認めるか認めないかの二択であり、信じるか信じないかの二択である。
二〇一一年、宇宙の法則はインターチェンジしました。
私の筆は、私の意識を超え、世界と繋がっているかの如くであった。
知り合いがね、一寸興味があると言っていたから。
私の「私」を葬らねばならぬとのおもいであった。
さもそこに何かある風に匂わせる傾向がある
あるいは宇宙人にいじられたDNAが。……
小説家とは、読者に「共感」を与えることで「屈服」させるのが仕事である、と。
まァ、そう怪しいツテではないと云う事は保障致します。
あれはやはり尊文の虚栄心の顕れだったのだ。
この小説の大事なところは、そういう細かいところにはないからです。
我々は先ずこの一文を疑うところから始めねばならない。
小説家岡本尊文(一九六一~)は本名を岡本謙二と云った。