あたらしい生活様式というウサンくさい言葉が流行っているみたいなので
日本で唯一の渡り蝶「アサギマダラ」の羽は青と黒の斑紋を持ち、その全長は一〇センチにも及ぶ。彼らは最長で約二〇〇〇キロという長旅を日本列島を股にかけて行うという。
いつも通り近所のスタバで書きました。お尻が痛くなりました。
批評を書く際に用いる文体を、小説にも応用できないかと思い書かれた一作です。
えんぴつ峠のラクダの坊主と、パンジー見つめるカエルの子供。 合理主義者のおしゃべりヘビと、オーバードーズのシルバーガール。 そんなやつらが年越し迎える、真夜中付近のそんなお話。 6つのショ…
路地裏の喫茶店は、どこかエロティックな香りがする。――主人公のしおりは、いつもの喫茶店で恋愛小説を読もうと本を開く。が、色々な妄想が駆け巡って……!?
「第二回 阿波しらさぎ文学賞」最終候補作
変わらない部屋、お決まりの散歩道、行きつけの店、一度も見たことのない夢、起こったはずのないできごと、ひどく恥知らずで白々しいおしゃべりの数々……。
左から陽キャ陽キャ陽キャ、一人飛ばして、いんのもの。 飛ばされたのが俺とか君で。 陽光とか朝光にわれわれはなれないんだけど、君もそのはず。だけど、その鼻歌はなに? ●●●たつわ。今朝抜いた…
戯作のようなものですがわりかし切実な気持ちで書きました。よろしくお願いいたします。
やまない雨はないけれど、降りやまない星ならここにあります。
明日のことを考えてる。みんな座席で寝てる。ふと思う。この人たちは人間な訳だが、実のところ僕が知っている人間は少ない。両親とか友達とか、それくらい。なのに、この人達を人間なんて大枠で捉えていいもの…
ある夜の、夜かも分からない夜。危険を感じるけど、風が寒い。
どこにでもいる男の、いつもよりちょっぴり虚ろな一日、本当にあったかどうか、信じるか信じないかはあなた次第です。
2019年3月合評会「高タンパク低カロリー」応募作。お題の入れ混ぜ方自体が低タンパク高カロリーな感じな作品になってしまった気がしますが、そこが味噌です。
ロシアでTVドラマ化され人気を博したエメーリャエンコ・モロゾフの晩年の作品を翻訳しました。