明治の文豪・泉鏡花の生誕150年を記念し、2月12日に都内町田市民文学館で講演会「泉鏡花生誕150年 文豪と怪奇―幻想文学として読む鏡花作品の魅力」が開催される。

 泉鏡花は明治後期から昭和初期にかけて活躍した小説家。『外科室』、『高野聖』などで知られる。江戸文芸の影響を深く受けた怪奇趣味と特有のロマンティシズムで、幻想文学の先駆者としても評価されている。

 本講演会では、昨年11月に出版された新潮文庫版『外科室・天守物語』の収録作品に触れつつ、収録作品の選定と解説を担当したアンソロジスト・文芸評論家の東雅夫が泉鏡花の幻想的な雰囲気に満ちた格調高い作品の見どころ、読みどころを解説する。

 募集定員は80名で、参加費は無料。一次受付は終了しているが、現在二次受付を2月9日まで行っている。