一般社団法人ライトハイク協会が2月7日、港区立赤坂中学校・赤坂小学校で詩の教室「ライトハイク教室」のモデル授業を中学1年生(7年生)51人を対象に実施する。

 ライトハイクは、季語や定型(5・7・5)等のルールのない自由詩。上下語数を揃えた「二句一連(Parallel uni-verse)」の詩形を用いて「俳(HAI)」を掲げ、上の句と下の句で、言葉を結ぶ。

 ライトハイク協会は、万葉の時代から現代の短詩系文芸に受け継がれてきた「俳」のポエジーを国内外に伝えることを目的とする。その手段としての新しい詩形を用いて、世界に明るい詩を広め、ゆくゆくは言語・国籍を超えて一編の詩を結ぶ、新たな文芸文化の創造を目指す。

 ライトハイク教室(詩の教室)は、世界共通のライトヴァース(軽妙洒脱を旨とした明るい詩)を目指す新たな自由詩「ライトハイク」を用いて、楽しくポエトリー・ティーチャー(詩の先生)と触れ合うことで、子どもたちに本物の「詩体験」を届けるために企画された。

 本物の詩人の言葉に触れてもらうために、詩の先生(ポエトリー・ティーチャー)を毎回迎える。詩の先生は、俳人・歌人・柳人等に留まらず、小説家・噺家・作詞家・脚本家、放送作家、コピーライター、アナウンサー、ラジオDJ、その他「言葉」のプロフェッショナルである「詩人」を招聘。

 今回の詩の先生として、ライトハイク協会理事でもある落語家の林家たい平を迎える。
 また昨年10月10日に、世界の人たちと言葉を交わして一編の詩をつくる公募サイト「結ぶ言葉 ライトハイク」を起ち上げた。「結ぶ言葉 ライトハイク」では毎月、お題ゲストを迎えて、言葉(1フレーズ)を提示。そちらを上の句と見立て、同じ語数(文字数もしくは単語数)で結ぶ下の句を募集している。2月は、俳人の長谷川櫂がゲスト。お題は、2月1日に発表する予定。

 なお2月の公募では、お題を下の句に見立てて、上の句を結ぶ「櫂結び」を実施するとのこと。