犯人

ほろほろ落花生

小説

8,220文字

イワン・フョードロヴィチ・カラマーゾフ問題の現代的拡張。
この話はル=グウィンの短編『オメラスから歩み去る人々』を下地とし、その枠内と枠外で展開されます。
反出生主義に関する議論において一石を投じるものとなれば幸いです。

 

査問官の皆様。本日はお招き頂きましてありがとうございます。特に宣誓は必要ないとのことでしたが、勝手ながら一応の口上は述べさせて頂きます。

 

私は私の良心と生命にかけてこれから述べることに偽りを含まないことを誓います。

ただしあなた方の神や社会的公正、、、、、、、、、、、、にかけて誓うことはありません。     以上。

 

まずは父の話からしなさいと? わかりました。そんなに気のりはしませんが、しかたないのでしょう。そうですね。父がいなくなってしまってからもう五年ほどになります。定年まで勤めあげて、あとは気ままにやってたみたいです。川柳や南画に手をだしてみたりしてね。退職した団塊サラリーマンのテンプレコースというやつでしょう。

いつからだったでしょうか。あの人はぼんやりすることが増えてきましたね。リビングのソファに座ったままぼーっと空を眺めてるんです。昼の月でもながめてたんですかね。酒量は少し増えたくらいだと思います。ほかには、会話している途中にふっと放心してるだとかでしょうか。ふり返れば、かわいがっていた私の甥や姪をながめる目は少し変わってきたようにも思いますね。以前の無心な愛情とは異なる光を帯びていたとでも申しましょうか。ま、これは息子としての感覚ですが。

こういう変化はどう表せばいいんでしょうね。少し硬く言えば、おさない孫を見る目がよろこびからあわれみに移行したって感じですかね。その頃からなんらかの兆しはあったのかもしれません。

はい。書き置きですか? ありました。単純に「これ以上、自分を欺くことはできない」とだけ自筆で書かれてました。感想? 特にはないんですけどね。「あ。やっぱ逃げちゃったなコイツ」という程度でしょうか。父の逃亡がその後の私に何かもたらしたかと? どうでしょう。ご存知の通り、逃亡に関しては珍しい話ではないですし、ヤツが逃げるにせよ、こちら側にとどまり続けたにせよ、結果としてはどちらでも同じことだったと思います。私がここ、、に存在し、この場でこういう具合にあなた方からの査問を受けるという状況に至ることは変わらないってことですね。

父のケースについては、最後の最後まで責任とらなかったなあコイツっても思いましたね。責任ってのは、つきつめれば出生という摩訶不思議の秘法によって私をここ、、に同意なく連行した責任なんですが、それについてはおいおい話すことになるでしょう。

こどもの頃、ことあるごとに父が私に言い聞かせていた訓戒は「ひと様に迷惑をかけるな」というものでした。社会的馴致のために私を殴りつけ蹴り飛ばすことになんのためらいもみせなかった人だったんですけれどね。息子たる私という「ひと様」をこれでもかと罰し欺いておきながら、自分を欺くことはできないってのは、なかなか味のある皮肉でしょう。

査問官の皆様。いまだに事情が呑み込めていませんし、よくわかっていないのは、いったい何の罪とがで私がこの「査問の場」に呼び出されているのかってことなんです。父が逃亡したという責に連座して呼び出されるという前例は聞いたことがありません。心当たりがあるだろう? うーん、どうでしょうね。扇動者? なにを扇動したというのでしょう。共同体の破壊者? これはこれは大層なお名前を拝受致しまして、どうもありがとうございます。

いえいえ、ふざけているわけではないんですよ。査問官の皆様。ただですね、あなた方の厳粛で謹厳なお顔を目の前で拝見していると、おかしみにも似たなにかがわいてきて困るんで。これがおかしみだけだったらまだいいんですが、ほとんどかなしみに近いのだから、タチが悪いというか、つらいもんですね。

苛立っている方々もだいぶいらっしゃるようなので、そろそろ白状しましょう。最初からネタは割れてるんですが、再びやらないといけないみたいですからね。あなた方お得意のスットボケをこの私がやっていてもはじまりませんしね。一応のところ、私としても心当たりはあるので、はっきりさせておきましょうか。シラを切るつもりはありませんし。のらりくらりやったところで、どうせ追い込みをかけるおつもりなんでしょう。こういう例外はゆるさない、なぜならそれが正義だってやつですね。あなた方の常套手段。

私の方から申し上げてしまえば、告発者を罰する体の召喚なんですね、これは。むごい話です。私が何を告発したのかって? わかっているはずなのに案外段取りにこだわる方々みたいですね。では、ここにはっきりと申し上げておきましよう。

私はあなた方そのものを告発したのです。あなた方とあなた方のつくり出したシステムを。あなた方が数万年にわたって蓄積し継続してきた嘘を。そのからくりと技法を。その詐術と偽計のあり方を。あなた方の深奥にまでしみわたったぺてんの血と系譜を。

査問官の皆様。いきなり何を言いはじめるんだコイツは、という顔をしてらっしゃいますね。それはそれでしかたのないことですし、当方としても予想通りとしか言いようがありません。そこまで想定通りの顔をされては、お互いにまたなにかしらの小癪な座興でもこの場でやってるんじゃないかと、こちらの方でも勘ぐってしまいます。それではここに呼ばれた甲斐がないというものです。あなた方の、鳩が豆鉄砲でも食らったかのような予定された驚き、、、、、、、ってのを、私としてはうんざりするほどみてきたので。

さて、ばかばかしい笑劇は既に終了しているはずですので、本題に入っていきましよう。無論のこととは思いますが、「あの子」には会いに行かれたことはおありでしょうね。あなた方がこどもの頃だったはずです。

どうでしたか。つらかったですか。かなしかったですか。くやしかったですか。泣いちゃいましたか。神に祈っちゃいましたか。喉も裂けよ破れよとばかりに叫びましたか。しかたなかったですか。これが世界だシステムだってやつでしたか。ご理解、、、しましたか。だからみんなで力を合わせてがんばろうでしたか。合点がいっちゃいましたか。いずれにせよ、ご納得、、、しちゃいましたか。

査問官の皆様。あなた方は、「あの子」がいるという理を知っていながら、そうやって清潔な法服を着て「我こそ人間でござい」みたいな涼しげで取り澄ました顔をしていらっしゃる。そういうの、楽しいですか? 楽しいという言葉に語弊があるなら、どう言いましょうか。そのようなあり方を貫くことに、なにも思い感じるところはないのですか? いえいえ、侮辱してるわけではないんですよ、当方としても。本心からの疑問でして、ここがどうしても解せないんですよね。挙句に私を裁きにかける。別に標的は私じゃなくてもいいんですよ、あなた方は。

その血まみれの手で指先で、赤子の頬にふれる。その血まみれの口から、お上品で公明正大なお言葉を発される。

いいでしょう。いいでしょう。それはさておきましょうよ。それにしたって、ここにとどまるか、逃げるかしか択がないなんてのもけっこうひどい話ですからね。そりゃ、あなた方だって「人間がんばろう」に転びたくもなりますよね。わかります。この点については、自分としても情状を汲んでるつもりですよ。

だいたい二択ってのは過酷なものですから。そんなもんに人間ちゃん、なかなか耐えられるもんじゃない。しんどいですからね。ところで人間という種に対する呼称なんですが、個人的には人間ちゃんってのが最も気に入ってるんですが、人間くんってのも悪くないですね。人間ちゃまかなあ。どちらでもいいからさっさと話せ? これはこれは、失礼。

「あの子」の存在を受け入れるのか、拒むのか。肉を食うのか食わないか。あいつをゆるすかゆるさないか。コーヒーか緑茶か。目玉焼きは半熟か固焼きか。ベーコンはカリカリでいくか? こいつはブロックしとこうかどうしよう? 生きるのか死ぬのか。XかYか。そう、二択はつらい。あの意地ワルで美しく聡明なオバサマも、そのあたりをわかっていて二択に絞らせたわけでして。まったくわかっていなかったのかもしれませんが。いずれにせよ、いい趣味してますよ。

査問官の皆様。いい加減にしましょうか。私は第三の道を示しただけです。このシステムの継続自体の妥当性を吟味すること。あなた方が意識的にせよ無意識にせよ隠し続けて、いつもの「臭いモノにはフタ」精神で延々続けてきたこのクソ循環を停止すること。なにがしかの名において続けていたこの邪悪な慣習に疑義を呈すること。

いったい、あなた方は、生殖を繰り返してはここ、、を持続させることになんの疑問も持たなかったわけですが、それはつまりやっぱりいったいどういうワケなんですかね。いやホント、どういう料簡で?

なんの因果で私がこの場で独り芝居じみた、このわかりきった狂態、、、、、、、、を演らなければならないんですかね? 双方ご納得済みの猿芝居をいつまで続けろと?

いやいや、私が「あの子」を見たときの話はする必要がないでしょう。「あの子」は象徴であって具体であって遍在してるんですから。

おや。そこのあなたは苦笑しているみたいですが、その苦笑はいったいなんのために必要なんでしょうね? このあたりはちょっとこだわりたいところなんですが、「苦笑」ってのは高度に文化的な自己防衛に根ざしているとか。ではいったい何をまもっているんでしょうね。苦笑まみれのあなた方が後生大事にご大切にまもっていらしったものとはいったいなんだったのでしょうね。

そう。あなた方は先祖代々、天地開闢以来、苦笑の仕方に腐心してきたにすぎない。むきだしなものは怖い。見たくない。イヤですよね。わかります。急所を突かれたくもない。わかります。なかには折衷的に沈黙を通す者もいました。スルー勢ってやつですか。沈黙しながら人類の未来と福祉を祈ってるとかどうとか。

苦笑も沈黙もスルーも卑怯だから立ち向かうぞと気張った雄々しい方々は、存続なり継続という御名において既成の規範、ご謹製の秩序そのものの裡に逃げ込みました。そして彼らの向かう先は例によってのご発展。社会改良と建設だとくる。

反旗をひるがえす、などと高尚な戯言を掲げた方にはこうも述べたい。歴史を顧みて、いったいあなた方は何に反旗をひるがえしてきたのかと。敵はあなた方の内部にあったというのに。

さらに歴史に顧みて言うならば、こどもたちから収奪する大人という構図は、たいして特殊なものではありません。汚物を以てむしりとられるこどもを見つめながら黙然としている大人という恒常の図式ですね。

ああ、あなた方がうたいあげるファミリアリテの夢。素晴らしいシステム。テクノロジー。前向きで開かれた、、、、、、、、対話。持続可能などうたらこうたらサムシング。

そしていつもの聖歌がはじまる。

この美しい世界。泉。鉱石。草原。花々。青空。生命。万歳。いのち万歳。

 

どうもおめでとうございます!

 

あんまりお目出度いので、おめでとうございますとしか申し上げようがありません。こちらとしても。

 

どうもまことにおめでとうございます!

 

すいません。ちょっと興奮したせいで上ずった調子になってしまいました。査問官の皆様。恥知らずの査問官の皆様。しかしながら私としてもこう続けるほかありません。矛盾も汚濁も手前勝手に呑み込んで、まわりにまわりまわった後でやっぱり、なんだ、人間ちゃん賛歌だとか、いのち万歳だとかにアクロバティックな着地をみせるあなた方の力業には、これでもけっこう感心してるんですよ。力業の果てに神だとか引っ張り出してくる始末ですからね。ここまでくると、もうついていけないところもあるんですが。

さてさて、力業ってのは力業なりの負荷と無理があるんでポキリといっちゃうんですけど。まあ、そのポキリは私たちのこどもたちが確定でしはらう代償なんですけれど。ひっかぶるわけですけど。どうでもいい話なんですよね。こういうの。なぜって、あなた方にとっては関係のない、、、、、話だから。それは我々の関知するべきところではないと。知ったこっちゃない、と。

査問官の皆様。怒れる査問官の皆様。よく聞きなさい。心を鎮めてよく聞きなさい。ここ、、にとどまる覚悟があるなら、あなた方はあなた方の根底にあるものを見つめなければならなかった。だれかがどこかでひっかぶっている、、、、、、、、という事実。あなた方がご自身のこどもたちにひっかぶらせている、、、、、、、、、という事実から徹底して目をそらし、「人間がんばろう」や「いのち万歳」みたいなところに己を収束させるのではなく、自分の足元を見つめなければならなかった。でもイヤなんですよね。ずっとずっとイヤだったんですよね。そういうの、かったるいんですよね。わかります。

それでもあなた方はこう抗弁するのかもしれない。持続そのものが誰かにとっての利得になるだろうと。それは誰なんでしょう。あるいは現に利得を享受してる連中とは誰なんでしょう。ひっかぶってる連中とは誰なんでしょう。その曖昧さがヴェールとなってあなた方をくまなく慰撫する。

もうちょっぴり卑劣でオツムの加減がよろしくない方々はこうまくしたてるのかもしれない。「あの子」の問題もまた、いつの日かケリがつくはずだ。つくだろう。たぶん。我々のタユミない努力によって。でなければ我々のこどもたちがどうにかしてくれるはずだ。だから当座の「あの子」の苦しみについて我々は赦免されるのだ。云々。カンヌン。

お疲れ様です。こうしたあなた方の論駁に関しては、私の方でももうおなかいっぱいなんです。いえいえ、私の方だってけっこう言われましたよ。怒られちゃいましたよ。そういえば今も私はあなた方から詰問を受けて怒られてるんでしたっけ、この場で。

あなた方が差し出す抗弁は、たいがいがどうでもいい代物でしたが、中でもおもしろかったのは「共同性の中にこそ歓びがある」という指摘でした。これは、どうなんでしょう。確かに歓びはあるかもしれませんが、誰に、、付与されたものなんでしょう。「あの子」を組み敷いた共同体、個人の同意なく連行され組み込まれた共同体の中で見出す歓びですか。これって、どこかで転倒してますね。その転倒からの起き上がり方こそ、あなた方の腕の見せ所でした。繚乱と錯乱の技の数々については自分としてもけっこう愉しませてもらったので、あまりぐちぐち述べたくはないんですけれどね。特に神や生命論に立脚して論陣を張った方々にはね。

さて、共同性の歓びとやらですが、いいもんじゃないですか。喫煙所でちょっとだれかと立ち話。たまさかの交感で、ああうれしい。もっと進んで人助け。世のため人のため。そうそう。世のため人のためってのは実に、実にいい言葉ですね。このあたりはもう少し立ち入ってかっぽじってみましょうか。

査問官の皆様。あなた方が免罪符のごとく呪われたように連呼する例の「世のため人のため」ってヤツですが、一度でも真剣にそのあたりを考えたことはあります? 実際、この言葉が黄門様の印籠のごとくご自身の免罪として機能しているんですからたまりませんよね。その光輝に寄り掛かることのいかに易し。

ぜんたいこの場合の世と人ってなんでしょうか。世が人が継続することの意味をまじめに検討すらしなかったあなた方が世と人を語るわけですからね。持続可能がどうのという言葉を使う前に、持続そのものの是非や価値を問うたことすらないあなた方がね、査問官の皆様。

まったく、あなた方はこどもをいけにえとする社会継続になんの疑問も抱かずにのうのうとやってきたわけですが、これから先、何を語り得るのか実に楽しみですよ。「あの子」の件をこどもたちがひっかぶることにためらいをみせるどころか、正当化して居直ってすらいるあなた方がね。こういう無計画的な計画性というのが一番タチが悪いんです。かなしみの査問官の皆様。

お前も同罪だろうと? 確かに同罪です。ただし一点だけ留保させてもらいたい。同罪として同列に扱われるならば、私はこのような罪とがを背負うためにここ、、に連行されたことになるのでしょうか。なんの選択の余地もなく、問答無用で出生という現象によってここ、、に叩き込まれたということです。この矛盾について、いったいどうお考えなんですかね?

我々は実際、全員が共犯関係にあるといっていい。ここ、、の構成員、ひとり残らず。だが、もう、いい加減にこういうシステムにこどもたちを新たな犠牲者として引っ張り込まなくてもいいんじゃないですか? 全員が納得ずくで遂行しているこの大罪と虚偽のパレードに、彼らを同意なく巻き込む必要は少なくともないでしょう。

これはこれは。いやこれはこれは。いろんなお言葉を頂戴いたしますね。お前は異端だから排除せよ。危険分子。社会的負け犬。ルーザー。子を持てばわかる歓びがある。それは自然なこと、、、、、だから。責任転嫁。相互扶助。生命への冒涜。神への背信。家族愛。お前は既存の社会的リソースを消費しながら、そう言えるのか? お蔭様の精神は? 社会と人を馬鹿にするな。等々、等々、等々。

この際、私への嘲罵はなんだっていいですが、私はそのような批判を加えうるところの根源を糾したのです。そこを理解して頂きたい。その切実さを理解して頂きたい。

うーん。どういう感情かはわかりませんが、なんだかわなないている方々もいらっしゃるみたいなので申し上げておきましょう。あなた方はなぜわなないているのですか? ここでひとくさりお話ししておきますと、あなた方がわななけるということこそ、まだ人間としてのなにかしらが残されているという証しかもしれないということです。

あなた方が信じ、そこに命すらかけたあるモノが、どこかからの借り物だったのかもしれません。あなた方を教化し、馴致してきた先人たちが実は己とあなた方を欺いてきたのかもしれません。そこを盲信した自己にわななけるというのは得難い美質であるし、尊いことですよ。だからといって、査問官の皆様、あなた方の罪が免除されることは永劫ないですからね。これだけは、私が地上でのこの生命を賭して保証しておきましょう。

それにしても、お気づきですか。こんなことはいまさら申し上げてもせんないですし、ご了承のこととは思いますが、そこに居並んでいるあなた方と私を先刻よりみつめている「あの子」の目を。彼方からあるいはこの場で、遠く深い静寂よりあなた方と私、人間そのものをしずかにみつめている「あの子」の目を。あの、お目めを。まなざしを。

厳しいですね。ゆるしてくれてるんですかね。そう願いたいし、それが人類の誓願だったのかもしれません。けれどそんなに都合のいいお話はない。断じてないのでした。

逃げちまった父もかわいそうですね。わからないでもないですよ。しかたなかったんですかね。ただ、時期が遅すぎたし、もう手遅れでしたね。

査問官の皆様。忘れないで頂きたい。見つめられているということを。逃れられないということを。査問官の皆様。どんなときにおいても、ですよ。

あなた方が美徳やら悪徳に、可憐な詩に音楽にウツツをぬかしているとき。恋に心ひらかれているとき。美を追窮しつつやすらぎながら切迫しているとき。世界はそれでも美しいと他者と自己に恫喝してハッパかけてるとき。世なり人なり己に愛想つかしたかどうかで私の父みたいにバックレてしまったとき。ピエタ像を前に涙するとき。高架橋から飛び降りるとき。子の誕生を祝福するとき。自分の脳漿を撃ち抜くとき。人間ちゃん万歳コーラスをこれでもかとうたいあげているとき。カップラーメンすすってるとき。地雷で吹き飛んだ子の手足を母が天を仰いで諸手に掲げているとき。同胞愛に打ち震えながらお互いを執拗にきずつけあっているとき。神に祈るとき。いずれのとき、、にせよ「あの子」があなたを見つめています。

ここ、、から歩み去るのではない。とどまるのでもない。もうひとつの道へ。

 

では、私たちの査問をはじめましょう。

2018年11月11日公開

© 2018 ほろほろ落花生

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