さ、い、こ、う、の

合評会2024年01月応募作品

曾根崎十三

小説

4,408文字

合評会「サイコパス」応募作です。
君は最高。君はサイコ。みんなサイコ。
全ては愛ゆえに。最高サイコ。
タイトルがなかなかしっくりこなかったので、とりあえず候補を全部書きました。
心が温まっている人が出てくる話なのでハートが燃えています。これが本当のハートウォーミング。

「じゃじゃん! クイズです。あなたはひどく恨んでいる人の家に忍び込んで、その人を殺しました。しかし、一緒に住んでいた無関係の家族も殺しました。それはなぜでしょう」

水口がまた一癖ありそうなクイズを言い出した。どうせまたサイコパスクイズなのだろう。サイコパスというのは共感性に欠けており自己中心的で目的のためなら手段を選ばないのだという。その程度の特徴の人間などごまんといるだろうに、と悠花は思った。たかだかその程度の特徴で異常者呼ばわりするとは悪趣味だ。

また当ててサイコパスと言われないように悠花は慎重に考えた。思いやり、共感、優しさ。両親は悠花の「ゆう」を「優」の字にするか迷ったらしい。もし「悠花」が「優花」だったらこんなクイズに迷ったりしなかっただろうか。他人の痛みや寂しさ、辛さを理解しようとしながら生きる。そういうものを優しさというのだろう。それなら、なるほど、答えが思いついた。

「寂しくないように、かな」

水口はにやぁ、と嫌味な笑みを浮かべた。しまった、と思った時には後の祭りだ。

「正解!」

本当かよ、と思いつつも、調べればすぐ分かるような嘘をつくとも思えないので、事実なのだろう。憎んだ死者にすら思いやりを見せる回答だというのに、分からない問題だ。問題を考えた人こそ異常なのではないのか。

「厳密には天国で会わせてあげるために、なんだけどね」

「そうなんだ」

天国なんてあるかわからないのに。以前のクイズでも、それを考えて答えたらサイコパスだと言われた。昨日のクイズは「ダイニングで一家全員を殺害後、犯人が家に留まっていたのはなぜでしょう」だった。天国などないからこそ「最期の一家団欒だと思って見てた」と答えたら、また正解だと笑われた。悠花が当てすぎるからこそ、水口のサイコパスクイズ集めに拍車がかかっている。外そうと思って考えても、結局は当ててしまう。サイコパスクイズなんてものは、有名な殺人鬼の異常な回答を模倣しただけのもので、医者の診断じゃあるまいし、サイコパスを見分ける判断材料にはなり得ない。なのでこのクイズはただのからかいの道具だ。

「悠花ちゃんたら、ほんとサイコパス」

へらへらと笑う。水口があの家の子供じゃなかったらとうに距離を置いていた。しかし、彼女の家の前には膝丈程の大きめのポケモンの置物と、トトロの形にカットされた植え込みがあって、いつも茉祐が触りたがる。茉祐は悠花の幼いいとこだ。早くに両親を亡くし、悠花の家に引き取られた。水口家には小さなふわふわの犬がいて、それのことも茉祐は気に入っている。家の大きさからして育ちは良いだろうに水口は下品だ。悠花は茉祐のことを考えて少しでも幸せな気持ちになれるよう気を紛らわした。早く家に帰って茉祐に会いたい。小さなもちもちの手。つぶらな瞳。ふわふわの髪の毛。多少の自己中心性など誰でも持っている。そんなことを言い出したらキリがない。「サイコパスクイズを正解できるからサイコパス」という水口の言い分が正しいとすると、誰でも一つくらい当てられるクイズはあるだろうし、どんな菩薩のような人間でも少しくらいサイコパスの要素は持っているだろう。生きていれば共感できないこともあるし、理解できない模範的良識にぶちあたることくらいある。たった十数年しか生きていない悠花ですらあるのだ。自己中心的な判断を一切しない人間などいるわけがない。「サイコパス」とそれ以外で容易に分類できるほど人間はシンプルではない。

 

 

「おかえりなさい」

帰ると、今日も茉祐が飛びついてくる。簡単に抱き上げられる小さな体。茉祐が引き取られて、悠花は幸せだ。初めて見た時から茉祐は愛らしく、悠花の心を独占した。その当時は、まだ髪も生えそろっていないふにゃふにゃの赤ちゃんだった。性犯罪を起こすロリコンの気持ちはわからないが、静かに愛でるロリコンの気持ちならわかると思った。このやわらかくてあたたかい存在へ意図的に怪我をさせたり、苦痛の悲鳴をあげさせるようなことはあってはならない。茉祐の両親は、茉祐が一歳になる前に死んだ。赤ん坊は最初、快か不快かの感情しか持っていない。それが分岐していき、一歳ごろには愛着の感情を得て、個人を判別して人見知りをしたりするようになってくるという。茉祐を少しでも理解しようと思い、悠花は児童心理学の本を読み、日々、茉祐を理解できるように努力した。茉祐を見ているだけで、茉祐と話しているだけで、胸の奥がじんわりと温かくなる。

「お姉ちゃん、遊びにいこ」

「はいはい、ちょっと待ってね」

物心つく前に茉祐は両親を亡くしているので、悠花を本当の姉だと思っている。この上なく素晴らしいことだ。いつか本当のことを明かさないといけない日がくるだろう。血がつながっていなくとも、茉祐は本当の妹だ。いつか来る日が来ても悠花はそう伝えるつもりでいる。

いつも通り、道中で茉祐は水口の家の前で立ち止まってポケモンの像の頭をなでてやる。家の人に気を遣わずに済むよう、悠花は水口と親しくなった。いけ好かない女子だが、犬とも遊ばせてくれるし、茉祐のためには必要なのだ。しかし、本当にそうだろうか。悠花は考えてみる。犬であれば最近近所に引っ越してきた中年女が飼っている犬のほうが気に入っている。家の前の物を触る程度なら、水口一家と顔見知りであるという事実さえあれば問題ないだろう。もうそろそろ距離を置いても良いかもしれない。無理に付き合いを続ける必要はない。人付き合いも一度見直した方が良い。

公園で二人は一緒に追いかけっこをしたり、ブランコに乗ったり、滑り台を滑ったりした。周囲を見ていると子供だけで遊んでいる子たちも多い。茉祐も来年には小学生になる。そうなると、あの子たちのように子供だけで遊ぶことも増えるだろう。悠花も子供たちと同じ目線であえて混ざりに行くこともできるかもしれないが、他の保護者がうるさいかもしれない。それに、わけもなく子供集団に混じって遊んでいる大きな子供は大抵異常者だという。今まで見てきた創作物、ネット記事、ツイッターのバズりツイート、皆そうだった。保育士志望だと言えば許容されるだろうか。悠花は異常なのかもしれない。自分でも分かっている。茉祐と一緒にいられるためなら、悠花本人がどう扱われようが、喜んで耐える。ただ、茉祐がそのせいでいじめられたり、からかわれたりするようなことがあってはならない。悠花が真人間として扱われなければ、茉祐にその危険が及ぶ。犯罪者の家族は一生差別され、石を投げられ続けるのだ。犯罪者は罪が暴かれ、誰かから犯罪者だと認知されることで初めて犯罪者となる。「私がいる」と「私」が考えることで初めて「私」は認識される。認識されてこそ初めて存在する。デカルトも似たようなことを言ってたっけ、と悠花は思った。

「もう一回! もう一回しよ」

茉祐は満面の笑みで何度目かわからない「もう一回」を言った。「いいよー!」と悠花は大きな声で答えて茉祐と一緒に滑り台に上る。そんなわがままを言われることも嬉しい。顔から溢れだして世界中を笑顔にしてしまいそうな満面の笑顔。あんな屈託のない笑顔を向けられると、生まれてきて良かったと思える。悠花はただ茉祐と一緒にいたいだけだ。本当にただそれだけなのだ。

 

 

「聞いて聞いて! じゃじゃーん! サイコパスクーイズ!」

「えー! どんなクイズだろー! お姉ちゃん知らないな。どこで教えてもらったの」

訊くと茉祐は得意げな顔で教えてくれた。学校の友達から聞いたのだという。いつも一緒に帰っているアサミちゃん。良くない友達がいる。

「すごーい! また物知りになったねー」

悠花はくしゃくしゃと茉祐の頭を撫でてぎゅっと抱きしめる。えへへ、と茉祐はとろける笑みを浮かべた。顔を埋めると、赤ん坊の頃からの甘い匂いが今もほんのりとする。茉祐の匂いだ。

「子供のことを大好きな親がいます。その親はいつも子供を送り迎えしていました。でも、そのことを学校の子たちにからかわれるようになってから、数か月に一回、学校の子が殺されるようになりました。犯人はその親でした。どうして学校の子たちを殺したのでしょうか」

今、地元で事件が起こっているからこそ、子供たちの関心を引いたのだろう。その上、茉祐のクラスメイトに被害者はいない。彼女たちにとっては他人事の娯楽なのだ。

「えー。なんだろう。難しいなー」

悠花は考えるふりをした。本当はすぐに分かった。

「ヒントあげようか?」

「ううん。全然思いつかないから降参! もう答え教えてよー」

水口の時は何度はぐらかしても、しつこく答えを聞いてきたから、諦めて答えてきた。一度ぴったり正解を当ててしまって以来、絶対に正解が分かるはずだという確信を持って水口は迫ってきていた。いずれにせよ水口はゆくゆく邪魔な存在になっていただろう。賢明な判断をした、と悠花は思った。そろそろ距離を置こうと思っていたので、リサイクルだ。いらなくなった関係性を有効活用できた。一石二鳥だ。親しくしていたからこそ、水口の行動パターンは読めたし、一人になる瞬間も分かった。あの水口が命乞いしていた。殺すつもりなどないというのに。ただ、少し地域の警戒心が上がれば良い。目と口を塞がれて写真を撮られたくらいでうるさかった。いちいちフラッシュとシャッター音に怯えていた。水口の胸や性器などまったく興味がなかったので、データはすぐに消した。あれから彼女は学校に来ていない。しかし、水口の心の傷とやらが癒えなくても、地域の犯罪の爪痕は消えてしまう。だからこそ、繰り返し行う必要があった。消えないほど深く爪跡が残るまで、警戒が緩んでくる度に、繰り返さなければならない。結果的に、この事件以外の事件は減ったように思う。防犯意識が高まったおかげだろう。平和ボケした隙を狙われてはいけないので定期的に殴ってやる必要がある。茉祐が平和に暮らすためにも必要だ。もし茉祐が通り魔やロリコンレイプ魔に襲われでもしたら。悠花は想像するだけで腸が煮えくり返った。

「仕方ないなぁ。教えてあげる」

茉祐はふふん、としたり顔で鼻を鳴らして、手招きをした。その様子がなんだかおかしくて悠花は笑ってしまった。

「子供と一緒に帰るため、でした」

怖くて不謹慎なクイズ、という自覚はあるようで、茉祐は悠花に耳打ちで答えを教えた。たしかに親に聞かれたら怒られそうだ。茉祐がこんな下品なクイズを知っていたことは秘密にしてあげよう。

「全然わからなかったよー。すごいねー」

悠花はまた茉祐の頭を撫でた。まだ髪の毛はふわふわだ。いつふわふわでなくなってしまうのだろう。その瞬間も体感したい。ずっとそばで見守っていたい。悠花はただ茉祐と一緒にいたいだけだ。本当にただそれだけなのだ。

そのためなら何だってする。

2024年1月19日公開

© 2024 曾根崎十三

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3.3 (12件の評価)

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"さ、い、こ、う、の"へのコメント 25

  • 投稿者 | 2024-01-20 16:53

    わからない、というのが第一印象でした。何度か読むうちに「もしかしたら筆者はとても暖かい人」で人の持つ優しいところに触れる作品だったから分からなかったのかと思いました。人生を振り返ってしまうような偉大な作品だと思います。

    • 投稿者 | 2024-01-20 20:59

      主人公がナチュラルにサイコパス、っていうのを書きたかったんですけど分かりにくかったかもしれません!
      愛する者のことすら杓子定規で計っている。
      他人に共感したり、優しくしたりをそれらしくやってみてるんですが、皆がやるようにはできないんです。そういう悲しい存在です。

      著者
    • 投稿者 | 2024-01-26 10:08

      お読みいただきありがとうございます!

      著者
  • 投稿者 | 2024-01-23 16:43

    「サイコパスとそれ以外で容易に分類できるほど人間はシンプルではない」
    まさにその通りですね。「ちょっと変わった人」レベルでサイコパスとか人格障害とか言ってたら、じゃ普通って何なんだ? ってことになっちゃいますから。
    だから私はサイコパスというのは存在しなくて、ソシオパスと呼ぶべきなんじゃないかと思います。あくまで社会の側が排除したい人間を排除するために、社会規範にそぐわないという相対的な価値観で断ずるのなら(それが良いか悪いかは別として)理屈は通ります。

    • 投稿者 | 2024-01-26 10:07

      お読みくださりありがとうございます。
      人間味のある等身大のサイコパスを書こうとしたらこんなことになりました。
      普通とは何かって、考えれば考えるほど分からなくなりますね。仰る通り、社会や文化が違えば異常者の規定も変わってくるものですから、彼女も住む世界がまた違えば異常ではないのかもしれません。

      著者
  • 編集者 | 2024-01-25 23:04

    サイコパスクイズ、ちょっと面白そうだなと思ってしまいました。あと、ポケモンの像というやつが気になりました。悠花の茉祐への愛が暴走している感じがしました。

    • 投稿者 | 2024-01-26 10:12

      読んでくださりありがとうございます。
      サイコパスクイズ、小説でもよく出てくるので、中2病の時にみんな通るイメージでした。
      ポケモンの石像は中学の通学路にあって、いつも気になってたので。割とあるものなのかと思ったらそうでもなさそうですね。デザイン石材なるものみたいです!
      全然知らない方のサイトですが……↓↓
      https://0845.boo.jp/heso/kawayoshi/town/sekizai/pokemon/home.htm

      著者
  • 投稿者 | 2024-01-27 07:39

    サイコパスという概念の曖昧さがよく表現されていると思いました

    • 投稿者 | 2024-01-27 09:31

      お読み下さりありがとうございます!
      王道サイコパス創作あるあるをしつつ、サイコパスに寄り添ってみようと試みたのですが、難しいですね。

      著者
  • 投稿者 | 2024-01-27 11:25

    少し癒された部分と、攻撃的な箇所がやってきて、締めはやっぱり何故か少し温かくなった。人の愛情、優しさと狂気は紙一重の描写なんだ。と思わされました。

    • 投稿者 | 2024-01-27 18:49

      読んでくださりありがとうございます。
      狂気とぬくもりが共存できていたなら良かったです。優しくありたいけど客観的に見たらたぶん優しくないんですけど、優しくしようとしてるサイコパスの話です。

      著者
  • 投稿者 | 2024-01-27 18:08

    さぞかし非道なサイコパスが登場するだろうと期待していましたが、搦手から攻めてきましたね。自分が愛する者のためだけに生きるんだけど、そのためには手段を選ばない。こんなサイコパスの在り方があるんですね。
    まゆちゃんと読むんですかね、幼子への愛情表現がどことなく変なのが良かった。慈しむという感じじゃなくて、どこか自分本位の愛し方なようで。
    なんだかいろいろと啓蒙された気分です。

    • 投稿者 | 2024-01-27 18:59

      読んでくださりありがとうございます。
      今回書くにあたって、サイコパスの特徴をいろいろチェックしたんですが、その中の一部に「目的のために手段を選ばない」「自己中心的な考え」もあったので、その特性を生かしました。
      読み方はまゆちゃんで合ってます!
      サイコパスクイズを意図せず当ててしまうような、そこはかとないズレを孕んだ子が、すごく人を好きになったらこういう歪な愛し方しかできないんじゃないかなと思いながら書きました。

      著者
  • 投稿者 | 2024-01-28 00:07

    曾根崎さんの作品でお馴染みの独善的な愛情を持った主人公でしたが、今回の合評会のさまざまな主人公の中で個人的に一番ぞっとする主人公でした。こういう人物を内側から描くのは難しそうに思いましたし、正直に言うとちょっとまだ弱い気もしましたが、少ない字数を考えればそれは無いものねだりであり、その難しい課題に挑んだ作者の心意気に敬服しました。

    『イントゥ・ザ・ディープ』という、民間の発明家を追ったドキュメンタリーがありまして、その撮影中にその発明家がしれっと猟奇殺人を犯したために当初の意図と全く違ったものになってしまったものなのですが、最後のインタビュー映像で彼自身がたしか「サイコパスって自分がサイコパスとわかるものなのだろうか、わかったとしてどうしたらいいんだろう」みたいなことを言ってたのを思い出しました。

    • 投稿者 | 2024-01-28 01:39

      お読み下さりありがとうございます。
      いやー、文字数足りなかったです! めちゃくちゃ削りました。ただでさえ社会常識から外れてしまっている人間の視点で描いているのでもっと説明がいるかとは思ったんですけど削りに削って何とかコレになりました。
      本当その発明家の仰るとおりの気持ちの主人公です。サイコパスクイズに全部当てはまる人間を書こうと思って、サイコパスはどうしてそんな答えをするのか結構真剣に寄り添って考えたので、「サイコパスって自分がサイコパスとわかるものなのだろうか。わかったとしてどうしたらいいんだろう」は主人公の気持ちの代弁のようで、今コメントを読んで謎に感激しました。

      著者
  • 投稿者 | 2024-01-28 02:44

    想像するだけではらわたが煮えくり返る人、私も一人知ってます。その人がはらわた煮えくりかえった所も一回見た事があって、うああ。って思ったんです。その時。想像じゃんって思って。そのことを思い出しました。あの人サイコパスだったのかなあ。
    まあ、でも、私も想像しただけで不安に駆られてお腹痛くなったりしますからねwww
    がんばれ悠花ちゃん! 茉祐ちゃんの事を守れるのは君しかいない! がんばれ! もっとやれ!

    • 投稿者 | 2024-01-28 13:03

      お読み下さりありがとうございます!
      本当にはらわた煮えくり返っちゃったらモツ煮込みになって美味しそうですね。煮えくり返るだけだったらサイコパスじゃなくても全然ありそうです! 煮えくり返ってる人の中にサイコパスが混じってることも全然あると思いますが。
      私も緊張するとおなか壊すし、人間いろいろです。
      そうだそうだ! もっとやれ! 多分これからもっとヤバいことに手を染めてしまいそうですけど、それも楽しみです! もっとやれ! 応援上映したくなりました。

      著者
  • 投稿者 | 2024-01-28 11:56

    サイコパスクイズの答えがガチサイコパスでこれを考えた曾根崎さんの心の深淵を見た気がしました。子供かわいいですよね。いとことか甥っ子姪っ子とか血のつながりがあればなおのことかわいいです。その子のためなら何でもするわかりみが凄かったので★5

    • 投稿者 | 2024-01-28 13:16

      お読み下さりありがとうございます。
      サイコパスクイズを真剣に考えて正解する人を見たことがないんですけど、いたら「え? サイコパスやん!」って絶対なると思って、一生懸命サイコパスの気持ちを考えました!
      幼子のかわいさが溢れてるんです。さすが靖彦さん! 身内ならではの愛着も溢れているので、サイコパス視点的解釈をすると、そのうち悠花ちゃんは茉祐ちゃんのことを産みたくなりそうですね。

      著者
  • 投稿者 | 2024-01-28 15:07

    読んでいてサイコパスってなんなのだろうなあと思わせる作品でした。人格の障害というより、ある環境とそれに適応しようとした人間の営みのあらわれなのかもしれないなあと。容疑者Xの献身とかの石神とかもあれをどう捉えるのかと。

    • 投稿者 | 2024-01-29 17:12

      お読みくださりありがとうございます。
      サイコパスも人間なので、人間味のあるサイコパスを書こうと思って書きました。いわゆるヤンデレだとかメンヘラだとかそういう方向性でもあるのかもしれませんが、みんな一生懸命生きてるんだな、みたいな気持ちに私も書いててなりました。

      著者
  • ゲスト | 2024-01-29 00:06

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    • 投稿者 | 2024-01-29 17:15

      お読みくださり、ありがとうございます。
      私も男に見えるかなーと思ったんですけどまぁ序盤ではどっちでもいいしな、みたいな気持ちだったので。被害者になってさえもらえれば……。
      サイコパスの判断って極端なイメージがあったのでサイコパスになりきって判断したところそうなりました。
      尺が足りなかったですねー。でも限られた尺で何とかするのも力量なのでがんばります!

      著者
  • 投稿者 | 2024-01-29 15:17

    茉祐が大人になるにつれ主人公はどう変化するのか知りたいと思いました。自分が愛せるあり方しか認めなそうなので。

    • 投稿者 | 2024-01-29 17:16

      お読みくださり、ありがとうございます。
      そこなんですよね。というか幼児性に愛着を感じてしまっているので、大きくなった時に今まで通りの愛着が持てるのか? 持てても持てなくても不安な未来ですね。

      著者
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