「文藝」(河出書房新社)が、ソニー・ミュージックエンタテインメントが運営するサービスmonogatary.com主催コンテスト「モノコン2023」内の企画と共同して「文藝×monogatary.comコラボ賞」を創設。8月10日から作品募集を開始した。応募締切は10月18日。
 monogatary.comは、毎日運営より出される「お題」へ自由に「物語」を投稿でき、それに対して挿絵やコメントをつけるなど様々なリアクションをして遊べる小説投稿サイト。過去「モノコン2019」からは、NHK「紅白歌合戦」にも出場した〝小説を音楽にする〟ユニット「YOASOBI」が誕生するなど盛況を見せている。
 創刊90年を迎えた文藝と今回の企画が実現。「モノコン2023」の賞の一つとして『「文藝」創刊90周年記念企画 鳴り響け、文学! 文藝×monogatary.comコラボ賞」を創設。対象お題として「邂逅」に沿った1万字~2万字の小説を募集。選考委員を芥川賞作家の金原ひとみが務める。
 大賞には賞金30万円が贈られるほか、大賞、佳作受賞者には担当編集者がつき、受賞作をまとめた短編小説集として河出書房新社から書籍化される。
 「モノコン2023」では、7つの「賞」それぞれにひとつずつ「お題」を設け、その「お題」に投稿された「物語」の中から優秀な作品を、各「賞」それぞれの形式で作品化する。詳しくは特設サイトで確認を。
 先に発表された文藝賞「短編部門」では、4000を超える応募作から16歳の高校生が受賞するなど話題を呼んでいる。どれくらいの作品が集まるか、そしてどのような受賞作が生まれるのか楽しみにしたい。