にいがた経済新聞社が主宰する「第1回NIIKEI文学賞」のショートショート部門受賞作が決まった。大賞は中川マルカ「おにぎりの達人」で、そのほか佳作6作が選ばれた。

 今年5月末で作品の募集を締め切り、合計279作の力作が集まった。選考委員による最終選考会が先日行われた。

 佳作に選ばれたのは、酒井生「魚沼の娘」、小林猫太「【三週連続企画】密着!知られざる魚沼産コシヒカリ警察24時」、岡田麻沙「波打ち際」、長谷川昭子「半殺し」、橋本敦「飲み過ぎ注意」、渋皮ヨロイ「世界の終わり」。

 なお、純文学部門は11月15日、エッセイ部門とライトノベル部門は11月29日に発表される。

 大賞作は11月9日に公開されている。作者の中川マルカは、現在開催中の西崎憲が主宰する「惑星と口笛」による「ブンゲイファイトクラブ5」でファイターとして本戦にも出場している実力者。佳作の作者にも見知った名前が多数あり、今後の発表も楽しみである。