日本文学振興会が主催する「第71回菊池寛賞」が11日発表され、文学の分野においては東野圭吾が受賞した。

 文学・演劇・出版など各方面の文化活動で業績を上げた個人・団体に贈られる。今回は東野のほか、声優の野沢雅子、東京新聞・小沢慧一記者、野球日本代表の元監督・栗山英樹、歌舞伎役者の片岡仁左衛門がそれぞれ受賞。

 東野の受賞理由について、デビュー以来40年近くに亘り、ミステリー小説の世界を牽引。普遍的な世界観に裏打ちされた作品群は幅広い支持を集め、本年国内累計1億部突破。映像化、翻訳を通じて国内のみならず世界をも夢中にさせていることが挙げられている。

 なお、副賞は各100万円。Audibleオリジナル作品を来年配信するなど、東野は現在も旺盛な執筆活動を続けていて、今後の活躍にもますます期待がかかる。