを掌握することが大事。ただ、情報が漏れないように、数人のみの中核以外は何も知らないように事を進め、ことが起きたら「あなたを信じて付いていきます!」の軍が行動できる様にすること。

で、敵側の主要な者たちを最も最初に無きものにし、敵がまとまれないようにする。特に黒幕連中は決して漏らしてはならない強力な敵だ。事前にリスト作って置くのは必須だ。外国暗部との繋がりが強い者も消しておくべき筆頭だ。

残ったのは烏合の衆だからな、それでも抵抗するのは本当にバカなので、一人残らず完全殲滅しておくのが、その後の国の為に必要なことだ。」

 

「恨まれない?」

「明治維新で新政府は恨まれたか?」

「・・・・・・・」

「この国はそういうもんなんだから、大丈夫」

「なるほどね」

 

「んじゃー、この国で、今だと、誰がもっとも征夷大将軍にふさわしいと思う?」

「あー、陸の**と、海の@@が組んで、???さんを建てれば、世界も納得する新国家作れるんじゃね?」

「え?そんな階級でいいの?」

「征夷大将軍が立った時点で、彼らに将軍に成ってもらい、全軍の長にさせる。旧国の仕組みも法も憲法

も関係ないからな。それに従うのか従わないのか、は下の連中の一存だ」

「ああ、だから信頼関係が凄い者達が必要なんだ?」

「そうだ。それだけと言っても良いだろう。利権関係の繋がりよりも万倍も良いだろう?」

「人間だからな」

「んじゃ今までのは?」

「・・・・そういう見かたからすれば、なんか違う物体?」

「それが多すぎる。そういう時代になると、今までは、新たな征夷大将軍が生まれてきていた」

「なるほどねぇ、、」

 

「あ、んじゃ、こんなの公開されちゃ、**さんと@@さんと??さん、命危ないんじゃない?」

「かもな、いつの間にか病死扱いとか事故死扱いになってるだろうな」

「おまえ、実は彼らの敵?」

「違うがなっつ!!」

 

ーーー

 

一般人にはほぼ意味不明だし全くウケない動画だった。

が、毎日何十人か見ている。

 

 

某所

 

「ふむ、、電話でもいいのか」

 

 

 

 

 

この話はここでは完了

2021年7月10日公開

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