・・・・かにょ! 第二話 ヌコ目少女とら

united無ぇtions

小説

2,404文字

ちょびっとホラー。流血多し。猫目ではありません。

難しいお題である。誰が出したんだばかやろう。である。

 

トラはトラディショナルのトラ

ヌコはヌッ転がすぞ!!のヌコ

 

起きてから寝るまで、常にその目はヌッ転がす相手を探す目だった。

我が国の伝統芸能である武技の得物(本物)を持って。

 

その日は関内から京浜東北線快速に乗った。

 

しゅびーん!

おや?日暮里とまらん、、

ふざけろっつ!!!

怒りが車内にぶちまけられた

列車内血塗れ全車両

 

田端で降り、乗り換えまんどくせーと、改札を出る。

改札の機械がぴーぴー鳴いてゲートがあかないのでぶった切って出る。

さて、日暮里ってどっち?

まーいー、歩けばそのうち着くだろう。

 

と、どうして西の方に行くかなぁ、、、この少女、馬鹿なのだろう。

ほどなく巣鴨という地名に入った。老人が多く目に付き始める。

みちに広がってあるくばばぁが多いので、そのたんびにキラリん!と刃がきらめく。

「でぶは脂が多いからきらいなんだがなぁ」刃が脂で斬れにくくなるのだ。

 

学校もあるらしくガキンチョがうざい。

「あ、きもの!ほんもの?」

「何?刀持ってるの?何ごっこ?」

そのたんびにキラリん!と刃がきらめく。

ポリが来るが、米軍のIDを見せると、その星の多さにびっくりし、そのまま退散していく。

偽物だ馬鹿野郎w

どーせあとから適当に誰か犯人をでっち上げるだけだろう。それでも良い成績として扱われて警視正くらいになれるようだ、この程度だと。

まぁ、、俺が金髪碧眼白い肌だからな。触らぬが祟りなし?だったっけ?

 

信号で止まっているバイクの後ろに飛び乗り、「日暮里だ」

「・・・・・日暮里の、どこよ?」

うん、こいつは危険を察知できるこの世界じゃ稀なやつだな

「谷中の墓地まででいい」

バイクは赤信号なのに急発進し、交差する道の車の間を縫ってうまく飛び出す。

団子坂の交差点で左ステップをこすりながら左折し、急坂を加速し駆け登る、頂上付近で少しジャンプ。どんつきの信号黄色、つっこむこれも左折!ガリガリガリッ!!左ステップ擦りながら対向に完全にはみ出して、信号で発信しかけた車の鼻っ先をかすめて、すぐにまた左折。、墓地内に入ると、徐行しながら

「どこよ?誰の墓?」メットの中から聞こえる

「いや、、無いんだ、もう。」

バイクは停止。

俺が降りると、バイクはアクセルターンして通りに出ていった。

 

上野の山に散った仲間たち。墓など無い。

最初は無念を晴らしたかった。

が、知れば知るほど、この世界のひとどもの腐れ具合に反吐がでそうで、流石あの狂気の長州人達が作り上げただけあるわ、と。

騙され使い捨てにされた薩摩の影は、そのかけらくらいしかのこってねぇ、、、阿呆共。

 

一気に逝かせるよりも、今のままゆっくり腐って苦しむほうがよほど似合っているだろう、と思い直したのだ。

 

桜も散り、青葉に代わりかけの頃、毎年ここに来る。

一度たりともすなおに日暮里に着けたことはないがな。

 

来る度に、人がより腐っているのがよくわかる。良い傾向だ。

戻って、また、来年まで寝ていよう。

 

ーー

 

あれ?

そうか、、、、

 

この国に来てから、毎年春が終わる頃、おかしな現象が起きる。

ガレージセールで買ったキモノが汚れ、基地の倉庫の放出品で買ったサムライソードが脂で曇っている。幸い刃こぼれはない。月に何度も手入れしているのに。

そして、昨日の土曜日の記憶が無い。なんか、アキバに行くといってコスして出て行ったらしいけど、、どの店にいったのかさえ、、グッズも薄い本も増えていないのが気になるけど。

「キャシー!お休みだからっていつまで寝ているの!ご飯よ!」

「はーい!今行くから!」

 

ここは米軍基地住宅。日本の権力者達が利権にするためにどんどん米軍住宅削り食くいものにし、もうここいらへんしか残っていない。

兵隊たちは皆国に帰りたがっているし、軍の上の方も一緒だ。でも軍ではない米国政府と日本政府が強引に米軍を日本に留めさせているという。基地の必要性はない。沖縄とグアムがあれば十分だと将軍も言っている。

政治家や役人達の利権のために、俺らがこんなゲットーにぶちこまれてるんだ、と基地の皆は不満たらたら。

私はアキバに行けるからいいけどね。電車一本でらくらく♪

 

でも、なんか、毎年この時期になると、大好きだった日本がそうでもなくなる。早く帰りたくなる。

基地内なら何も感じないけど、外にはでたくなくなる。

日本には呪いが多く、歴史の分だけ呪いがある、とも、呪いの国とも言われているけど、、それなのかなぁ。

ギロチンは、その手に掛かった者を輪廻転生させずに、その魂を永遠に迷わせるため、頭と胴体を切り離すのだ。

だからよほどの者いがいにギロチンされない。火刑で浄化するのが一般的だった。

でも、日本人はそんなことしらないから、すぱすぱ頭を切ってきた。

首を斬られた全ての魂がさまよい、恨みつらみを撒き散らしている。それぞれの土地に染み付いている。

この国にはそういう穢を浄化する者達はいない。

昔ギロチンを調べていたときにそういうことを知ったこと。

でもアニメも漫画も面白いので大丈夫だろうと思ってたけど、、、

自分で自分の腹を切らせて、その上首を切られて胴体と離れ離れにされ、挙句魂がさまよい続ける、、そんなの恨まないわけがない。そういう状態が一般的にあたりまえにあったんだ、と最近やっと実感した。具体的な実感は説明できないけど、この季節になると、私の心が実感する。

 

アキバに行かなくても、日本の基地のPXに代理購入頼めば一ヶ月くらいで軍用機で本国に送ってもらえるから、買い物だけだったらどうにかなるし。向こうの基地のPXでパパに受け取ってもらえばいいだけだし。

早くパパが国に帰れるようになればいいのに。

2021年7月18日公開

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