暖かくなりつつ花粉の脅威もあらわれてきた今日この頃、いかがお過ごしだろうか。破滅派は新刊のニュースもあり、文学フリマにも向け、鋭意邁進中である。

さて、2月に「はめにゅー」で公開された記事の中から、人気の高かった記事をおさらいする。忙しくて毎日は「はめにゅー」をチェックできないという人も、この機会に話題の文学ニュースをまとめて確認しておこう。1月はどのような文学ニュースが読まれたのだろうか?

10位~4位

10位

「第45回吉川英治文学新人賞」最終候補作が決定

松尾模糊松尾模糊

「第45回吉川英治文学新人賞」最終候補作が発表された。荒木あかね『ちぎれた鎖と光の切れ端』など五作が選ばれた。

9位

南阿佐ヶ谷Talking Boxで2月29日に『人生逆噴射文学賞 人生逆噴射大賞発表』開催

Juan.BJuan.B

2月29日、Talking Boxで『人生逆噴射文学賞 人生逆噴射大賞発表』が開催される。

8位

安部公房の遺作『飛ぶ男』新潮文庫から発売 生誕100年記念し約30年ぶり文庫新刊

松尾模糊松尾模糊

今年生誕100年を迎える、安部公房の遺作『飛ぶ男』が新潮文庫から発売される。安部公房の文庫新刊は約30年ぶり。

7位

【快挙!】佐川恭一の新作小説『就活闘争20XX』が3月26日発売、予約も開始

Juan.BJuan.B

佐川恭一の新作小説『就活闘争20XX』(太田出版)が3月26日に発売される。

6位

目次だけで見る文芸誌2024年3月号

松尾模糊松尾模糊

今月発売された文芸誌4誌の目次をざっと確認して、誰が何を書いているかをお知らせする定点観測記事。どれを読めば良いかの指針にどうぞ。

5位

「第68回岸田國士戯曲賞」最終候補作が決定

松尾模糊松尾模糊

演劇界の芥川賞とも言われる「第68回岸田國士戯曲賞」の最終候補作品が発表された。

4位

【快挙!】大木芙沙子の短編「或る男」が小説アンソロジー『FFEEN vol.4』に掲載

松尾模糊松尾模糊

大木芙沙子の短編「或る男」が、出版レーベル ffeen pubの小説アンソロジー『FFEEN vol.4』に掲載されている。

2月も様々な文学賞や新刊などのめでたいニュースがあった。佐川恭一の新刊にも注目したい。

3位

「第2回幻想と怪奇ショートショート・コンテスト」開催 怪奇・幻想要素含む作品募集

松尾模糊松尾模糊

『幻想と怪奇』で「第2回幻想と怪奇ショートショート・コンテスト」が開催。

怪奇ショートショートに関する記事が3位となった。我こそはと思う方は是非応募してみてはどうだろうか。

2位

2019年ダブリンでのヒューゴー賞授賞式

ヒューゴー賞が中国に忖度して候補作を不正に操作していたことが内部告発で判明

高橋文樹高橋文樹

SFで最も権威のある賞のひとつ、ヒューゴー賞の候補作がワールドコン開催国である中国を刺激しないよう、あらかじめ候補作を間引いていたことが大きく報道されている。

ヒューゴー賞の不祥事疑惑に関するニュースが2位となった。SF界の伝統ある賞の行く末に注目が集まっている。

1位

「第10回林芙美子文学賞」大賞に大原鉄平「森は盗む」 佳作に鈴木結生

松尾模糊松尾模糊

「第10回林芙美子文学賞」大賞を大原鉄平「森は盗む」が受賞。佳作に鈴木結生「人にはどれほどの本がいるか」が選ばれた。

「第10回林芙美子文学賞」大賞に大原鉄平「森は盗む」が選出された。今後の益々の活躍を期待したい。

2月のニュースはいかがだっただろうか? 健康に気を付けて、今月のはめにゅーも乞うご期待である。