修行の邪魔だからちんちん切っちゃったと嘘付いてみた

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小説

9,631文字

ホントは連載だけどこのサイトの使い方よくわからないので3話まとめてUPします。続き書いたらその後に続けます。
宜しくお願い今します!ばんがって楽しんで読んでください!

第1話 天華と珍包

 

大中小華変極拳道場
コンロ山脈の最高峰、パロリン峰頂上直下にある。
標高9998mは伊達ではなく、
ここにたどり着く、という事だけで、世の武芸者人生すべての数倍の修行量はあるだろう。意味があるかどうかと聞かれれば、不明だと答えるしかない。
だがしかし、この上中下華変極拳道場での修行こそ、世の武芸者が神に成るための修行、と呼ぶ至高のそれだと言う。

 

さ、さぶい、、、
「ししょー、、今日こそ、、そのおふとんに入れてください、、でないと死ぬ・・・」
たった一人の修行者、ダンディー伊達巻。
ここ数日はかつて無いほどの猛吹雪、モフ吹雪だったらよかったのにと一瞬思う伊達巻。

 

彼が道場に到着した初日に訊いた。
「ドコがダンディーなんだ?」師匠である天華

「ここです!」と下半身のあそこを指差す。
ああ・・・、見えないとこなんで何って呼ぼうが、お前の勝手だ、としか言いようがないもんな、、

「そうか、、では今日からお前はちんぽだ、弟子名ちんぽ。漢字で書くと、珍包だ。どーせかわかむってんだろ?」

「かむってません、、かわなんか、、かむってないんだよ、、、ないんだよ、、、かわ、、かむってなんかないから、だいじぶ、、かむってないから、ないから、、かむって、、、」

「あー、わかったわかった、おまえはかむってない!いいな?」

「はいっつ!!ないですっつ!!!」

 

で、さきほどの「さぶい」に戻る

「おまえなんかこの布団にいれたら何されるかわからん!!」天華
「・・・・だいじょぶです・・・」珍包
「何が大丈夫なんだ?」
「・・・・師匠を襲うほど、飢えていません、、」
ドッコーン!!ビューン!ドシャッ、、、

「師匠、、」
「うるせー、寒さに耐えるのも修行だ!!」
「でもしんぢゃう、、大丈夫です、、ぼくは安全だから、、」
「あ?何が?何が安全なんだ?」

「お、ちんちん、、きっちゃった・・・」
「は?」
「修行の邪魔だから、、、」

「・・・馬鹿なの?、、、
、、
・・?
・・(あ!!)
むんず!!
じゃ、これはなんだ?あ?」

「・・・デコイだ・・」
「ほう、にむにむしているデコイだなー」

「ああ、柔らかいほうのデコイだ」
「お?おっきくなって固くなってきたぞ?」
「ああ、おっきくなってかたくなる方のデコイだ・・・」
・・・・

「あくまでもデコイと言い張るんだな?
では、いまからこれを私の中に入れる。絶対出すなよ?奥に出すなよ?
今日はあたり日だ、絶対確実に当たる大当たりの日だ、いいな?」
天華もいい歳だった

「ほう、、絶対確実に当たるのか、、それは、、」

「なんだ?おまえ、、子供がほしいのか?」
「・・・・もういっかい、、、子育てしたい、、、」

「は?、おまえ、子育てしたこと、あるのか?」
珍包は若く見える。どー見ても10代にしか見えないのだ。

「、、妻子に、逃げられて、、」


「・・・・えと、確実に当てるには
なぜか血迷う天華 再度言うが、いい歳だった。

なぜなら、父の道場でむさい乱暴な男たちをみて育ってきたので、子供の頃はおとなしかった天華にはその環境は厳しすぎ、ムサイ男を見るだけで吐くようになってしまったのだ。
乱暴なむさい男=酸っぱい吐き気がする汚い臭い⇒吐く
だが、天華の父は、見た目非常に可愛い天華が危なっかしく、襲われた時相手の息の音を瞬時に止められるように育てた。だが、天華が密かに普通の家庭の生活に酷く憧れを抱くのは当然な環境だろう。むさいマッチョではない普通の男性を夫にして、友人達の家のような普通の家庭を持ちたい、と。

成人した天華に敵う男がいないということで天華を師範にする父親。
だが未だむさいのがダメなので、人が絶対に来ないだろうと、この場所に道場を開いた。
案の定、人は絶対こなかった。当然普通の人など来られるわけもない。
が、天華の父が自慢し言いふらしまわったので、道場の噂だけが独り歩きし膨張し、たまたま行く宛もなかった珍包が「絶世の美女の師匠の元で修行」という話を聞き、ここを目指して歩いていたら大鷲にさらわれ、その巣がたまたまここの近くだった、というたまたま運良くここにたどり着いた。

 

「任せろ!俺は必中のマックと呼ばれたんだぜ?」

「・・・・なんかすげーやだな、んなことやってっから逃げられたんじゃねーの?」
「・・・・ひっ、ひっちゅうー、ん、んなんだおーっ、、」

「あーはいはい、、どこがどー必中なんだ?」
「うむ、よくぞ訊いてくれた!ほれ、わしの長いのじゃ!!」

「・・おおきんじゃなく、長いんだねー、、誇るのか?よくわからんな男のプライドって、、、」
「ふん!なんとでも言え!長いの良さを理解できぬのか?」

「奥までいく、だろ?」
「ああ、故に必中!珍カス共は途中で出すしか脳がない、が、わしは子宮口にびったりくっつけて中にぶちまけるのだ!!故に必中!!結果を出す男!!」

「・・・・おまい、そーやって、いままで一体、幾人の子を作って放置してきたんだ?」
「・・・・・いない、、、」
「は?んなわけなかろう?こんだけ自慢しておいて?」

「あいてに、相手にされたこと、あましない、、、」



「ま、まぁ、、あれだ、、、大丈夫だ、、神は見ているから、おまえを、、きっと、、、あ、、悪さばかり見られてたって可能性大きいかな?」
しくしくしくしく、、ひよひよひよ〜、、、倍長いホットドック用フランクから、お弁当用ウイニーくらいにまでなってしまった、、
すげー格納性だなー
初めて見るので面白くって仕方がない天華

ひよひよの珍包を、仕方がないから布団にいれてやる天華
そのひよひよは、あまりにもかわいそうに思った天華がまともに相手をしてやるようになる数年後までひよひよぶりは続いた。PDSE?

後年
あれから20年も経ったろうか。
あの道場に人が来たことはなかった。
が、道場の中では子どもたちも20人ほど元気よく稽古をしていた。

第一話 完

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

第2話 長寿な魔女のワケ

 

遠い遠いお国のお話。

とあるおボッチャマが居りました。父親は国王、母親は王妃でした。
が、
おボッチャまは、周囲がこうるせー王になぞなりたくないと心底思っていました。
なので、
弟ができたら全部押し付ける!と決めていましたが、できたのは妹ばかり。

ならば、、

そう、ちんちんをちょん切ってしまえば妹と同等!!と子供の考えそうなことを。

でも斬るのはいたそうなんで、歯を抜くときと同じが良い、、と。
歯を糸でむすんで引っ張って抜かれた事数度。一瞬だけ痛かったが、その程度だったから。

で、たまたまの根本を紐でしばったら、、イッテーのなんの!!
「まぁ、ちんちんだけ抜けばいいか、、」とちんちんの根本を縛る。
で、
枝ぶりの良い木のほどほどの高さの枝を選び、、脚立を用意し、、、
ちゃんと両方の縛り具合を確認し、、、
脚立を蹴飛ばす

うっぎぁああああああ$!!’5=¥¥**%hれ**ふじ〜@@{+#$!!!

結局庭師に助けてもらい、、、、

見たら根本は真っ青、、ああ、もう少しだったのに、、、

で、ちんちんは伸びていた、、びろーーん、、って、、、

「男にとって、大きいのは願いですが、、ほどほどになされてくださいね?」
庭師勘違いしているのは、まぁ助かった。ちんちん斬るとかバレたら大変である!!

「おにいさま、ちんちんを大きくしたいなら、唐辛子を塗りたくるのがいい、と聞きますわ」
妹も、どっからそーゆーの仕入れてくるのかしらんが、助言をしてくれる。
どーせなら、もげて落ちるような方法を仕入れてくれたらいいのに、、、

くっそー、、、どーせ痛いのであれば、いっそ気絶してそのまま抜けるまで!!
と、今度はたまたまの根本から縛って、また脚立を用意し、この前の枝をまた利用する。

脚立を蹴飛ばす!!!

・・・・・・・・我慢だ!!・・ぐっぎゃあああああーーー()5$$#kふいじぃPPP@**::w・・・がくっ、、、

 

気がついたら自分の部屋のベッドの上

「はっつ!!もげたのか?!!」
寝間着になってたのにも気づかずにパンツをおろす、、

たまたまのねもとからたまたままでびろーーんと伸び、、、

なんじゃこりゃあああああ!!!!

 

ごめん、涙でKB(キーボード)が見えないので、、、、w
数分作業停止していました。お詫び申し上げませんけど。

 

上の妹、あの唐辛子の助言をしてくれた妹が窓際の椅子に座っていて、しっかり一部始終を見ていた。
・・
「おにいさま、、何をしたいのか、、私にはさっぱりわかりません、、、さぞかし深い理由があるのでしょう?
どうか、私にそんなお兄様の力にならせてください。きっとお兄様をお助けできますわ、、」

おう、できた妹だ、、こいつが王になってくれりゃー、良い国になるのだろうが、、、
俺がラクダし、、、

「俺は、、女になりたいんだ、、、だから、、ちんちん、いらないんだ、、、」
・・・・
「そうだったのですね!!それだけ美形で可愛いと評判のおにいさま!!当然といえば当然でしょう!!!」
そうなのか?知らんかったけど?そうなの?ふーん、、、

とまんざらでもない様子なおボッチャま

んじゃさっそく、、と妹は走って部屋を出ていってしまった。
ドアの影に隠れていったその横顔が一瞬見えたが、、記憶したくないという思いがまっ先に立ち、その情報は記憶領域に入らなかったが、どす黒くありしかも嬉々極大な表情にも見えた。

気のせいだな、、たまたまが伸び切ったショックだろう、、
と納得させているおぼっちゃま

女の子のように美形で可愛い色白のおボッチャま、でもたまたまも、ちんちんも、りょうほうともびろ〜〜〜んと伸び切っている。

大きくなって、嫁を迎え、初夜の時に、妃なった者はショックでおかしくなるのではないだろうか? ぷw

ーーーー

「あなたは正しいわ。何も知らないあなたのその努力は、最も正しかったの。でも、方法が少し野蛮だっただけ。」
その美女はそう言った。

「女性になりたい者たちは、皆思い知ったの、その努力の過程で。」
そう続ける美女。
「自分には、タマと竿があるから、女になれないんだ、って。それらが、私達が女になろうという努力をはしから奪っていくの。」
憎々しげに言う美女。
「だから、皆気づくの、こいつらがいけないんだ!切らねばならない!!って!!!」
悲しそうな表情に成る美女
「でもね、、自分では斬れないのよ、こわくて、痛くて、、」

おボッチャまを指差す美女
「あなたは格別よ!別格なの!!
私達、女になった者達の中で、ここまで努力した者は居なかったわ!!!
英雄よ!!!」

いや、別にそれはいいかな?なんかうさんくさそうだし、、、
しかも失敗してびろ〜〜〜ん、、だし、、、

「でも、、びろ〜〜〜ん、、だし、、、」
と、情けない顔で言う失敗者。

「あら?失敗なんかどーってことないわ?そこまでやったこと、できた勇気が英雄なのよ?
他国の私達の中にも、これほどの英雄は聞いたこと無いわよ?」

英雄という響きと、やったことの実体の格差に悩むおボッチャま。
妹はその美女の話をうっとりとして聞いている。自分が敬愛する兄が英雄!って感じで。
多分、びろ〜〜ん、を記憶から消しているんだろうなぁ、、

美女はおぼっちゃまに近づいて、その手をとって自分の股間におしつける。
え”!!
・・・あ、、、
「無い、、、、」
フフン!!と美女

「っどっ、、どーやってっ!!!、どーやったの?!!」血の叫び!!
そりゃそーだ、血の出る以上の努力二度したのにダメだったんだから、、

「魔女よ。魔女にお願いしたの。女にしてくれってね♪」


なんか、、反則、、、

すっげーベストもいいとこなんだが、ソレ以上はないベストもいいとこなんだが、、、

なんかものすごく反則っぽ・・・・

 

納得いかねー、、、、

けど、、

やってもらいたいなー

 

 

ーーーー

結果発表

一度は魔女に女にしてもらった。
でも両親(国王と王妃)に叱られて強制的に元に戻された。

その後、また紐で縛って、をしたら、、
上の妹が
「私が男になって王になりますからっつ!!」
と、両親にとりなしてくれ、

めでたく俺が女に、妹が男になった。

妹は男になったので世継ぎもつくれるので国王としても文句でなかった。性格が男勝りだし。

 

ーーーー

でも、、

あれから10年。16歳。お年頃になった私(元俺)。どーにも男に恋心が芽生えなくって、、、、

先輩のおねぇ方に訊くと、
「あら、私達もそうよ?滅多な男じゃだめなのよねー。今まで2人くらいかな?いい男をみっけて結婚していい家庭を持てたのは」

きいてねーよ、、、って、聞いてても決行したけど、、、

「で、、女の子にときめく時って、、、あった?当然、女になって以降の話よ?」
と先輩美女

・・・・あったかな?
??それも、なかったかな??

「え、、それも、なかったように思えますけど、、、」

「たまにあるのよ、、性別が両方共経験したんで、混濁し、種族保存本能が両性具有と同じくなるのかわからないけど、他の異性にときめかなく成るって。
2人に一人くらいだけだけどね」

50%のどこが”たまに”なのだろうか?

「そーゆーのって、特に長生きするんで、、、皆魔女の弟子入りしてるわねー。100年も弟子やりゃ、一端の強力な魔女になれるからね♪」
・・・・
・・・・
・・
「あの、、長生きって、どのくらいするんですか?」

「それが、まだわからないのよ、、、私達が知っている最年長は、魔女の師匠なんだけど、、1000歳から、めんどくさいって数えていないんだって、、、」

不死じゃん、、、

男は30で魔法使いになれると言った転生者がいたけど、、、

あ、、
「男になった女は?やっぱ不死になるんですか?」

「あー、まっとうな人生を送って、みんな100歳ほどで老衰死しているわね。羨ましい、、」美女

なんか納得行かないですね?

でも、、

だから魔女は長生きなのか、とよっくわかった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

第3話 それほどギャグではないけどシリアスっていうわけでもないかわいそうな男子高校生の話

 

あるところに、ムエタイボクサーが居た。高校生である。郷田剛(ごうだつよし)。
が、普通の高校生、どーしてもエロいことばかり考えてしまう極普通の男子高校生だった。
でも、
「俺には、父がなれなかったムエタイちゃんピヨンになるという生涯の夢があるんだ!!」

彼は高校二年の夏休みに、父に連れられタイはバンコクに来た。勿論ムエタイ関連だと言われて。
が、父がバンコクのその手の者たちに訊くと、パタヤに最高の術士が居ると言う。
何の術士かは父は説明しないが、もともと父は極端に無口なので聞かない俺。

ーーー

施術が終わり、麻酔から覚めた剛。
「やっと目が覚めたわね、鏡を見てごらんなさい」
施術者に言われ、姿見の前に立つ剛。

ん?
俺がいないけど、、どこにいるんだ?
キョロキョロ見渡しても、他に鏡らしいものはない。

「あら、あたしの技術がすぺしある過ぎて、わからないのねw可愛いわねぇ、、」
さっきから思ってたけど、声が少し野太い先生である。すっげースタイルいいし、美人なのに、、少々がたいがでかく、アジア人(多分タイ人)なのに西洋人並のガタイかな?父親が白人なのかな?

「あなたは、わりかし小さめなのでよかったわ。背丈が少しあるのは、細い分美人さんになるから利点よ?」
何言ってんだこいつ?

いて、、いててて、、からだのあちこちが痛くなってきた、、、

「あらあら、麻酔がきれてきちゃったみたいね、これ飲んで。先に飲ませておけばよかったわね、ごめんねー」
と、その美女医師から何錠かの錠剤を飲まされる。ほどなく痛みも和らぎ、酷く眠気がしてきた。

「今日までは、取ったのと、上半身全体だったけど、安定したら、下の方の改造もしましょうね♪」
と、夢心地に聞こえてきた。
なんの改造?

ああ、そういえば、今さっき目覚める前にも、何度か寝覚めた記憶がないでもなかったなー、、顔面全部包帯で、、、
俺、事故にでもあったのかなぁ、、親父、一緒だったし、生きているのかなぁ、、、
闇に引き込まれる。

ーーーー

親父を半ごろにしにして、海にぶち込んで、パタヤから空港へ向かうバンの中にいる。
パスポートは持っているけど、、、、どーしよ?どーやって説明?

なんのことはない、タイの空港カウンターから始まって荷物検査、イミグレ、搭乗口のローカルスタッフ(タイ人)まではすんなりだった。普通なのか?よくいるのか?なんか当たり前のようにスルーされているけど?
飛行機搭乗はボーディングパスのみなので問題なかった。

で、
成田。
いきなり奥に引っ立てられて、、さんざん物笑いにされ、、俺が悪者にされ、強制的に謝罪させられ、、、反省文書かされ、、、終電車が無くなった直後に開放された。最後に待たされた2時間は、終電車が終わるのを待たされたのか?

翌朝帰宅。母は何も言わなかった。知っていたに違いない。
俺は高校卒業したらこの家を出よう。親と縁を切ろう。そう心に決めた。

つーか、、学校?どーすっぺ??

友人に電話をかける
「よう、、元気か?」俺
「つよし、ドコ行てったんだ?おふくろんさが外国に行っているとか言ってたけど、、」まさお
まさおは小学校からの友達。高校も一緒で、ムエタイも一緒にやっている。

ーーーー

「どーしよ、これ・・・」

目の前には真っ白く灰になったまさおが突っ立っている。
俺の部屋。
さっきの電話で呼び出した。

半時ほど放置したら、徐々に顔色を取り戻したまさおが
「・・・しんじられねーものを見ているぜ?」
「ああ、当人の俺が最も信じられないんだがな、今もって。」俺

「タイの技術って、すっげーんだな、、」
そっちかよ親父と同じ目に合わすぞこら、、

ちょいと背の高い美女
それが今の俺だ。
だが、性別は「無性」。
勿論あのあと、”改造”はさせなかった。ちんちんたまたまちょんぎられた俺に、もう何も必要なもんはねーんだよ。

無性だと言われる天使のごとく生きてやる、そ~言えば、タイの首都って天使の都って言われてるんだよな?こーゆー意味なのか?

あ、でもマヨネーズとかヒソミルクのあれとか、ちんちんついているよなうらやましい、じゃなくって、冒涜だよな?
まー仏教徒会社だからいーのか、、

 

まさおも「いや、すっげー美人だよ?学校じゃ、ダントツトップの美人だと思う。思うけど、、、ゼッテー無理、、むらっとかはかすりもしねぇ、、、」
いや、ありがたいけど、ありがたいんだけど、、少し納得行かねー俺も居るのが、なんか納得行かねーんだが、、
なんだろ?

母親は時を読むチートでもあるのか、その時に学校の女子の制服のセーラーを持ってきた。9月一杯は夏服なので、それを。
まさおを一応追い出して着替えた。
俺がタイに行っている間に母親が用意したのだろう、姿見が部屋にある。
似合うじゃん?

いいぞ、と入る許可を与えたまさおも「ああ、似合ってるなー、、」そっけなく、つまんなそうに、、、
まぁ、、いいけどな。男のダチにムラッっとわずかでもされたら俊速でぶちかましだよな?

ーーーー

9月1日
学校では問題になるどころか、すっげー人気だった。特に女子から。
異性への(つーか、俺からしたら同性だけどな)性的アピールゼロの超美人ってのがつぼったらしい。
周囲にわいわい女子が集まると、すっげーこっ恥ずかしいが、、たまたまが無いせいなのか、まったくむらっとも来ないのが悲しいし寂しいものだ。

が、なんか、その後、勉学にも集中でき、ムエタイにも集中できるようになった。
流石にムエタイは、体型がどんどん女になっていくので筋肉がどうしても男より不利になってくる。
なので仕方ないので、ムエタイでは異色のアウトファイターに転向。

学校はまだいんだ、そうやって守ってくれる生徒たちがいる。
が、

ただ、大人たち、教師とか近所とか、あとどっから嗅ぎつけたのかマスコミの大人とかがゲス極まりないのがどーしょーもなかった。

特にマスコミ。
取り囲まれ、身動き取れず、中には触ってくる者もいたので思わずぶっ飛ばしたら、俺が逮捕された。
触った奴等、俺を取り囲んで身動きできなくさせた奴等は無罪放免。
キチガイかよ日本の警察。

ムカついてあとから調べると、普通の女性達が暴行された場合も、被害者である彼女達に対する仕打ちがすげーらしい。嫌がらせがすごく、提訴を取り下げられた者も多く居ると。警察って何?

ソー言えば、あのタイのおねえ医師が言っていたな
「日本ほど居心地悪い場所はないわよ?私達には。」
聞き流していたけど、、、
「ダメな国は入国させない。それはまだいいの、正直だから。でも、入国させるくせに人間扱いしない国って、、ほとんど他にないわよ?」
とか言っていた”人間扱いしない”って、こういうことだったんだな、と今更。でも被害に遭って見なけりゃわからんよな?

今回の”実際は俺は被害者なだけなのに加害者にされた事件”に、教師共は「絶好のチャンスだ」とばかりに俺を退学にさせようとしていた。
全校女子達が阻止に動き、それを、気の利いた女子が英語で拡散。国内より外国で学校名が有名に成るくらいになった。人権侵害ってのは日本では理解できないほど、世界各国ではまともに扱われているらしい。
国連人権委員の委任委員が調査に来たときは、流石に校長もあせったらしい。
俺に「何も言うな」と偉そうに言ってきたので、全てばらした。当然だが、マスコミと警察の件もばらした。

その委任委員は、「国外に出ることを勧める。」と助言してくれた。これだけバラすと、権力からの仕返しがかなり危険だよ?と。それを僕らは把握しているのだから、と。
俺の父親がまだタイにいるので、そっちに行くかも、と言ったら、喜んでくれた。君にとってはベストの選択だろう、君たちにとってそこは世界で最も偏見と差別の無い国だ、と。

クソ親父と共犯の母親のせいで、こうなってしまったが、いまさらくっつけることもできないだろう。
指だって切れてから15分以内だっけ?その程度なのだから。

委任委員と話した夜、母親に父に連絡をとり、向こうに転校するよう手続きすべて行うようにと言いつけた。
母親は無言で頷いたが、少しほっとしているような顔を見せた。

ーーーー

ムエタイの本場でのチャンプ挑戦は厳しかった。
が、異色のアウトファイターということで、しかもオカマということでかなり人気が出た。
日本での色モノ扱いとは少し違い、もっとまとも?な扱われ方だ。

で、そこそこ稼げる。現地語習得もジムに通って一年でなんとなく出来るようになっていた。

そのうち27になり、体力的に引退も考え始めた時、初めてチャンプを取れた。
一回だけだったが、夢は果たせた。

”アウトファイター用ジム”は他に無い、と勧められ、引退後にジムを始めた。
練習生はほとんど外人。生粋(タイ人)にはアウトファイターはなかなかでない、、、

父と母は日本の家を売り払い、こっちの田舎の海辺に引きこもっている。彼らはこちらの言葉を最初から話すことができていた。なんか裏ありそうだが、、関わるのがめんどくさいので放置。

数年後、少し余裕ができたので、子供の練習生を入れ始めた。主に貧乏家庭の。勿論住み込み。手伝いをすれば練習と衣食住は無料で。
地方に興行に行くと、子供戦士は結構人気だ。外人戦士も珍しさ人気があるけど。
しかも、俺を覚えている者たちが未だに多く居るのが嬉しいやらなんやら、、、

ただ、
たまになー
日本人が訪ねてくるんだよ、、
主に二丁目方面?
俺は全く疎いので、すべて親父の方に振っているが、、、

 

で、ある日気がついた。

親父がなりたかったのは、ただのムエタイチャンプじゃなかったんだ、、って、、、

奴がなりたかったのは、、、

母だけは優しくしてやろうかな・・・

2021年4月16日公開

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